当ブログの題材リスト

  1. 堀江晶太 楽曲レビュー
  2. アルバム「敗者復活戦自由形」レビュー
  3. 川谷絵音と米津玄師について。
  4.  Avicii特集
  5. ヴィオラ魅力特集
  6. remix残念特集
  7. エドシーラン特集
  8. m@gicについて
  9. 小室哲哉作曲ベスト10
  10. オーケストラ特集。
  11. はるまきごはん。
  12. 09年〜18年アニソン特集。
  13. UK名盤集。
  14. パクリとオマージュ。
  15. ストラヴィンスキーについて。
  16. 川井憲次の音楽 
  17. ヒッポホップについてのなんか。
  18. ずっと真夜中でいいのに について。
  19. unison square gardenについて
  20. ヴェートーヴェン 交響曲 全楽曲レビュー(相当先になります)  
  21. ジョージ・ガーシュウィンについて
  22. ラヴェルについて
  23. ショパンとリストについて
  24. 平成リリースアルバムトップ50
  25. プリンスについて
  26. 石野卓球サウンドについて。
  27. ゲーム音楽特集
  28. X Japanについて
  29. 電波ソングについて
  30. 世界からみた日本音楽
  31. ブルース歌手について
  32. 「方向性の違い」を考える
  33. なぜアニソンは下に見られてしまうのか
  34. 音楽の都「ウィーン」について。
  35. EDMについて
  36. 悪ノpについて
  37. The Beatles作品について
  38. スーパーカー
  39. ナンバーガール
  40. ブルースの歴史
  41. 細野晴臣について
  42. アジカン
  43. 00年代音楽
  44. アノアタリ
  45. tom-h@ck
  46. 稲葉雲
  47. 音楽プロデューサーたちの功績。
  48. mr.childrenのアルバム解剖。(パート分けしています。多分part5くらいで終わる)
  49. ryo(supercell)プロデュース楽曲ベスト10
  50. 米津玄師が爆伸びする理由を考察
  51. led zeppelinがもたらした影響
  52. プログレ5大バンドについて
  53. ジョンレノン ソロアルバムについて
  54. 筆者が思う、教養レベルの音楽紹介
  55.  菅野よう子プロデュース楽曲特集
  56. ナユタン星人の楽曲について
  57. ピアノソロアルバムおすすめ10
  58. 音楽の根元について-なぜ人は音楽に身を寄せるのか(ほぼ自論)
  59. 音楽の歴史
  60. 知らないと損「古典派〜現在」までにおける稀代の作曲家達
  61. VOCALOID文化がメインストリームに与えた者
  62. ラテン・ブラジル音楽 
  63. トラップとヒップホップ
  64. 植松伸夫の劇伴おすすめ
  65. ゲーム・ ドラマ音楽の傑作
  66. ナナオアカリ・須田が平凡な理由
  67. テンプレ楽曲はつまらない

組曲『惑星』ホルストが提示した7つの世界

ホルスト木星は小学校の音楽で習うほど今では定番な楽曲となりました。しかし同時にこうも思います。「なぜ他の惑星音楽が知られていないのか?」その疑問の私感アンサー は後半に書きますが、世間体で知られていないのが勿体ないほどに全体を通して聴く組曲『惑星』の迫力であったり、楽曲に散りばめられたあらゆる要素は素晴らしいものです。今回の記事は全体としての惑星シリーズの魅力を中心に書いていきます。

 

 

火星-戦争をもたらすもの

 人生ベスト10楽曲を聴かれたら絶対入れる1曲.カッコよさのロマンが常に躍動している楽曲。一貫して持続する強烈なリズム(4分の5拍子)が与える曲の迫力さというのをボレロの15年前にやってのけた凄さ、そしてこの曲が第一次世界大戦前というのも、「戦争をもたらすもの」という点で予見的。そして、一度聴けば中毒にもなるこのテンポ、そして楽器が示す暗黒さなどのちのスターウォーズにおけるダースベイダーのテーマに見事受け継がれていく(4m17sあたり顕著)、そしてそのまた数年後にジェームズキャメロン(タイタニックアバターの監督)の出世作になるターミネーターの脚本を執筆する時にこの音楽を流しており、のちにT2(ターミネーター2)のテーマで有名なデデンデンデデンにつながったことはほぼ間違いない。クリエイター(とくにsfジャンル)に影響を与えやすい楽曲でありながら、今でも通じる普遍性があります。

 

金星-平和をもたらすもの

 イントロのホルンの使い方からthe star warsという感じがしませんか?。穏やかでありながら流動的なメロディを奏でる弦楽器とそれを支えるクラ(クラリネット)のローテンポ感が特徴的です。あとスラーを多様してつなぎ目があまりないようにしてます。それらが盛り上がって4m28sで躍動するところは心が浄化されます。そしてその後のvinソロがまた哀愁的であり、印象的ですね。組曲:惑星の中でも一番聴きやすいタイプの楽曲です。後半のクラからはじまって管楽器、そして弦楽器と包容していく感じが、マーラーのアダージェット的とも言えますね。終盤フルートと鉄琴の兼ね合いで締めるのがロマンチックだと思います。

 

水星-翼ある使者

テンポがあらゆるところで変容していき、あらゆる楽器が踊るようにそれぞれソロがある構成がこの曲の特徴ですね。そして聴いていくうちに一つにリズムを何度も慣らしていく、この作品でも一回爆発ながれは金星と似てますね。とにかく楽器の主張が激しい映画ですね。翼ある使者達が舞妓する絵面を私は想起しました。4mと惑星シリーズを通した最短の楽曲ですが、質の高さ目立つ曲でもありますね。

 

木星-快楽をもたらすもの 

 さて、おそらく一番有名な木星。しかし、火星・金星・水星を聴いた後の木星は正直なところインパクトにかけると思います。というのも、上記3曲の展開にしっくりくる部分が多く、尚且つテーマをしっかりと再現できている反面、木星はイントロと有名なメロディにいくまでになんとなくつっかえる感じが個人的にします。また、こうすればいいのになという意味で、冒頭の感じで進めばいいものを壮大なテーマ曲っぽく曲の方向性を変えたような気がします。聴き手側のテンションとして冒頭から2m55sまでと、それ以降とでは全くの音楽と受け取る人が多いのではないでしょうか。私が馴染めないのはその違和感を何度聴いても消せないからです。それぞれの要素はいいのに上手く噛み合ってない感じがする。今ではあまり好きではない楽曲です(というか小中の授業で流れる時は毎回サビしか流さないのはなんなんでしょうかね )

 

土星-老年をもたらすもの

多分一番クラシックの流れにそう楽曲が土星だと思う。なぜならば楽曲のバランスがこの曲だけ偏りがそこまでみられないからだ。ホルンがスッと入っていく感じであったりパーカスが微かに支えて、そこからトロンボーンベースにホルンが主張してくる感じはよくあるし、総合的な金管の主張のあとに弦楽器が流動的に流れて合流して上下に音楽が奏でられていていく構成はそこまで気を衒ってないように思える。フルートとクラも暗鬱さに徹っするとおもいきや、3m47-4m06s付近で明暗を交互に表現して、ペットの重低音がはいってきて、どんどん上がってペットで頂点を極めるこの感じはやっぱりどこかホルストの作家性というものがにじみ出ている気がする。そしてある程度激しい曲調が続いたのち6m00前後から弦楽器が下地となって、ハープが主張して、フルートの明るい側面がしばらく続いて、しだいにハープと絡み合い弦楽器がまたここで合流してくる手際もまぁ見事そして、最後にだんだんと楽器がフェードアウトして弦で締めるっていのがいいですよね。ロマンチックな楽曲です。

 

天王星-魔術師 

 音楽の調子や色が魔法使いの弟子っぽさを感じる人は多いと思う。(一般的にはディズニーのファンタジア一節のほうきが魔法によって暴走する時に流れるアレ)と思ったら実際、影響を受けていたという事実がわかった時の高揚感。魔法使いの弟子よりも、一層壮大に音を伸ばしている感じがよりホルストっぽい。ただ壮大さを纏うがゆえに、全編クライマックスといってもいい展開が続くのが少し酷なところ。鉄筋の使い方はすごく秀逸ではあるのですが。(SFっぽい感じが実はホルストの作曲術の力かと思うレベル)そしてなによりも最後のあのオルゴンのミスマッチさが、尻すぼみというか、おいおいそこで終わるのかよっていう印象を持ってしまう。リズミカルでありながら弦楽器の鳴きの表現がいいですよね。あとクラリネットの料理の仕方がすごくコミカルで聴いてるうちに笑ってしまいます。

 

海王星-神秘をもたらすもの

 本当しつこいようで申し訳ないですけどスターウォーズに流用してもバレないレベルでスペースオペラ音楽として成立するこのクオリティの高さ。若干ファンタジーっぽさもあって気持ちがいいです。ヴァイオリンを主旋律にして、影にクラリネットを置くことでここまで神秘性をだせるのかとおもうくらい作曲術が上手いと思います。この曲でもやはり味付けとしての鉄琴の音の幅広さがわかりますね。

 

 

 総評的なアレ

 

1914-1916年の間に作曲されたものが、今聴いても古さを感じない普遍性と後世に与えた質的影響が凄まじい。1900年という我々が想像する「クラシック」最後の時代にストヴィンスキーおじさんという化物が創生したの二大楽曲火の鳥(1910)春の祭典(1913)の登場により以前以後という境目ができるのだが、ホルストはまさに以後の第一世代と言えるであろう。そして、現代における最高の劇伴作家、ハリウッド映画を体現した巨匠ジョン・ウィリアムズ(SW・ET・ジュラシックパークジョーズハリーポッター)の人気楽曲の半分以上がこの二大作家のミームを引き継いでいるとみて間違いないということですな。

 

 

メイン・タイトル (エピソード IV:新たなる希望)

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レイア姫のテーマ (エピソードIV:新たなる希望)

