Music Synopsis

楽曲を多角的視点で解剖・解題 

記事化予定リスト

2020/11/27 更新

  1. 堀江晶太 楽曲レビュー
  2. 川谷絵音と米津玄師について。
  3.  Avicii特集
  4. ヴィオラ魅力特集
  5. remix残念特集
  6. エドシーラン特集
  7. m@gicについて
  8. 小室哲哉作曲ベスト10
  9. オーケストラ特集。
  10. はるまきごはん。
  11. 09年〜18年アニソン特集。
  12. UK名盤集
  13. ストラヴィンスキー
  14. 川井憲次の音楽 
  15. ヒッポホップについてのなんか。
  16. ずっと真夜中でいいのに について。
  17. unison square gardenについて
  18. ヴェートーヴェン 交響曲 全楽曲レビュー
  19. ジョージ・ガーシュウィンについて
  20. ラヴェルについて
  21. ショパンとリストについて
  22. 平成リリースアルバムトップ25
  23. プリンスについて
  24. 石野卓球サウンドについて。
  25. ゲーム音楽特集
  26. X Japanについて
  27. 電波ソングについて
  28. 世界からみた日本音楽
  29. ブルース歌手について
  30. 「方向性の違い」を考える
  31. なぜアニソンは下に見られてしまうのか
  32. 音楽の都「ウィーン」について。
  33. EDMについて
  34. 悪ノpについて
  35. The Beatles作品について
  36. スーパーカー
  37. ナンバーガール
  38. ブルースの歴史
  39. 細野晴臣について
  40. アジカン
  41. 00年代音楽
  42. ryo(supercell)プロデュース楽曲ベスト10
  43. 米津玄師が爆伸びする理由を考察
  44. led zeppelinがもたらした影響
  45. ジョンレノン ソロアルバムについて
  46. 筆者が思う、教養レベルの音楽紹介
  47.  菅野よう子プロデュース楽曲特集
  48. ナユタン星人の楽曲について
  49. ピアノソロアルバムおすすめ10
  50. VOCALOID文化について
  51. ラテン・ブラジル音楽 
  52. トラップとヒップホップ
  53. 植松伸夫の劇伴おすすめ
  54. ナナオアカリ・須田が平凡な理由

チラシの裏

うっせぇわという楽曲が流行ることに関しては、なぜかというのは私もよくわからない。が、yoasobiの「夜に駆ける」がいい意味でオタク臭い、というよりもボカロ的アプローチで作られている楽曲であるのにもかかわらず一般受けをしてしまった現状、こういった「中高生御用達」と思われがちな曲(だからこそ、同じような道を通ってきたカゲプロ世代が共感性羞恥を抱いたり、それ以上の年代の人たちは、なんであんな曲がと思ってしまうのであろう)が一斉を風靡しているのはなんら不思議ではない。それはそれとして、バラエティーまでに乗り込んでくるほどの勢い、隆盛があるのにピックアップされているのは歌っている人のみと感じる。まぁ、歌っている人に焦点を当てるというのはある側面では正しいが(曲が曲として機能する装置の一つではあるため)、それらを作曲した人たちの紹介込の内容を作った上で番組で紹介するのが筋ではないかと思う。

news.yahoo.co.jp

こんな大層な見出しをした記事が出るも大元の作曲者へ紹介は微々たるもの。いったいどうしてなんだろう。100歩譲って編曲者にスポットが当たらないのはまだわかる。テレビではクレジットすらされないことが多いし、仮に存在をしったところで曲を聴いている人は「編曲」作家にまで目を通して、どのような役割を果たしているかまでは普通追いかけない。だから江口亮が編曲しなければあんなに燃える曲にはならなかったが(たらればの可能性を説いても仕方ないが)大衆からすれば歌ってるlisaがいいメロディを奏でればそれ万事ok。ということになる。所詮大ヒット曲なんてそのくらいのものでしかない。作曲してる人が歌っている場合出ない限り歌手にしか注目がいかない。

しかし作曲者くらいはしっかりと注目されるべきだと私は思う。今回の例に限らず人気アニメ楽曲を手掛けた人たちの存在はなぜ、注目されないのか(久石譲のような特例を除く)。所詮作曲家は裏方業でしかないし、そういった職種の人たちからすれば曲が評価されれば本望だから、誰が作ったとかどうでもいいと言われてしまえばそれまでだが。

 

なんて書いてはみたものの

作曲者に興味を抱く人たちのほうが圧倒的マイノリティだし、そこを「どうして、どうして」と囃し立てたところで現状は何ひとつ変わらないので、作曲者に興味を持つ人が一人でも増えればいいなくらいの観点でこの現象を俯瞰します。

 

それとは別にボカロPと歌い手の特集なんて何周遅れだとネット音楽特有の「内輪受け」を楽しんでいる(楽しんだ)人が、なぜ騒いでいるのかがわからない。

やれ、「俺が給食の時に聖槍爆裂ボーイを流した時に嘲笑、馬鹿にしていた奴ら」だの「ボカロを馬鹿にしてた奴が米津楽曲を聴いて感動しているのをみると唖然する」だのいろいろなコメントがある。前者においては嘲笑、馬鹿にされるのは目に見えていること。ネットコンテンツのノリを現実にもってきたらどうなるかくらいは誰でも想像つく。ピコが昔テレビ番組でdeco27の二足歩行をライブで歌った時、スタジオが凍りついた事例をみれば明らかである。

ボカロp出身の人たちの中で各界隈でビックになる人たちが出てきて、後続も大活躍して、まさに今の邦楽の何割かはネットシーン出身と言って差し支えないし、ボカロが大きな役割を果たしていることも間違いない。しかしそういった才人の出発地点がボカロであるにしろ、世に評価されるのはその人の才能であってバックボーンに位置するボカロというジャンルではない。故に、どんなにボカロ出身の作家が出ても「ボカロ文化」が一般社会に認められたことなんてただの一度もない。アニメを例に出しても、ジブリアニメが評価されたから日本アニメがすごいというわけではなく、それは宮崎駿高畑勲の才能が認められただけであり(他の有名アニメ監督も同様)、表現媒体がアニメであっただけで、アニメそのものが市民権を得たというわけではい。アニメにしろボカロにしろアングラなものであることは今後も変わらないと思う。だからこそメディアがボカロpや歌い手をフューチャーする番組を今になって作るのは全くおかしくない。先述の通り媒体レベルでの評価は一切されていないから。そう言った中でボカロ的な楽曲が一般で流行るということに目をつけて「ボカロと歌い手」の特集をするのであって、これまでの枠を取り立てるようなことはまずしないだろう。

 

以上、チラ裏記事でした。

久石譲の音楽の魅力 ~ミニマルミュージック・クラシックの視点から解説~

久石譲ときいて皆さんはどんな音楽が思い浮かべますか?

 

あの夏へ 

あの夏へ

あの夏へ

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 人生のメリーゴーランド

人生のメリーゴーランド -オープニング-

人生のメリーゴーランド -オープニング-

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 SUMMER

Summer

Summer

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などいろいろあるでしょう。

人によってはNHK人体シリーズや

脳と心BRAIN&MIND

脳と心BRAIN&MIND

PRINCIPLE OF LOVE やさしさの芽生え

PRINCIPLE OF LOVE やさしさの芽生え

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MEMORIES OF・・・ 鮮やかな記憶の残照

MEMORIES OF・・・ 鮮やかな記憶の残照

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BRAIN&MIND 未知の秘境へのいざない

BRAIN&MIND 未知の秘境へのいざない

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大林宣彦のふたり

草の想い ~ふたり・愛のテーマ~

草の想い ~ふたり・愛のテーマ~

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(改めて聴くと90年代感があるのが微笑ましい)

最近手がけたアニメーションのOST

 