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Main Title / First Victim

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今回はSF的な側面と、リズムで楽曲を魅せたホルストについてを語ってみました。

次はストラヴィンスキーについての考察記事を書きます。テーマとしては破壊と衝動です。そちらが公開された際に併用してこの記事を読んでいただけると、音楽がより楽しめると思いますのでどうかよろしくお願いします。ではまた次の記事で

これから出す記事の概要

暇人こそ評論・感想をするっていうツイートをみて本当その通りだなと痛感する毎日。

今回の記事は解説・感想ではなく、今下書き段階で、今後「あげられそう」な状態にしあがっている記事の概要と進捗について書きます。

 

1.amazarashi全曲徹底解剖(初期作~ボイコットまで)

全曲なんて見栄を貼った結果、毎日どこかで「あそこをどう表現しようか」と考えずにはいられない日々を過ごしています。amazarashi、ひいては秋田ひろむという音楽家が好きだからこそそれらの良さをどのように他者に「伝える」かが鬼門の一つです。

今の調子ですと、ギリギリ年末かなといったところ。

2.久石譲の音楽世界

多分、タイトル自体初公開だと思いますが、今一度久石譲という音楽家がこれまで紡いできた音について、あらゆる視点から紐解くことがメインとなっております。

3.菅野よう子 女流音楽作家

こちらは今のところ4部構成となっております。手掛けた楽曲数が1000を超えるためです。色々書きやすそうと思い、書き始めたものの全然そんなことなく、むしろ一行埋めるだけで一ヶ月終わったとかそういうレベル。なんとか乗り越えて一般に出したいです

4.米津玄師を構成するもの(仮題)

これはまだ2行ほどしかかいていないため、2020年にはあがりませんが21年~22年初頭までには公開したいと思っている記事です。心意気としてはいつも通り「既存の記事」を凌駕する濃度の深さを目標に取り組みます。タイトル的におそらく沢山人が見にくるでしょうし。

5.1900年代から2010年代までの音楽変化

難しそうに見えて意外と筆が進んでいるのでこの調子が長く続けば今年中に出せます。

6.Avicii音楽 edmと革新

そもそもaviciiが亡くなる前から下書きはあったものですが、さらにグレードアップした物を出そうと思っていたのと、某人から依頼があったという理由から書いています。5000文字ほどの記事で収まると思います(長くても6,7000)

7.akaneから読み解く音楽解説

Puhyuneco氏の音楽が興味深いのでそれらを私がわかる範囲で書く記事。

今のところ2022年を予定しています。

 

 

 

ざっとこのくらいです。

下書きの数で言えば優に100を超えているのでもっと出したい記事は沢山あるのですが冒頭にも書いた通り、見通しが立っている記事は上記の7つになります。自分でも偏ってる印象はありますが、音楽ブログなんて自分が偏愛している物を書く物なのでご愛敬

 

以下 駄話

 

米津アルバム straysheep こちらは単体で記事を書くほど衝撃は受けなかったですが、後期米津作品としてみれば最高傑作といっても過言ではないクオリティでした

ただ、野田洋次郎とのコラボ楽曲があのレベルか、、、という若干の失念がありました。やはり才人同士のコラボほど不毛なものもないなと改めて実感しました。

 

三夜アーティストの一角を担うヨルシカの最新アルバム盗作も、正直期待外れもいいところ。ナブナが本気であの歌詞を書いたとしたらそろそろ限界が見えたかなと思います

もう少し自分の得意な方向性で勝負すればいいのになと思ったり。そう言う意味では前作及、前々作の二枚からなるコンセプトアルバムのほうがよっぽどマシでしたね

 

sai96i.hateblo.jp

sai96i.hateblo.jp

今読み返すと恥ずかしいくらいレベルの記事も戒めの意味を込めて置いておきます。

 

パクりは悪ではない ~オリジナルかそれ以外~

秋元康の熱烈なオファーにより成立!!とMステで堂々と宣伝して、いざアイドルが歌う曲を聞けば「曲として全く面白くない」の一言に尽きるような感想を持ってしまった。90年代に大量生産した楽曲をどこか連想してしまう、ある時代に取り残された臭いがしてしまった。衰えというよりも現在の流行をしっかりと把握できなかったのだろうと思ったり。ともかく勝手に一人で失望したものです。

 

 

以下本題 

 

自分でもかなり振りきったタイトルを付けたなと思うくらいにはインパクトがあると思います。当たり前のことを遠回りして説明する。そんな感じの記事になってます。

世論でいう「パクリ」に良い印象を持っている人は非常に少ないと思う。

家族もしくは友達・ファン同士の会話において

「〜って〜のパクリじゃん」というのは少なくないと思う。言い草として悪意があるかないかによって捉え方は変わるが、少なくとも言われた側はいい気分にはならない。 

たしかに、既存作品の真似をするのは、一見悪行と思えてしまう節がある。しかし、どのような作品にも「何か」から影響(なぞる・真似る)受けていることは確かだし、触発・動機なくして創作というのは成立しない.(仮につくっても作品として底が抜けるか、晩年の映画監督にありがちな型ちが整ってないパラノイアの集合体でしかない)

 

 パクリそのものはあらゆるコンテンツにおいて必要な過程です。

 

Q.ではオリジナル作品として評価されるものと、俗に言うパクリの焼印を押されてしまう作品での差は何か? 

 A.元ネタを完璧にコピーした上で、自分の印鑑を押す。そしてコピーした作品に敬意を持ち、オリジンを主張しないこと。

 

端的に言うと本物以上の偽札を作るとでもいいましょうか。

 

パクリがうまくいった例と、悪くなった例を挙げる。

 

 

・敗者復活戦自由形/完全無欠絶対的Ruler

www.youtube.com


REIGN - 完全無欠絶対的Ruler MV Full Ver.

 

これは悪い例です。完全無欠絶対的Rulerの方は、あまりに酷似していため、公式が一度原曲を消し(事実上、出来のわるいパクリと認めた)、リアレンジver.を投稿したので、初めてこの曲を聴く人にとってはパッとわからないかも知れませんが、イントロの不自然は誰でも抱くでしょう。そしてイェーイと叫ぶタイミングであったり、その他もろもろが敗者復活戦自由形に影響を受けていることは間違いありません。

penguin reserachの楽曲と言うより堀江晶太(penguin research)氏が作曲する曲がかっこいいのはわかりますが、そこを表層だけ真似てしまって、中身がスカスカと言う例です。作曲者の力量が足りなかった一例です。

・closer/orion,Diamonds and Guns/砂の惑星

Closer (feat. Halsey)

Closer (feat. Halsey)

  • ザ・チェインスモーカーズ
  • ダンス
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

 

元ネタであるcloserより魅力的ではなく、構成の面でも工夫した試しがない。日本人はサビがないと受けないという持論から「サビ」の導入はしているものの、他は全て劣化コピーといって差し支えない作品。 

Diamonds and Guns

Diamonds and Guns

  • トランスプランツ
  • ロック
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

 

砂の惑星にいたっては名義上莫大な再生回数を記録さえしたが、そもそもボカロでああいった曲は受けないとわかっていながら、「あえてそう言う曲でいこう」という言い訳の元発表されたが、キャラクターとしての初音ミクが歌う以外に、あの曲は非常に平凡なまでの作品。Diamonds and Gunsが持つ、あのローテンポが全くいかせていない。英語で歌う場合と日本語で歌うのとではあのテンポが持つ味が違ってくる(語感)。歌詞が警鐘的でもあり、騒がれた曲ではあるが、曲そのものに良い反応があったわけでもないと思う.おまけにタイトルが*1砂の惑星ときた。つまりこれは中身からタイトルまで全てが「既存作品の借り物」としての域を出ていない。

 

・ You Need Me, I Don't Need You /loser 

You Need Me, I Don't Need You

You Need Me, I Don't Need You

  • エド・シーラン
  • シンガーソングライター
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

同じ作曲家でも成功したパターンもある。その際たるものがこの二曲。You Need Me, I Don't Need Youとの共通点としてはテンポと歌い出しの前の音が似ているというところ。しかしloserに関してそ以外では米津節として曲の世界観が現れている。

bmpも121前後を取っていることで言語の違いにより語感の違和感をなくすことにし成功している。(砂の惑星の場合、日本語歌詞を当てはめるには合わないテンポ)要するに砂の惑星は曲選びに失敗しただけ。

さらに主戦の楽器をギターにすることでメロディがひたすらなるように作曲をし、原曲よりも耳に残りやすい音として昇華している。この曲は洋楽的なアングラなテンポを見事に邦楽として変換させ、元ネタよりも質が高い楽曲にした傑作だと私は思う。

 

これは余談だが、米津楽曲は既存の有名タイトルをそのまま、自身の作品にくっつける傾向が多い。残念なことに砂の惑星では、敬意や、元ネタ以上の良さは感じなかったが、ハチ時代の作品である「恋と秒熱」はそのまま、宮沢賢治の作品を引用し、ゴーゴー幽霊船では「春と修羅」の一節を歌詞に反映させてる上に、しっかりと敬意を払っている。パプリカも本人は言わないが、筒井康隆原作のパプリカを、今は亡き今敏が劇場アニメにした経緯でつけていると断言してもいい。そうえいばストレイシープの先陣曲も「カムパネルラ」でしたね。宮沢賢治は偉大です。

 

アニメの場合

『新世紀 エヴァンゲリオン

 

 本作は90年代後半に登場し、その後のアニメーションの雰囲気的な意味での作風とキャラクターとしての手本として王座に君臨する作品とされているわけですが、本作のアプローチ的な意味では決して新しいものではないです。特撮で有名なウルトラマンや、ナウシカでおなじみの巨神兵をモチーフの一つとして取り入れていることはあまりに有名ですし、旧劇のオチはデビルマンの漫画版に準ずるところがあります。当然ロボット物として意識したであろう機動戦士ガンダムも入っていれば、サブタイトルに代表されるように、名作SFの邦訳タイトルをそのまま引用していたりする。(そのほかにもエヴァの要素となったものは多々あるが、キリがないため割愛) 