などマイナーな作品が好きな方もいるでしょう今回はそんな名曲を量産し続ける久石さんを作家的に分析してみる記事です。

 はじめに

久石譲のタイアップは3つにカテゴライズできます。

第一にスタジオジブリ作品の主題歌・劇伴。第二に北野武をはじめとする実写映画、非ジブリアニメラインへの楽曲提供。第三にその他cmタイアップ楽曲や交響曲やノンタイオリジナル楽曲。しかしながらジブリというコンテンツの大きさ故、実写映画、CM等に提供した音楽はあまり語られませんし、作家としても「久石らしさ」を言及する記事がさほどないので、当サイトで思い切って「久石譲の音楽」のより俯瞰的にみた角度で解題していこうと思います。ただし全てのディスコグラフィーを押さえるのも文章的に無理があるので一部記述が薄いところがあるかもしれませんがご了承ください。

 

 

基礎として押さえておきたいミニマルミュージック

 基礎としての押さえておきたいミニマル音楽の概要

久石譲を作曲家風に形容すると「ミニマル・ミュージック」が大前提にあります。

ではまずミニマルミュージックとは何かを説明します。簡単にいうとパターン化された音を反復した音楽です。勘の言い方は既に気づかれたかもしれませんが、このひたすら繰り返す技法を取り入れたのがジムノペディ三部作でお馴染みのエリック・サティという人物です。

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エリックサティ(1886~1925)

 (劇場版涼宮ハルヒの消失ぼくのなつやすみ2などでも劇伴として引用されました。)

ミニマルといえば基本、このジムノペディを想像していただければ間違いないです。

少し脱線しますが、サティの影響はその後印象派と呼ばれる人たちにも継承され、その代表格が「月の光」「アラベスク」「亜麻色の髪の乙女」などで知られるクロード・ドビュッシー(1862-1918)だったりします。機能和声からの脱却を果たした人ですね。この時期を印象音楽と言います。

ベルガマスク組曲: 月の光

ベルガマスク組曲: 月の光

  • フランソワ・ジョエル・ティオリエ
  • クラシック
  • ¥153
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ドビュッシー: アラベスク第1番

ドビュッシー: アラベスク第1番

  • フランソワ・ジョエル・ティオリエ
  • クラシック
  • ¥153
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前奏曲集 第1巻: 亜麻色の髪の乙女

前奏曲集 第1巻: 亜麻色の髪の乙女

  • フランソワ・ジョエル・ティオリエ
  • クラシック
  • ¥153
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そしてこの反復を用いた実験・前衛音楽を手掛ける作曲家がその後たくさん現れます。

その先鋒としていたのがジョン・ケージ。そこからテリー ・ライリーやスティーヴ・ライヒ、ラ・モンテ・ヤング、フィリップ・グラスなどが後に続きます。では各人がどういった音楽作家であったのかを紹介します。

ジョン・ケージ

この人の音楽で一番知られているのは4m33s。4m33sひたすら無音というあれです。

そんな人が他にどんな音楽を作っているかというと、In the Name of the HolocaustであったりBacchanaleだったりするのですが、ミニマリズムというよりかは実験サウンド性が多いですね。ヴェーベルンのフォロワーとしてみるとラ ・モンテ・ヤングとかにもにつながったりするのでミニマルの歴史を語る上では外せない存在です。この人が開拓した実験的なアプローチは久石さんも相当影響を受けているはず。

Imaginary Landscape No. 5

Imaginary Landscape No. 5

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 一押しはこちら the オマージュって感じがして好きです。

 

 

ラ ・モンテ・ヤング

概念上ミニマルの生みの親さとされている彼の音楽は基本的にギターの弦を鳴らして、そこからちょっとしたメロディが付加されているものである。元来あるミニマルの刺激的な高揚感が今では環境的な音楽と化している(例えばThe well- tuned pianoはどこを聴いても「同じメロディ」を反復をしているだけ。)つまりは、奏者が楽器の音出しをするのに非常に近い感覚である。そういったちょっとした「音出し」的なものをひたすら繰りラ ・モンテ・ヤングもケージ同様に20世紀前衛音楽の旗手の役割の一旦をになっていたアントン・ヴェーベルン的な音楽から学んだと推測する。

ヴェーベルンの場合、バガテルあたりがミニマムらしさをうかがえる。

余談ですがアントン・ヴェーベルン、ケージとこれらの共通は全てシェーンベルグに帰結したりします。まぁそれほどドデカフォニー(十二音技法)が強烈だったというだけの話ですけれども。

 

A Bonnie Lassie

A Bonnie Lassie

  • Don Bartlett
  • トラディショナル・ケルト
  • ¥204
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テリー ・ライリー

我々がドラッグ映像などで想像するような音楽。つまりは電子オルガンメロディでゲームサウンド的な音の崩しが象徴である。A Rainbow in Curved Air を聴けば一目瞭然ならぬ一聴瞭然。明らかに俺の音楽を聴けと言わんばかりの音の展開。様々な鳴らし方で展開していく様は、教会音楽におけるオルガンのそれとは全く違う。クラヴィコード的なサウンド性(以下の動画の楽器がクラヴィコード

A Rainbow in Curved Air, for electric piano, dumbak & tambourines

A Rainbow in Curved Air, for electric piano, dumbak & tambourines

  • テリー・ライリー
  • クラシック
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www.youtube.com

を取り込んだこの楽曲の新鮮さはその後に大きな影響を与えたのは想像に難くない。おそらくミニマムの枠を超え、とりわけプログレへの影響が大きいと筆者は考える。
Poppy Nogood and the Phantom Band

 

A Rainbow in Curved Air, for electric piano, dumbak & tambourines

A Rainbow in Curved Air, for electric piano, dumbak & tambourines

  • テリー・ライリー
  • クラシック
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ピンク・フロイドAtom Heart Mother的ともいえる音楽

 

Atom Heart Mother

Atom Heart Mother

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で21mという音楽長編は最初こそオルガンテイストだが、途中から(おそらく)ソプラノサックスが介入してメロディを奏でる構成をみると、コルトーレンの流れ(時代的に考えるとgiant stepあたり)を組んでいるのは間違いない。というかモードジャズ期の連中(マイルスデイビスだったコルトレーン)があまり強烈すぎるというお話。ジャズのお話はいずれジャズ史の時に語りますので、気になる人はそちらを待ってください。
In cではハ調の音階全てが鳴り響く音楽。どんどん重なり合う。シャトルランの音楽がどんどん早くなるあの感じが一音一音ずつ重なるようにといえばイメージしやすい。こちらは趣向的な意味でミニマルの礎を気づいた一曲であろう。

 

ティーライヒ
Six Pianosは70年代に作曲されたものだが、曲というより、一つのフレーズを反復するだけの楽曲であることから、明らかにミニマルサウンドとみて差し支えに。最もIt's Gonna Rainというある種のドラックソングを1965年に書いていたライヒオリジネーターの一人であるが。ちなみに筆者はいわゆる四傑と評されている「ヤング、ライリー、ライヒ、グラス」の中では一番気に入っている作家である。ストラヴィンスキーとかチャーリ・ーパーカーとか好きなんだろなっていう感じがたまらないです。 

Steve Reich: Six Pianos - Terry Riley: Keyboard Study No. 1

Steve Reich: Six Pianos - Terry Riley: Keyboard Study No. 1

  • Various Artists
  • クラシック
  • ¥1375

 

Keyboard Study No. 1

Keyboard Study No. 1

  • Gregor Schwellenbach & Lukas Vogel
  • クラシック
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フィリップグラス
1975年に初演を果たした「浜辺のアインシュタイン」で有名。
どちらかというとオペラや協奏曲を手がけることがおおいため先述してきた作家たいが書くようなソロ音楽はあまりないが、「浜辺の〜」を聞くだけでその音楽性というのはミニマルを踏んでいることがわかる。