 

 

小説の場合

ソードアートオンライン

 

 

仮想現実内でのゲームにおける死が現実につながってしまうという設定。どうも本作以降のライトノベルで似通ったテーマで作られた作品はSAOのパクリと言われてしまう。

原作者の川原礫が2000年代はじめには本作の初稿があったことを踏まえると、日本における流行りを見据えた先見性のあった作家だし、アクセルワールドなどにも共通するが(話の出来はともかく)面白そうと思える設定を創るが上手い。だからこそ売れる。では、SAOが記念すべきオリジンかと言われるとそれは別である。1989年に刊行されたクラインの壺や、70年代から、要素として確立されていき、80年代初頭にジャンルとして確立されたサイバーパンクの文脈がある。SAOにおけるサバイバル要素はsaoのweb連載(2002年11月~)の3年前にあたる1999年に出版された高見さんの「バトルロワイヤル」

 

バトル・ロワイアル

バトル・ロワイアル

 

 

のフォロワーであることは、川原礫が1974年生まれであることを踏まえれば間違いなく影響下を通っている。当然日本の映画,とりわけ押井守の影響が強い.(ここでいう押井映画はavalonであり、実際にそれがggo=ガンゲイルオンラインにつながったことは作者も認めている)

因みに映像的な意味で言うと、アニメsaoとしてもavalonの影響はある。

しかし、AVALONは人を選ぶ作品なので容易に手を出さない方がいいです。なんせ押井守の実写映画ですから。

 

アヴァロン [Blu-ray]

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こうした経緯を踏まえれば、冒頭にも少し記述した通り、作品Bが作品Aのパクリであるならば作品Aだって作品A‘の真似で、A‘は~のと延々繰り返すことになり、結局最後は何も残らない。厳密な意味でのオリジナルを確立した人というのは存在しない。しかし、極端なことをいっても仕方がないし、実際にはあらゆる分野で「体系」として確立させた人がいるからこそ、様々なことが発展している。ここではオリジナル(以降、オリジン族とする)を確立した人たちについて少し述べる。

オリジン族と言っても過言ではないひとたち。それは音楽の代表例であればバッハ(1685-1750)は誰しもが納得できる人物である。万能の天才と謳われたレオナルド・ダ・ヴィンチ(1452-1519) 文豪上、もっとも優れたと言われるウィリアムシェイクスピア(1564-1616)人口論をかいたマルサス(1766-1834)キュビズムの始祖とされるパブロピカソ(1881-1973) アニメーションの元祖ウィンザー・マッケイ(1869-1934) 映画の技法を開拓したDWグリフィス(1875-1948)現在における漫画のコマ割と、テーマに悲劇性を持ち込んだ手塚治虫(1928-1989)、ベーオウルフを元にファンタジーの黄金律を指輪物語で確立したトールキン(1892-1973)など、基本的には一世紀に一人の割合でしか(少なくとも同じジャンル内で)オリジン族に属する人たちは現れないし、(上記に羅列した中でも厳しい人はいくらかいる)本当の意味で「オリジナル」という要素を掛け合わせているのは甘く見積もっても上記に書いた人たちだけである。

 

つまりそれ以外の人はその時代が生むテーマと、自分がそれまで見てきた数多の作品から換骨奪胎と引用を繰り返して、より新しく・革新的に見えるものを提示するほかない。学ぶという単語の語源が「真似ぶ」にある理由はおそらくそういった意味もあるはず

新しい酒は新しい革袋に盛れ

マタイ伝に書かれている文章で、直訳すると「新しい酒をいれるなら、それに見合うだけの新しいの袋にいれろ」ということです。しかしながら、これは今の時代通用しない。なぜならば母数、基盤があまりにも拡がりすぎたせいで「新しい袋」をつくるだけの枠(置く場所)がほとんどない。

であるならば、どうするか。古い酒を新しい袋に入れるということだけである。実際にスターウォーズなんかはまさにそれで成功した。

それまでパルプマガジンに乗っていたファンタジー物を、神話の体裁を取った上で、魅力的なSFガジェットを盛り込む(c3poメトロポリスからの引用)ことで話自体は、過去の文脈にそった内容でありながら、当時にしてみれば全く新しく感じられるコンテンツになった。

 

今の作り手が悩む共通として面白い物を既に上の世代が作ってしまったことにより何を発表しても目新しさがないこと。つまりコピーのコピーのコピー世代となった以上どうやっても何かしらの真似であることを指摘されてしまう。時代の流れから言って仕方のないことである。たまに、脱構築物をいじり倒した傑作は十数年に一度出ているが、それらは狙って作れる物でもない。

(40年代-80年代に生まれた人たちは手垢のない元ネタ・題材があった) しかし今では何を元にしたって誰かが過去に参照しヒットを作ってしまっている。

この現状は致し方なく、日々新しい物を作るために邁進 していくほかない。

 実写映画・アニメ・音楽・絵・文体 どのカテゴリーをとっても、パクることをしなければそもそも成立しえない。それぞれの界隈で巨匠と呼ばれる人(日本を代表する意味であれば宮崎駿手塚治虫黒澤明の三巨人)ですら、そうした真似ごとをして自己確立をしてきたことは、ここまで真面目に読んでくださった方々ならわかるであろう。

結局、パクる過程においてどこまで完璧に学び、そのうえで自分らしさを出せるかが肝である。しっかりと学べる人は元ネタを悟られないようないい作品をつくるし、パクりに対して狭い視野でしか物事を測れない人たちが作る作品は劣化コピーの大量生産と言うことは往々にしてある。

 

 

amazarashiというアーティストが、とある一曲の中でこう綴った歌詞がある

それをいちいち悔やんだ 今更どうにもなりはしない 核心はもっと深いところ、僕が生まれた由縁にいたる 父と母の出会いから、もっと言えばその血筋から、そして最後に行き着く場所は宇宙が始まるその確率

 

 今回オリジナル論を書いていて、ほんの少しに似通ってるなとおもったので載せておきます。

 

 

結論

パクりは悪行ではないし、寧ろやるべき。どれだけパクれるか、そのクリエイターの能力こそ是非を問うべき。

オリジナルを主張をせず、影響を受けたコンテンツへ敬意を示す。

あらゆるものを引用して創られた作品で、しかもそれを見た大衆が喜ぶという一連のサイクルが生まれたコンテンツに対してパクリだなんだとこと自体野暮であることは言うまでもない。ほとんどの作品はミクスチャーでしかないのだから。

 

 

*1:古典名作SF小説でその後のあらゆる作品に影響を与え続けている作品

人気劇伴の魅力を考える。

私が思うに日本ドラマは歌ありの曲よりも、インストだけの曲,所謂劇伴の方がいいというパターンがある気がする。なぜかと言えば、私が好きになったドラマは基本的に劇伴で泣かせにくるものが多いという単純な理由。今回取り上げるドラマはメジャーなタイトルのものだけを取り上げ、読み手が本編見たことがなくても、音楽だけは知っているという形で記事の言葉による感覚を共有できたら幸いである。

(ドラマタイトル/曲名)

ガリレオ/知覚と快楽の螺旋・リーガル・ハイ/legal-high・ライアーゲーム/LIAR GAME

実写版カイジ/Main titile・踊るシリーズ・RHYTHM AND POLICE

こうして書いてみると意外と共通点が見つかりやすい。まず第一にメロディではなくリズム重視で魅せている曲が多いこと。二番目に盛り上げが非常に秀逸。そして最後にイントロが強烈。

 

・知覚と快楽の螺旋

vs. ~知覚と快楽の螺旋~

vs. ~知覚と快楽の螺旋~

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この曲、実は「狙って作って、見事に当てた」という意味で製作者の力強さを感じられる曲でもある。福山雅治が本作を表現するときにどのような音楽性の曲にしたかったのかは明白である。それはなにかと言えば「007のメインテーマ」のギターのメロディ

James Bond Theme

James Bond Theme

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 これを基に,より洗礼された音楽を作ったと考えてまず間違いない。あとちょっとルパンが入ってる。大野雄二的特有の曲の汚さ(比喩表現)はおそらく継承されている。

ちなみに数あるバージョンの中で私はこれが好きです。

Theme from Lupin III '78

Theme from Lupin III '78

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 というかジャズでかっこいい曲を作ろうっていうスタンスでルパン三世のテーマを外せるわけがない。つまりこの曲は007とルパンといった人気楽曲から換骨奪胎を見事にやってのけた。ある意味「売れ線に売れ線を重ねた」作品でもある。しかも音楽性にしっかりと標準を合わせて見事に真ん中に当てたというのは商業作家として見事という他ない。

 

・RHYTHM ANDPOLICE

踊る大捜査線より Rhythm And Police

踊る大捜査線より Rhythm And Police

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 (本家の楽曲がitunesになかったためダサいけど一番本家っぽい奴を貼ります)

劇伴作家で一番有名なのは久石だが、一番親しまれている劇伴音楽をつくったのは松本晃彦が作ったこの曲であろう。明らかに日本音楽では生まれ得ないイントロの革新さ(実際にEl cascabelの引用具合は激しく、オリジナルと主張した性で随分と騒がれた)が特徴的であり、リズミカルなテンポ、そして合間にはいる数秒のメロディというどの角度から見てもリズムが主体でメロディが味付けの具材に回っているという中々他では味わえない楽曲。であるのにもかかわらずに濃厚に聴こえてしまう(というよりリピートしてしまう依存性という視点)ポイントとしてアニメのショートop的な意味で過度に凝縮されたということではないかと最近思うようになった。実際にそこまで音数は多くないが、常にビートが主音として刻まれている感覚が耳に残ると言った感じが本楽曲の最大の魅力ではないかと思考する。

作曲者である松本晃彦はいまいち評価されていない気がする。この曲が大きい存在になりすぎて他が霞むというのは一因としてあるだろうが、サマーウォーズにおけるあのワクワク感も実は彼が作っていることを忘れないで欲しい。

・legal-high

LEGAL-HIGH

LEGAL-HIGH

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この曲はガリレオとは違った視点のジャズ的な構造をもっている(実際にはソウル寄りだとも思うが)。ベースから始まってカホン的な音で盛り上げて、トランペットが最後にはいってくるという展開。イントロとして掴みが抜群にうまい。そしてサビに行くまで溜めて溜めて爆発する感じはまさにジャズとソウルの融合として凄く必然性を帯びている。なによりベースが主役な楽曲というテイストがいい(そう考えるとr&bっぽくもある)

つまり、表面はジャズでありながらR&Bやソウルといったジャンルが見え隠れする複合的な楽曲という意味で珍しいし、だからこそ受けたということも考えられる。実際にこの手の楽曲をドラマっていうのはあまりないですし(私が知らないだけかもしれないが)

 

ちなみにドラマとしてのリーガル・ハイの出来も驚異的なので見たことない人はレンタル屋で借りてみることをお勧めします。損しません。

 

LIAR GAME

LIAR GAME

LIAR GAME

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究極の厨二病楽曲。中田ヤスタカのある側面での最高傑作だと思う。そして曲の内実とてもシンプル。複雑に交差する音がこの楽曲、敷いてはライアーゲームの世界観を表しているのだが、実はButterfly Stanceというプリセットがキーに合わせてあの動きをするだけ。つまり中田ヤスタカが考えたフレーズではなく、電子音のサンプルを逆手にとった例。おかげであくまで素材でしかなかったButterfly Stanceを使うと中田ヤスタカに直結してしまうなんとも面白いことに。そしてこの曲は繊細な糸が絡み合うメロディを円のように回る形でリズムが刻まれている。この感覚はやはり中田ヤスタカだからこその発想であるし、以降のperfume・きゃりーなどの独特な曲で一世を風靡したことを考えると、新しい音楽/切り口な楽曲の一つの前夜祭的な楽曲といえる。

 

・main titile

END TITLE

END TITLE

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菅野祐悟は色々手掛けていますが、中でも一際人気の高い曲。実写版カイジのメインテーマ。勝ちbgm.この曲はメロディラインとリズムの両方のバランスが取れているちゃんとした曲です。弦楽器がイントロでは悲しさを表現しているのにサビではどこか勇気・力をもらえるBGMに変化している手際の見事さが、高揚感をくすぶることもあり、人をしっかりと感動させることができる作りになっている。メロディだけだったらあまり映えないところをパーカッションのパートでカバーしているのもうまい。それが顕著に出ているのが後半パートというかちょうど時間配分でいうと半分すぎたところからダークな感じへ移動するところ。一転暗い描写するときにピアノの打点性を利用するのも楽器の使い方をよく理解してると感心するポイント。そして、ホルン、ペットなどの楽器で光の表現して、弦楽器それに合わせて華麗なるメロディを奏でて、リズムパートで溜めて弦楽器のメロディが暗→明に変わり、フルートやペットが加わり、大サビへと展開するこの爽快さ。あらゆる楽器が静と動/短調長調の移り変わりを見事に表現している。

溜めて盛り上げる展開もとても王道でなおかつかっこよくしあげている。恐るべし作曲力。

 

 

 

以上、有名な劇伴について、殴り書きをしましたが、いかがだったでしょうか?共感ポイントが一つでもあれば嬉しいです。こうして分解してみると一つの曲に色々な仕組みが施されている物ですね。そしてそれらは意外と単純であったりするのが面白みの一つですね。作曲家として優れていないとできない芸当です。みなさんも是非、自分の好きな曲をとことん聴いてあらゆる側面に光を当てるという作業をやってみてはいかがでしょうか?

駄文

六月も半分が終わり、2020年も半年を過ぎようとしてる時期。春という季節がなく、

はっと気付いたら夏だったという実感です。例のウイルスのせいで今年は色々混沌。

以下本編

・夜に駆けるを聴いた感想

今更という感じはありますが、今年入ってここまで受けている以上聴かないのはもったいなため一応耳にしました。

まずどういうアーティストとかっていうところはあまり詳しく把握していないが、多分

定番の「女性ボーカル+お洒落映像」系のユニットまぁヨルシカ ・ずっと真夜中・ツユ・花譜などといった系譜の亜流かなと思ったり。このスタイルは少なくともあと3,4年は持つと感じました。

曲に関してですが、EDMというかバンドサウンドを一切排して、極力DTMならではの音を強調している感じがしました。ピアノとビートの機材見合いのキャッチボール的な感じがメインである。イントロでいったん「ピアノロックですよ」っていう前置きを説明して、前奏、そしてAメロに入ります。そしてやけにAメロだけベースが唸っているのに対してBメロからはその勢いが静まって、ピアノ+歌詞 ピアノメロディ ピアノ+歌詞

ピアノメロディの繰り返し、こうすることでAメロのベースでキャッチしてからBメロではメロディを強調していくるここがこの曲の巧みである一つだと感じました。

2m26sから第一の間奏(解釈として合ってるかどうかは置いておいて)でもやっぱりベースラインを強調させてそのあとにグリッサンドを決める展開、そして第二の間奏と思わしい3m11~は歌詞とピアノメロディそして大サビにドカンともっていく。推測の域をでないが、おそらく作曲者は意図してやってると思う。あとこれは誰でも気付いている点だと思うけれど「the ボカロ楽曲」で確立された上の作風ですよね。ピアノメロディなんかは影響を受けているかは別にしてスズムサウンドっぽさがありましたね。

人類五分前仮説だったり、好き勝手いうなだったりそういった作風の音楽。

kemu・スズムのピアノの使い方が想起するけれど、味付けとして活用していたkemu楽曲や、見せ場・ここぞというタイミングであらゆる楽器と複合して魅せるスズムなどのタイプではなく、主体:ピアノで、他は極力排除した感じがいいですね。

何より驚いたのは曲のスタイルといい、MVの表現の仕方が完全にオタクよりなのに対してここまでのヒットをするということ。ストリーミングでも強いらしいですし、やはり楽曲でしっかり評価される時代がきているのでしょうか、、。

・米津アルバム「ストレイシープ

diorama→yankee→Bremen→bootlegときて今度はstleysheepっていうことで、あまり捻りがないため少しがっかりした。前作は本当に「オリジン」という問いにたいする言い訳と開き直りみたいなタイトルで凄く感動したのもあるが。既存曲ではない楽曲に期待ですね。

・ヨルシカ 「盗作」

このタイトル、米津のbootleg出されたあとだと全く衝撃度がない。アルバムのタイトル意図は知らないが、クリエイターが絶対に向き合わないといけない「盗作問題」を

裏返して「盗作」ってタイトルで堂々と俺は盗作して曲作ってるぜっていうn-bunaなりの裸をみせた形だとしたら、ひとまわり出すタイミングが遅い。

エルマ+音楽やめた(´・ω・`)のコンセプトアルバムではなく、単一アルバムとしてどこまでのものが来るかという意味では非常に楽しみ。

・紅蓮花

コンテンツが流行ったから売れたタイプの楽曲だと思う。今はコンテンツの方がまだ主流で熱いから、曲も来年の2月くらいまで話題性という意味ではもつだろうけど曲の普遍性でいえば10年も持たないと思う。カラオケで長年歌い続けられているのは誰でも歌いやすい曲か、ノリやすい曲のどちらかしかない現状であの曲調が年数単位で門番になるとは思えない。

この曲がヒットして一番嬉しいのは作曲者のカヨコ(名義は本名だけど面倒なので省略)さんだなって思います。いわばカヨコもlisaと同列のアニソンよりのシンガーソングライターだけど同じ路線はlisa一強の今、太刀打ちできなかった。だけど作曲という意味で大成した。これは凄いですね。これからも頑張って欲しいです。

・ryo(supercell)さんの新曲がでない。

EGOISTのメインコンポーザーからおりてspcl専念かと思いきや未だに音沙汰がない。

今年中に一曲でもいいから出してくださいという心境。annもgakuのデュオでうまく行けることは#loveで証明されたからどんどん新しいものを出して欲しいのに出ない。

悲しい。

・gyosonさんに期待。

トーマとしてではなく、gyosonとしては黎明期だから、そういう意味でこちらもアルバムを期待したい。彼はメジャーでやっていける力があるから、欲を言えばそっちで活躍して欲しいと思う反面、個人でボチボチというのもいいかなと思ったり。

 

 

 

 

 

ということで最近の音楽シーンというか自分の好きなアーティストと流行りの楽曲についてだらだら書きました。音楽シーンが盛り上がっているという意味ではいい傾向にありますね。色々書きましたが。昨今のヒゲダンや、king gnuなどがチャートを席巻していのもいいのですが、そろそろ入れ替わりとして別のアーティストが出てきて欲しいななんて思ったり(´・ω・`) 以上。

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某サイトにて

某サイトっていうのは私がlivedoorの方で設立したまふまふ速報というサイトのことです。

mafusoku.com

なんとこの度総合アクセス数が10万を突破(これも昨今のまふまふの人気の高さの表れであることは間違いないですが)しました。

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10万達成の瞬間

「人の褌を使ってサイトを立ち上げて人気だぜやったーっ」と声だかに叫ぶのもどうかとは思いますが、一ファンサイトとはいえ10万という数字を達成できたことはサイトを作った身としては嬉しいものがあります。

 

 

そもそも立ち上げた理由が堀江晶太さんのファンサイトの管理人の方が

 と呟いたのを見てなんとなく気分で始めたようなサイトでしたのでまさかここまで色々な人に読んでいただけるファンサイトに成長するとは当時思いませんでした。

一応当ブログの記事で宣伝をしたり、アルバムレビュー記事を書いて当ブログからまふまふ速報への逆輸入を狙ったりとある程度の宣伝はしていましたが

 

sai96i.hateblo.jp

sai96i.hateblo.jp

 