個人的な一押しはこちら

Glass:  The Photographer

Glass: The Photographer

  • マイケル・リースマン, Paul Zukofsky & The Philip Glass Ensemble
  • クラシック
  • ¥1630
The Photographer:

The Photographer: "A Gentleman's Honor"

  • マイケル・リースマン, The Philip Glass Ensemble & Paul Zukofsky
  • クラシック
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

  

 あらゆる楽器で繰り返しを試している.83年とプログレも落ち着いた時期ではあるがこの手のサウンドは珍しい。というか、ミニマルでありつつ情緒が表現されていることが自分がこの作品が好きな理由かなぁ。

なんというかゲームオブスローンズ(邦題:七王国の玉座/氷と炎の歌) のシーズン6 8話の

ワイルドファイアと言われる鬼火でハイ・スパローとかマージョリーを教会ごとぶっ飛ばすっていうサーセイの悪魔的な所業が行われるために作られたLight of the Sevenに近い恐ろしさがある。余談ですがlight of the sevenは曲としてもすぐれてますが、この音楽は映像ありきなのでどれほど爽快でありながら悪魔的な音楽かを知りたい人はゲームオブスローンズのシーズン1-6をみてください。最終章は面白くないので別にみなくてもいいです。

Light of the Seven

Light of the Seven

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以上の作家たちがミニマル史における重要人物なのですが、そんな彼らの音楽手法もバルトークや、ドビュッシー全音音階、あとパガニー二の悪魔的な技巧で作曲された24の奇想曲などからの影響力を感じられ、クラシックに分類される作家は偉大だなと思ったり。

 

 

 

番外編『オスティナート』

このジャンルはオスティナートという意味合いからわかるように「執拗」に繰り返すといったまさにミニマルの音楽の原点というべき音楽体系です。では一般的にどう言った楽曲を指すか。これは説明するまでもないと思いますが代表格はなんといってもグスターヴホルストの火星 戦争をもたらすもの 

ホルスト: 組曲《惑星》作品32 火星―戦争の神(戦争をもたらす者)

ホルスト: 組曲《惑星》作品32 火星―戦争の神(戦争をもたらす者)

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でしょう。ホルスト組曲:惑星がどのような作品かは以下の記事を参照してください。

sai96i.hateblo.jp

 あとは基礎練習でお馴染みバルトーク作曲のミクロコスモス(超絶かっこいいです)も典型的なオスティナート。枝としてのミニマルが印象派の音楽性であるならば、幹としてのオスティナートは恐怖・破壊的なテーマを持つ感じの曲が多いように見られます。さてここでオスティナートの作風を満遍なく使った国民的音楽を作った日本人作家といえば 伊福部昭 

そう、誰もが知るオスティナート日本曲とはゴジラのメインテーマ」

メインタイトル(M2+M1)

メインタイトル(M2+M1)

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誰しもが何気なく聴いていたあのメロディ。実は音楽史をしっかりと踏んだ技法を踏んでいるからこその説得力ということです。ちなみに地震速報の音楽を作曲しているのは伊福部達で血を引く人間が作曲しているところがなんとも言えない感じになります。

シンフォニア・タプカーラ 第3楽章 Vivace

シンフォニア・タプカーラ 第3楽章 Vivace

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 あの音の元ネタも多分このVIVACEのイントロからきてる。というか間違いない。

 

まぁそれはそれとしてこうしてできた流れの音楽に国立(くにたち)音楽大学の作曲学科在学中の久石さんは影響を受けます。A Rainbow in Curved Airwを聴いてミニマル作家になったと言われるほど(実際はライヒじゃないのかと思ったりしますが)ですから、特に色濃いに影響を受けているのはライリーでしょう。

 

 あとミニマル提唱者としてのジョンアダムスとかも入ってますね

Hallelujah Junction

Hallelujah Junction

  • Maarten van Veen & Ralph van Raat
  • クラシック
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では前置きが終わったところで次は実際に久石音楽からミニマリズムを読み解きます。