 

sai96i.hateblo.jp

当然私の力だけではなく途中加入のかいさんの情報集取とそれをサイトに反映する対応の速さや

twitter.com

gincleさんが作成した数々のサムネイル

twitter.com

こいぬさんの素晴らしいヘッダーイラスト

twitter.com

といった色々な人の協力・助けがあって達成できた数字です。別にyoutube ch.でもないので銀色盾がくるわけでも,儲かるわけでもないですが,様々な人たちと何かを作り上げるという一種の楽しさの中で生まれた一つの結果と思えばバチも当たらないだろうと思ったり。

 

当のまふまふは2020年バズるアーティストで上位にくるほどの人気で,コロナウィルスによる社会情勢が崩れなければ東京ドームで公演をできるほどにまでなって、一リスナーとしては凄いなと思うと同時に、もっと色々な人にまふまふを知ってもらいたいから今後もまふまふ速報で色々な人に布教できたらいいなという感覚でこれからも運営していけたらなと考えています。

 

とくにこれと言って読み手になにか得られる記事でないのが悲しいので今後当サイトで今年中に挙げられそうなタイトル(仮)を列挙します。

 

amazarashi楽曲について振り返る

坂本龍一の音楽について 

プログレの名盤をより掘り下げる

1900年代まで遡って音楽の歴史を辿る

菅野よう子特集

ゲーム音楽特集(それぞれのゲームタイトル事に分けます)

 

この6つはどうにか今年中にあげようと思って色々構想を練りつつ、記事にしている途中なので是非楽しみにしてください。前回のnuito/トーマの記事 

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 が自画自賛しても許されるくらい素晴らしいクオリティでしたので、今後はこれ以上のクオリティの記事を目指して行こうと思っています。

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今後もまふまふ速報と当ブログをよろしくお願いします。以上。

 

 

 

 

 

マスロックの名盤unutella(nuito)の魅力/トーマ楽曲の源流と魅力

どうも。rinoです。神僕のアルバム発売からはや一年。時の流れは早いものです。

下のブログも当サイトアクセス数にかなり貢献しており、人気記事常連になっています

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そして今またamazarashi関連で長丁場の記事を書いています。1万字超えるルートに差しかかっているので是非期待してください(でるのは来年かもしれんが) 

タイトルが長いですが、手短なものを思いたらこっそり変更するので心の中でも突っ込まないでください。

本編

プログレの前衛音楽の混沌さを普通の楽曲サイズに集約した音楽:マスロック(変則リズム)の中でも個人的に気に入っているアルバムがnuitoのuntellaです。凛として時雨のようなテクニカルな楽器隊であるものの、違いとして緩急のつけ方が元来のポップスミュージックではないことに尽きると思います。プログレって何?ってひとはこちらへ

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nuitoの音楽はトーマへ

 まずは1枚しかアルバムが出ていないためnuitoの音楽は以下7曲しか存在しない。

が音楽のスタイルとしては充分伝わってくると思う。

Intrjctn

Intrjctn

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TongPoo

TongPoo

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弋

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Hinemos

Hinemos

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これらの楽曲を踏まえた上で 

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トーマの音楽を聴くとモロに影響を受けていることがわかる。

とあるインタビューで彼は

高校の時は一緒のバンドではなかったけど仲良かった人と組んで、バンドをやってたんですけど。その頃はずっとポスト・ハードコアやってて

 

うん、その頃はまだポスト・ハードコアがそんなに発展してなくて。たぶんメタル・コアとかだったと思うんですけど。たぶんブリング・ミー・ザ・ホライズンとか、あとプロテスト・ザ・ヒーローとかを聴いて、って感じでしたね。あんまり有名なというか、メジャーな方向は聴いてこなかったですね。なぜか。

 

それは1、2年ぐらいでフェイドアウトしちゃいましたね。僕がポスト・ハードコアをあまりやりたくなくなったというのもあって(笑)……趣味がコロコロ変わってしまうんです。そこでようやく今やってるボーカロイドを使って、自分で(音楽制作を)完結させようと思って、やり始めたぐらいです

との発言をしている

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ここで注目すべき点は赤字のところハードコアと二つの洋楽バンド、そしてメジャーよりマイナーを聴いていたというところ。ブリングミーザホライズン結成が04年なので

その時15-18歳トーマ青年はそう言った音楽に傾倒。彼がインターネット活動が2010年

少なくとも21歳 そして今は31-4歳くらいだろうか。年齢のことは一旦さておき,重要なのは2004年という時期である。これは何の年かというとnuitoデビュー歳であり、08年にunutellaの登場と考えると「マイナーを聴いていた」ということからおそらくnuitoもその中の一つであったと考えても変ではない。

気になるツイートにこのような文面がある

 

一般的に系譜としてwowakaやハチなどが挙げられる(影響をうけていることは間違いない)ものの,nuitoのような変則音楽からの指摘というのあまり目にしません。

同じボカロpという括りという意味では致し方ない面もあるが。

実際にTwitterを例にとってもnuitoとの言及ツイートは2016年以前はないです。

今回紹介しているnuitoのunutellaを聴けばトーマ音楽がいかにマスロックというジャンルと呼ばれる大系に影響を受けているか。そして、プログレにつながるということがわかると思います。このアルバムはバンドがインストルメンタルバンドであるため、歌詞はありません。ベースとギターとドラムの三位一体で構成されています。察しの言い方なら既にわかったと思いますがunutellaに収録されている全七曲は一つ一つがつながっている構成になっています。

7曲ある中でも特出しているのが,「NekoMaJiN Vs」 と、「消ええらるる世界」の二曲ですね。 

 特にギターのメロディとドラムと重なり合う瞬間の余韻はトーマ音楽に通じるところがある。彼が作ったeureka・アザレアの心臓のリテイクなどからは特に影響されている部位が多いという印象があります。バビロン(リベラも)であったり、骸骨楽団とリリアはむしろnuitoのピアノロック版と考えることも可能。

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(個人的にトーマ楽曲の最高傑作はこれとヤンキーB・G)

 この曲に至って一部切り取ってトーマ楽曲と言われても違和感がないほどですね。

 当然、nuitoだけでトーマ楽曲が成り立っているなんて1mmたりと思いません。

が、リズムを変則という下地という意味では影響が相当入っているように思えます。

トーマの曲の場合「ボーカロイド」という楽器がある意味緩和しているようにもおもえます。楽曲に加えイラストと歌詞と音声がはいってくるため、ある程度の激しさというものを抑えて流ようにも思えます。

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九龍レトロとかはむしろ体現止めを歌詞でやっているあたり専らヒップホップの影響が強かったりするし、魔法少女幸福論なんかは完全にイメージで作っている感じもする。

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この楽曲のいいところは前半と後半で動画込みで世界観が少しだけ一転するそのなめらかさにある。

旅人と石の羽根はロキノンのちょっと変わった方面の楽曲っぽくもあるし、民族音楽っぽさなんかもある。ユリーカの箱庭なんかは珍しくテンポもローだし、サンセットバスストップにつながる側面もありつつ、王道な感じがする(普段の楽曲にくらべ ).

アザレアの心臓驚異的な作品で,は一曲めから潜水艦トロイメライで二段サビなんてことをやってのけるしやはりトーマが持つ才能が異常であることに間違いはない。

バビロンで有名になる前はミーミルの花は、完全に奥部にいくより寧ろ手前あたりでハードコアっぽさを全開に出している。

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同時期の十字塔の丘はエレクトロニック・トラップ・ピアノメロディなどの要素に少しハチの退廃さがあるうえであの間奏を入れてくるトリッキーな感じが素晴らしいです。

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とにかく引き出しが多く、並大抵ではこんなことはできないので(実際に表層だけ真似したボカロpはいても,奥の奥まで読み取ってそれを取り入れた作家はいなかったし)

究極の緩急がついた傑作 幽霊屋敷の首吊り少女

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は後半の間奏からゆっくりになっていき、そしてドラム合図でどんどんリズムを戻して

畳みかけて、最後にピアノソロ(これもちょっとしたトーマ節)で終わるかと思いきやギターの歪みで終わるなんともいえないこの現実歪曲空間感は凄いです。

今まで列挙したようにエレクトロニック・マスロック・民族・ハードメタル・ヒップホップ・イメージ想起(これはジャンルではないけど)など様々な形式の楽曲をやった後で一番受けがいいというとみんな大好きそうなバラード「オレンジ」がくるわけです。

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いままで(いい意味で)変な曲ばかりつくっていたあのトーマさんがついに !!っと当時は思ったもので、しかもサビへ入りかたが日本人大好きパターンだったり、転調したあとにギターソロがはいる。これがじんっぽくもあったりしていいんですよね。そして

「愛していました 最後の今日まで」の日まで、のところでドラムをのせて感情爆発型

ともいえる感動を誘う構造でできて、最後は「さよなら」でしめる。満点です。

 

そして誰もがメジャーで歌手路線と思ったであろう歌唱楽曲です。

廃景に鉄塔、「千鶴」は田園にて待つ。

廃景に鉄塔、「千鶴」は田園にて待つ。

  • トーマ
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一方でトーマ節が炸裂した曲をつくりながら

心臓

心臓

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こちらでは割とオーソドックスな曲を作ってくるバランスの良さ。

心臓に至っては「どこかで生きている からね」という歌詞が結果的に数年間消えてしまったトーマさんを待っているファンからしたら重く感じたと思う。だからこgyoson 

としてきたときに驚いたのだけれど。


Gyoson - Downhill (Audio)


Gyoson - Lowland (Lyric Video)


Gyoson - 白夜(Audio)

 

まぁ結論はトーマすげええm( ゚д゚)mってことで。アザレアの心臓を買ってください(一曲だけでも)。そして気が向いたら私が書いた感想記事もどうぞ()

アザレアの心臓

アザレアの心臓

  • トーマ
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  • ¥2037

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 そいてgyosonとしての彼に興味を持っていただければ一ファンとして喜びを分かちあえるのでいいかな なんてね。

 

立ち位置 

メタル音楽を根底におきながらどこかエモーションを感じるような音楽。もっというとあまりに洗礼された音楽で変則リズムで進行している楽曲一群というべき。シューゲイザーの金字塔であるLoveless(my bloody Valentine)から感じ取れれるような重厚なギターの音圧ではなく、プログレから派生した前衛音楽的な形をそれぞれの楽器隊が超絶技巧を駆使して作り上げている。そんな音楽です。

もっとわかりやすくいうのであればナンバーガールからwowakaとtk(凛として時雨)

とはまた別方向にいったバンドという認識。wowakaほど無機質でもなく、インストバンドのためtkの高音というなの楽器と技巧曲の混じり合った一種の世界を提示するわけでもなく、むしろナンバーガールが影響を受けたバンドの影響込みで取り入れて行ったそんな感じがします。

ジャンルの変容

ここから少しだけジャンルの歴史について言及します。

マスロックというジャンルは最初にも行った通りプログレからの派生ジャンルです。

90年代にでてきたシューゲイザーを無理やり上記二ジャンルとつなげるとしたら90sに活躍したレディオヘッドの存在をおけば意外と無理がないというお話。

オアシス結成:1991年 レディオヘッド:1992年 Loveless:1991年

つまり90年代にオアシスがでてきて、もう一度The Beatlesを倣ったようにレディオヘッドプログレからの影響を汲み取り再び実験音楽という方向でデビューした。それが如実に現れているのが代表作 OK computer。

 そしてシューゲイザーというジャンルそのものの台頭も90年代。この時代にヒットしたアーティストは60-70年代の音楽の再解釈で新たな音楽を作ってきた時代と考える。そしてシューゲイザー自体は長続きしなかったもののニューゲイザー(進化系)が2000年代に生まれる。nuitoデビューが2004年。時代を同じくしてテラ・メロスの登場。つまり、シューゲイザーチルドレンと捉えられる。なによりシューゲイザー自体が60年代からはじまったサイケデリック(LSDといった幻覚剤を音楽にしたもの)というジャンルからの派生であることに疑う余地がない。そこから自分たちが素面で表現する前衛音楽・実験音楽につながる歴史を考えれば2000年代までに以下のようになる

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ざっくりジャンル歴史
 新しい音楽ジャンルは循環である。

この項目は人によっては意見が変わるため、あくまで私の意見として読んでください。

 

この記事で「昔のアーティストの再解釈」ということを書いたが、音楽を作るという意味でとても重要なことである。

The Beatlesが放った音楽(今回でいうとリボルバーがそれにあたる)

 ポップスはもちろんこういったマイナージャンルの先駆けまでジャンルで一枚アルバムを出しているのだからやはりThe Beatlesの偉大さは我々が思っている10000倍は凄いと思いました。

Revolver

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トゥモロー・ネバー・ノウズ

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タックスマン

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フォー・ノー・ワン

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まぁそういった道が があって、そこから様々なジャンル(それはプログレだったりポップスであったり)が生まれた後、90年代にもう一度The Beatles現代版としてのオアシスが出てくる。そして00年代に日本でもほとんど同じようなことが起こりました。

それは07年から14年まで続いた「ボカロ音楽」という新しいジャンルの誕生です。

 

そしてそれはいかに構成されてきたかというと,ryo(supercell)が日本音楽を支えていた(今もだけど)小林武史的な音楽の作り方をしてポップスとしての初音ミク音楽を作り、

08-10年ではハチがアジカンバンプ,radなどの音楽をバックボーンに楽曲を作り上げ、wowakaが90年代に日本で流行ったnumber girlsのオルタナ音楽を下敷きに起き

無機質な音楽であったり、意味不明な単語の羅列であったりと、その後のボカロの下地の一端を作り11,12年ではkemuとじんがそれまでのボカロ音楽(07-10)と、それぞれが影響を受けた音楽(kemuならゲーム音楽など)を土台に高速BPMシンセサイザーの融合で一種のボカロ楽曲としてのスタイルを作り上げた。13-14年ではトーマやorangestarなどがそれぞれマスロックやsupercell・TIMなどから影響を受けてそれぞれ不規則リズム楽曲・よりEDMを緩和したポップスの楽曲などを作り上げ、Neruなどにいたってはamazarashiの厭世観を直に反映しつつ、自分の世界を作り上げていった。

 

これ以降なぜボカロがいまいち流行らないかというと、かつての音楽の再解釈をほとんどのジャンルでやりきってしまったがために、「目新しい音楽を作るための素材ジャンル」が枯渇していることに一因があるのではないかと私は考える。要するにボカロジャンルが既に固まりすぎて新しい枠を作れない。

 

しかし、今のメジャーの世界ではどうかというと不思議なもので大ヒット曲の根底は昔の日本の楽曲であったりする.Lemonは古く言えば hello my friend やアンダーグラフのツバサから系譜したサビの展開の仕方であったり、あいみょんマリーゴールドは誰が聴いても昔ながらのポップスさというものを反映した作品になっているし、これからの活躍・実績にもよるが、宇多田ヒカル椎名林檎以来の主流女性アーティストとして中核を担う存在にもなりうる。この流れで行けば今の音楽を聴いている層が、作り手になった時、かつて自分が好きだった音楽の再解釈をしてその時代に適した音楽が生まれると考えてまず間違いはない。

 

一つの作品が模倣からはじまるのが通説なのと同じで、新しいジャンルというのも昔ながらの音楽を換骨奪胎して発生する一種の巣や減数分裂のようなもものである。

こういった一種の創作論を語ると色々なところから攻撃されそうな予感もありますが、それを恐れていたらブログなんて書けないのでまぁいいでしょう。

 

 

 

 

 謝辞

本記事を書くに当たっての動機はトーマとの関連性でしたが、nuitoについてのバックボーンなどについてはあまり知らず、下記の感想記事からのそういった情報と言葉表現など多いに影響を受けました。リスペクトの念も込めてここの場を借りて感謝致します。

guiltyforest.blog39.fc2.com

また、guilty forestというブログそのものもとても面白く私自信とても参考になると思ったのでみなさんも是非ご覧になってください。

guiltyforest.blog39.fc2.com

プログレッシブ・ロック特集(入門編)

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プログレについては、今までなんどか言及してきました。

 

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が、もっと伝えたいという欲が、私の中で収まらないので、

今回は、プログレッシブ・ロックというものを、深掘りしていきたいと思います。

(実はあの音楽はプログレだった?!っていうネタも二、三本用意してきました)

Emerson, Lake & PalmerGenesisKing CrimsonPink Floyd・Yesの5つのバンドが俗にいう「プログレ五大」バンドとして、名を馳せているジャンル「プログレッシヴ・ロック」なかなか一般受けする音楽ではありませんが、影響という点で、ゲームサウンド・メタルに影響を与えており、後者は「プログレメタル」という派生ジャンルができたほどです。

とにかくプログレはかの植松伸夫(FFの音楽など担当)が最も影響を受けたジャンルであり、プログレ博士と自称している(要するに俺詳しいぜ)ほど。そんなプログレを広めるためにまずは、五大プログレのそれぞれの代表作と、どういった曲かという点を紐解きます。

 

クリムゾン・キングの宮殿/king cromson

21st Century Schizoid Man

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この手の記事では、大体あげてる作品(21世紀の精神異常者が収録されているアルバム)であり、後世への影響力という点においても絶大な作品です。

(クリスタルキングというバンド名も、クリムゾンキングのアレンジだと思う)

イントロから強烈な音の連続、そして、2:07sから始まるかっこいい展開。

(個人的にベースラインが好き)

そして、4:40〜5:00まで流動てきなパワーある音楽が流れ、一旦弱くして、5m24sでまたドーンと展開する。ここまでで曲のかっこよさとして、異常なまでの完成度とクオリティ。そして、終盤になると、イントロの強烈なサウンドに戻っていく。そして、終わったかと思ったら、最後楽器の殴り合いみたいなのが10秒以上にわたって続くっていうこのカオスさ。まさに精神異常者というものを表している音楽だといえます。

本作がプログレの元祖というか、代表作というのはまぁ間違いなく、当時(1969年)からしてみれば、革新的なサウンドであったということは、今聴いてもその衝撃度というのは、わかるともいます。

・The Dark Side Of The Moon/pink floyd

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世界で二番目に売れたアルバムであり(一位はマイケルジャクソンのthriller)、チャートに15年間以上も200位を維持し続けているというモンスターアルバム。邦題は「狂気」。

本作より前から、ピンク・フロイドは、1970年リリースのAtom Heart Mother(原子心母)という名盤をリリース(ピンク・フロイドといったら、こちらを推す人も大勢いる)し、翌年の1971年にリリースしたMeddle(おせっかい)で、方向性というものを確立していました。当作品(1973年)は、それらの集大成・総決算的なアルバムです。

効果音(金の音とか、電話の音など)を駆使した作品の中にも、ロックというかっこよさが失われていない作品です。トラック1-10全部つなぎになっている構成です。

speak to meは喋り声と、効果音と笑い声で、2への繋ぎをしているだけなので、音楽が始まるのは、実質breath( in the air)からです

Speak to Me

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(ver.によっては、トラック1/2で、一曲という形式のもある)

breath( in the air)・・・ローテンポですすみつつ、今までのフロイドらしさの音楽がつまっていて、なおかつかの有名な「on the run」の布石を打つっていう楽曲になっています。

Breathe (In the Air)

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on the run・・・当時の最新技術を駆使した音楽で、まさに革命的であったとされます。メイキングの映像をみたら、「ピッチを下げつつ、音を振るとドップラー効果的な音になる」などといったことや、数音のピアノ鍵盤の音をよりテンポアップさせて、シンセの効果音を入れているというごく単純な作りで、とても驚きました。

On the Run

On the Run

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time・・・アラームの音・チャイムの音などから始まるので、少々うるさいですが、43sあたりから始まるダークな音作りは、聴いていてとても興奮します。中盤から、女性コーラスと混ざり合う展開は、どこか悲しみ・哀愁さがあり、その後始まるギターソロも、情緒的なサウンドで、大変聴き応えの一曲となっています。

Time

Time

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The Great Gig in the Sky・・・本作の中でも私が一番お薦めしたい一曲。とにかく流れてくるピアノが美しい。中途からコーラス声が入ってくるが、そのあとに2:30でまた、ピアノオンリーに戻り、また美しいピアノが流れてくる。本トラックの良さは、まさにここなのだ。2:30から流れてくるピアノソロほど美しいものも、そうそうないと言える。

リチャードライト(ピンク・フロイドのキーボーディスト)曰く、発想元はジャズの応用で、マイルス・デイヴィスの音楽がバックボーンとなっている(メイキングのインタビューより)らしいのだが、こういった別ジャンルからの転換で、この曲を作れる技術に唸ってしまいます。

The Great Gig In the Sky

The Great Gig In the Sky

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money・・・ループを使った楽曲。ベースと、ギターでMIXをして、そこにビブラートをかけたという画期的な創りを施した楽曲。変則的な楽曲であり、前半はローテンポで行き、後半からは完全にロック的なサウンドで進んでいく。5m:00から5:05sあたりの全楽器隊が降っていく感じのメロディが聴き心地がよい。ブルージな一曲。

Money

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Us and them・・・「こまったら空白を出す」「半分以上スペースがあってもいい」という、メンバーの考えのもとにより生まれた楽曲。本作は、ミスチルの「深海」のゆりかごのある丘から。などのインスパイア元というのが、手にとってわかるほどと思います。元々、アルバム「深海」が、狂気を踏襲しているわけすが、中でも、ゆりかごのある丘から/us and themの類似性というのはとても高いと言えます。最初の僻んだ音から始まり、サックスの音が入るという点など、聴けば誰しもが納得してしまうほどの、要素が入っています。

Us and Them

Us and Them

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Any colour you like・・・シンセなどを存分につかったであろう音が多々入っており、非常に実験てきな音楽だなと思える一曲です。途中からギターがはいり、妙なマッチングをしているのもとても面白いです。

Any Colour You Like

Any Colour You Like

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Brain damege・・・Ecpliseと合わせて、エンディング二部作といってもいい曲。

ギターと、コーラスという単純な形ではあるが、不気味な作風になっており、時折聴こえてくる笑い声は、それこそ狂気そのものである。

Brain Damage

Brain Damage

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Ecplise・・・Brain damege続きだが、終演へと向かっていく。そんなメロディから始まる。だんだんと大団円を組むかのようなまとまりに収束していき、トラック1で流れていた心臓の鼓動なような音がして、アルバムの終わりとなる。

Eclipse

Eclipse

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総評として、美しくも悲しく、非情のようなサウンドの数々が収録されているアルバムである。

本作はここ50年以上を通して、一番のメッセージ性があるアルバムである

ピンク・フロイドのメンバーは、本作をこのように評価していました。が、自身、音楽を聴くときには、歌詞というものを除外して聴いているため(アーティストが表現したいものは音に全て現れていると考えているため)、あまり歌詞は和訳を通して確認していないが、気になる人は調べてみてください。

理由として、「人の感情に直で訴える音楽である」「アルバムそのものが経験である」といったことが、、インタビューを見ていて、私がより、納得いった点でした。

感情に訴えかけるというのは、所謂、現在でいう曲を聴いた後に「語彙力がない」「エモい」などといった感想以外に言葉が出ない。というのと少し似ている気がしたからです。

曲そのものが、感情に響くと、言葉にできない気持ちになる。という点で本作は傑作であり続け、これから先も語り継げられるそんな一作です。

メンバーが言っていたことで一番クスッときたのが、「本作を、楽しむ立場・リスナーの一人として聴いてみたかった。不可能だけど。可能なら良かった」とコメントしていたことです。こういう作り手の傑作を生んでしまったからこそ、リスナー視点でありたかったというのは、本作に限らず、多々あるんだろうなと思ってしまいました。 

 ・Selling England By the Pound/Genesis 

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 Dancing With the Moonlit Knight

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I Know What I Like (In Your Wardrobe)

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Firth of Fifth

Firth of Fifth (2008 Remaster)

Firth of Fifth (2008 Remaster)

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More Fool Me

More Fool Me (2008 Remaster)

More Fool Me (2008 Remaster)

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The Battle of Epping Forest

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After the Ordeal

After the Ordeal (2008 Remaster)

After the Ordeal (2008 Remaster)

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The Cinema Show

The Cinema Show (2008 Remaster)

The Cinema Show (2008 Remaster)

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Aisle of Plenty

Aisle of Plenty (2008 Remaster)

Aisle of Plenty (2008 Remaster)

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本作は総合的ファンタジックな楽曲が多いです。track 1はかのボーカル名手 ピーターガブリエルのアカペラからはじまりどんどん味を出していって、どーんっとピアノを入れてくるあたりが本作のいいところです。

三曲目のfifth of  fifthなんかはピアノソロで始まるというシンフォニッククラシック的な楽曲で好きな人はハマる。こう言う楽曲こそプログレの真髄(実験音楽の面もあるため色々な試行錯誤が可能である)。中盤からどんどんプログレっぽさが増していき一周回ってFFの劇伴ではないかと思ってしまうほどゲームサウンド性が高いです(というかプログレがゲームサウンドに与えた影響が大きすぎるのですが)

・BRAIN SALAD SURGERY /Emerson, Lake & Palmer

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Jerusalem

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教会音楽的な物、盛大さが売りだと感じる曲。シンセ的なメロディラインが走破的でありながらも予想外な展開になっていくため面白い一曲でもあります。締め括りがとてもかっこいいです

Toccata

曲名通り変化を伴った即興音楽らしく、これを何かのゲームサウンドにしても全く違和感ないだろと思うレベルの楽曲です。打楽器の使い方が非常に巧妙です。例えるならディズニー制作のファンタジアの箒の人形が止まらずに暴走してしまった時に流れるあの感じとでもいいましょうか。まぁこっちの最後の方はかなりカオスなんですが(締めはしっかりしてる)。とにかくこれぞ実験音楽の良さ!!っというべきか。個人的に後半前半が好きです。ちょっとしたルパン三世にありそうな不思議を伺わせるような音楽がとてもツボです。と思えば急にゲーム音と警告音を混ぜたような感じになる展開がLSD (幻覚剤の一種)でもやってるかのような映像いわばドラッグ映像を見せられてる気分を耳で体感する。そういった感じがたまらないです。

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Still...You Trun ME On

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ギターと歌声が交差し合うあるある音楽で始まるこの平和感。裏に何かあるに違いないと思って聞いてると1m10s付近から全体のムードを保ちつつも周りで色々鳴り始めるこの自由さがこの楽曲の最たる特徴だと思います。プログレにしては追いついて、なおかつ音楽もまぁまぁ明るいのです。最後が音 日本ドラマの決め音楽にありそうな気がするのは私だけでしょうか。

Benny the bouncer

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とにかくガチャガチャした音楽でなんなら作中にそれを思わせるような場面もある。

この楽曲の良さはピアノのテンポいいメロディとソロタイム。とにかく楽しく弾いている風貌が浮かぶそんな楽しさが思い浮かぶ感じ担っています。チャップリンサイレント映画の感じを音楽にしたと行った方が通じるか。とにかく派手です。

 

KARN EVIL 9a. 1st impression b. 2nd Impression c.3rd IMpression

とにかくかっこいい三部作。この三曲は是非買っていつでも聴けるようにした方がいいレベルで傑作です。

1st impression

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シンセメインでありつつ展開で魅せる曲というのはこのことをいのうではないか。

ベースラインなどもしっかりと深みのある支えをしておりいい。

明るいメロディになってから5m26s付近まで同じテンションで続くのですが

そこからどんどん盛り上がっていきます。21世紀の精神異常者を聴いた人ならわかるはず。ベースラインがきまりつつ全楽器隊がガチャガチャするこの感じはプログレの特権ですね。今作はそれがとても長いというところに利がありますね。というか後半はほとんどそのテンションですすみます。それでいつつボーカルのもキングクリムゾンより明るく、透き通っているのでそういう意味ではこちらの方が優れていると個人的に感じます。

2nd impression

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あまりのかっこよさにEmerson, Lake & Palmerファンになる人も多いはずであろうこの楽曲。

とにかくピアノの暴れっぷりがいい意味で狂ってる。クラシック的な作風を踏襲した上でジャズも入っているし、即興ブルースにありがちな打楽器の入りもすごくいいし。

周囲からはいってくる音楽が主体メロディを阻害しないもいいですね。

途中から問答無用でワールド・劇伴チックな音楽担っていく様には不気味がありつつも

どこか楽しさが生まれる奇妙な感じにさせられます。ここら辺ピアノメロディは現代音楽に通じるところがあるのではないだろうか。そして後半になると急に攻めてくるかのようにピアノが本気を出し、独壇場であるかのようなかっこよさを披露して締める。

こんなにかっこいい音楽はそうそうないね。

3rd IMpression

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総決算ではないが、らしさが全開にでている作品。三部作の中で最もポップさというものが出ている楽曲だと思う。そしてゲームミュージック要素が多分にあり、ここからインスパイアされた楽曲はたくさんあると感じられる。技巧的でありながらプログレらしさを一貫している一曲です。

・Close to the Edge/YES

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Close to the Edg (I. The Solid Time of Change, II. Total Mass Retain, III. I Get Up I Get Down, IV. Seasons of Man)

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最初はtheロックテイストで始まりつつ、途中から若干のピアノソロが響く中の歌ありであったりと融合性がとてもうまい。簡単にいうとA→B→A`という構図、まぁA`が一番かっこいい。これぞプログレという作り方でありつつ、シンプルの進行なのがいいですね。18mありますが、全然飽きません。

 

And You and I(I. Cord of Life, II. Eclipse, III. The Preacher the Teacher, IV. Apocalypse)

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チューニングから始まり、ギターメインと行ってから普通のプログレらしさがあまりない曲調が続きながらも22mあたりから楽曲の良さが滲み出てきます。ローテンポであるにもかかわらず、ギター・key・voで魅せてくる感じはYESという感じがします。

全体的に YESはロックミュージックに付加としてプログレの要素をつけいているので

他のバンドと比べてもプログレ要素というのはあまりないのですが、その中でらしさを出すというのはやはりすごいことだと思います。

Siberian Khatru 

Siberia (Studio Run-Through of Siberian Khatru)

Siberia (Studio Run-Through of Siberian Khatru)

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痺れるこのかっこよさ。今でも通じるこの感じ。the ギターイントロという感じがします。リズムがとても癖になると思う。そしてこの曲が一番受けが良さそう。

どこかキングクリムゾンっぽさが甲斐見えます。というかとても影響を受けている感を隠せてないです。だが、それがいいんですよね。

America

America (Single Edit) [Remastered Version]

America (Single Edit) [Remastered Version]

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 アンバランスな感じで始まりつつ、どんどん統一化されていく感じがいいですね。

中盤でいうとギターの一音一音を強調しつつ、進行していくこと自体は普通なんですが、音にいい味がでていたり、メロディラインの作り方にこだわりというか演者の個性が出ているきがしてとてもいいです。ドラムも単純なリズムでありながらも曲の下地をしっかりと作っている感じがいいですね。共鳴するところもいい。そして終盤になるとノリノリなテンポで進んでいるこの黄金律といっていい曲の作りは流石。

 

Total Mass Retain (Remastered Single Version)

Total Mass Retain (Remastered Single Version)

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エスの音楽の全てが詰まっている気がします。3mという凝縮された時間なのd、プログレというものは表現し切れていないと思いますがこれはこれで単なるYESの楽曲と思えばいい。

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and you and iの別ver.ですが、全体的に良さが薄れてしまっているためあまりおすすめはできません。特段していいアレンジもないです。

強いてあげるなら8m21s~はこっちの方がいいです。

 

 

以上プログレを知るための押さえておくべきバンド及び楽曲を紹介しました。

本編に一つ付け加えをたすなら入門YESとしては、YESの音楽とは知らずに曲だけ有名になってしまっているRoundabout

Roundabout

Roundabout

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(to be continud ...で使われている音楽)が、ある意味、今現在一番有名なのかもしれない. (´・ω・`)まぁしょうがないか。

 

プログレというと5m以上のものが基本的な時間の長さになるため敬遠する人が多くとても (´;ω;`)な気持ちになるのですが、どれ程長くてもうまいバンドならすんなりきけるのでこの記事で紹介した数枚のアルバムの中から一枚もしくは一曲気になるのがあったら聴いてみてください。

たまにプログレに手を出す時にXのyoshiが作曲した30m以上の拷問楽曲「art of life」から聴き始める強者がいますが、あれは一応プログレらしさはあるものの(まぁクラシックとかそういうこをやりたいっていうこともあったんだろうが)聴いてる時の体感時間1時間くらいあるので、時間がある時&覚悟して聴いてください。雰囲気音楽としては優秀ですが、できはあまりよくないです。

 

ここ最近記事をだせずじまいで大変申し訳ありません。記事自体には着手しているもののなかなか完成まで持っていけない自分の未熟さが原因です。4月は時間がある日が多いため、2~4記事だせればいいと思っています。

 発展編というかこの記事より、もっと奥深く掘り下げたプログレ記事はまた別に創るので、出す時期は来年くらいになるかもしれませんが、遠い目で待っていただけると嬉しいです。

それでは

imoutoidという存在を知って欲しい。

最近ブログにかける時間が少なく更新頻度が落ちてしまいました (´;ω;`)

まぁ昨年からこのくらいのペースなので結果的に去年と同じくらい記事だせると勝手に信じてます。

 

以下本編

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今回はimoutoidというアーティストについて素人目でもこんなに凄い人であったということを書きたいと思います。このブログを読む人なら2割くらいはその存在と偉大さを知っていると思います。わからない人のためにわかりやすく説明するとしたら「田中秀和 (MONACA)やtofubeatsなどが尊敬している人物」と書いたら彼の凄さというものが伝わるであろうか。まぁとにかく才能と実力と環境がこの上なく恵まれていた才人。SuperColliderという音響合成用プログラミング環境および言語(wiki参照)の扱いについても精通しており、そちらの方面でも評価されていました。

 ※当記事のtubeリンク先の垢は公式です。

 

 

 

18歳にしてこの世を去ってしまったことがどれほど大きな損失かというのは、フォロワーの多さや、彼が残した数少ない作品を聴けばわかるはず。

一番とっつきやすいのはiの数式(remix)。原曲は存在するものの、それ以上にカッコよくなおかつ繊細に組み込まれた音の数々は10代で熟せるそれではない。

イントロから圧倒的な掴みにくるピアノやシンセのバランスの調和。音調の選び方と、それらの下地を支えるビート感とのマッチング。それら全てがあまりにも「耳に残りやすい」。

2m31sからの展開含め、鳴ってる楽器の使い方が非常に巧みです。

3m37sからはじまるピアノソロとその後からのってくるシンセとのの折り合い、そしてだんだんと

盛り上げていくのもなかなかうまい。テクノポップ的でありつつ、EDMっぽさも含まれている傑作です。

・えふ☆えふ

ffのbgmとらきすたの持ってけ!をリミックした音源なんですけど信じられないほど違和感がなく

remixでこんな音源が作れるのか!!とおもった作品です.

 

・kamikaze

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2005年(14歳)の作品。概要欄より。

このクオリティの楽曲を14歳で作り上げるのは天才としかいいようがありません

18,19で大作をつくるより何倍と個人的に思います。

imoutoid氏はどうやら小学校高学年時代から親のツテでプロ奏者からコード理論などを教わっていたらしくその影響が彼の少ない音楽人生に影響を与えているのはいうまでもありませんがそういったことがあったとしても、このような楽曲を14で作り上げるのはなかなか才と能がないと難しいですね。

・台詞音楽

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imoutoid live

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コメ欄にいる長谷川白紙は本人なのか気になる()

 

 

imoutoid live その2

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ADEPRESSIVE CANNOT GOTO THECEREMONY PART2

kawaii future bassの元祖といってもいい(動画先のコメ欄にもありますが)

とにかく鳴ってくる音全てが美しい。

part1-3 どれも良作で好きです。特に1は私好みのピアノとメロディの使い方をしているので特にお気に入りです。2は先ほど書いたようにkawaii furture bassの元祖、もしくは最初期といって差し支えない音源。それだけで個人的に満足しています。それ以外にも1m03sからあがっていく感じは高揚感が揺さぶられます。3はedmらしさを全開にした上でかっこいい音源になっておりこれもなかなか耳に残る。全体的にクラブミュージックと思わせて色々なジャンルが入っているように感じた。

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Illusionist

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制作時は15歳とかいう狂気。

ジャンル:ワールドとedmを組み合わせたような音源。

かなり精密に音が配列されており、この時から音に対するこだわりがあったのかなと思います。

(っていうのも失礼かもしれない)

後半から声を楽器として曲の中にメロディとして落とし込んでおりこれ秀悦です。

・ringtones

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小学校高学年の時に携帯の着メロ作成機能を用いて作られた音楽

ある程度感覚で作れるといえ、なかなかすごい。

 

・10秒フラッシュ音楽作品

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10s完結型の音楽の作品集です。クラブミュージックっぽいものもあれば、トラップ・ヒップホップさが出ているような音楽 基本主張のジャンルの派生先まで網羅する技量はなかなかだと思います。本でいうとショートショートみたいなものですね。

 

Movement to suppress evil books

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・亡くなる3日前の即興ピアノ演奏

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音質は最低ですが(収録関係上)imoutoidさんの即興音楽のメロディや、聴こえてくる音から推測できるピアノのタッチ感はとても綺麗で鮮やかですね。 ドビュッシー っぽくもあり、サティ的な落ち着きもありと(勝手な妄想)色々な経験の積み重ねで得てきたものが如実に出ていると思います(結果的に彼が奏でた最後の音楽でもあるので一種の集大成ともいえるかもです)

 

 

・amagakure(名義:ファミコン宇宙人)

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今では洋楽などでも当たり前に聴くようになったこもった感じのメロディにビートを刻むといった形式を2000年代中期にやっていたというのがこれもまた凄いですね。

先見といういうと少し違いますが微々たるセンスを感じます。

聴く限りある程度のジャズ教養はあると感じます。

(上記の即興演奏の動画からもジャズの匂いもしますし)

 

・ファインダー(imoutoid's Finder Is Not Desktop Experience Remix) 

 

 kz(livetune)さんのファインダーのremix

原曲を知っていると10倍美味しさが増します。

imoutoid成分もありながら原曲の良さも残している傑作。

 

 

・おすすめ生放送アーカイブ

アカペラ枠(制作時16歳)

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・ラジオ(個人的に大好き)

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 ひたすらimoutoid氏が喋って音楽をやるというラジオ

この中ではボイパをやったり電子ピアノで弾き語ったりと色々自由担っている感じがたまらないですね。最初のダ・カーポの弾き語ったりカバーは最高に泣けます。

 

 

今でこそ(というか当時から)10代でソフトを用いた作曲をしていた人は多くいましたが、その中でも異端というか、頭一つ抜けた存在として評価が高く将来を期待されていたimoutoid。惜しいことに夭折してしまいましたが、存命なら中田ヤスタカなどと同等かそれ以上のアーティストになって、世界で活躍していたと思います(それこそ Aviciiクラスと共演・共作が充分できるくらいの)。imoutoid本人があまりボカロなどに興味を示さなかったことから知らない人も多いかとは思いますがこれを機会に彼が遺した音楽に浸ってみようと思った人が一人でもいれば私は幸いです。

↓より詳しい人が書いたimoutoid氏についての記事.

natalie.mu