 

ミニマル視点から見る久石音楽

Clifside Waltz III(あの夏、一番静かな海。)

Clifside Waltz III

Clifside Waltz III

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 これは明らかにサティを意識していますよね。  Clifside Waltz IIIから察せるように当然IとIIもあります。三部構成含めここまでちゃんとオマージュをしています。

 

 Sonatine I ~act of violence  (sonatine)

Sonatine I - Act of Violence (Sonatine)

Sonatine I - Act of Violence (Sonatine)

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 裏打ちでなってるピアノメロディはマイクオールドフィードのチュブラーベルズの系譜

 

SUMMER

Summer

Summer

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今や、夏の定番楽曲となった、久石譲の代表曲「SUMMER」この曲はミニマル楽曲としてあまりに傑作ですね。上の原曲も十二分に楽しめますが、劇伴という側面を感じてしまい、「曲」としてみたとき幾ばくか表現に物足りなさがあるのですが、その後作られた数あるバーションの中で私が劇伴としてではなく、曲として楽しめるのがこれです。

Summer

Summer

  • Joe Hisaishi
  • クラシック・クロスオーバー
  • ¥255
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YOUTUBEの公式動画にも上がっているの是非聴いてください。


Joe Hisaishi - Summer

 

 

 Bus Stop (あの夏、一番静かな海。)

Bus Stop

Bus Stop

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木琴主体でバックでピアノだったりが支える構造は久石音楽印というか節といってもいいほど聴きてには定着していると思いますが、それらもおそらくミニマル音楽からの着想です。さきほど、久石音楽に最も影響を与えたのは、実はライリーではなくライヒではと書きましたが、そう思う最大の理由はこの曲にあります。 

Music for A Large Ensemble 

Music for a Large Ensemble

Music for a Large Ensemble

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どうですか、クレジットを隠して聴けば「作曲:久石譲」と言われても全く違和感がないほど、久石サウンド節の一つの源流になっています。

 

kids return

Kids Return (Kids Return)

Kids Return (Kids Return)

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 この音楽は珍しくギターが乱入してきたり、主旋律が琴だったりと和風とロックのごた混ぜな曲なんですけれども、これも展開としてはミニマルですね。summer同様この曲も「映画」としての音楽で聴くなら原曲でもいいんですけれどこれをretakeというかアレンジしたバージョンのほうが、単曲としてみたときに楽器の表現が重厚になっているのでおすすめです。

Kids Return

Kids Return

  • 久石 譲
  • クラシック・クロスオーバー
  • ¥255
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やはり弦楽器(というかこの場合はチェロ)とピアノ組み合わせっていいですよね。

原曲アレンジの魅力というのは本来こういうものだと実感します。

 

海獣の子供OST

 

 今作は久々のミニマルに徹した作品なのである種、定着した久石音楽よりかは緩急ある変化球と言える作品。どれも素晴らしいがこの5曲はサントラの枠を超えた凄さがある。アンビエントも少し入り混じったりするし趣向そのものに惹かれる。

宇宙の記憶

宇宙の記憶

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嵐の中のふたりなんかは実験音楽

嵐の中のふたり

嵐の中のふたり

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光る夜の海へ なんかではIn C的。つまりはだんだんと重なり合っていくというライリーが開拓した道に通ずるところがある。

光る夜の海へ

光る夜の海へ

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宇宙の誕生は、その名に恥じない壮大さと華麗な音の混じり合いが素敵。あとやっぱり宇宙なのでホルスト組曲的とも言える。

宇宙の誕生

宇宙の誕生

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生命の理由と生命の繋がりはセットで聴いた方がいいですね。特筆すべき点は、生命の繋がりの後半です。ストラヴィンスキー的というか、火星的というかミニマルより講義的な繰り返し技法のオスティナート的という。

生命の理由

生命の理由

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生命の繋がり

生命の繋がり

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ミニマル作家としての音楽 ムクワジュアンサンブル

 

最後に、あまり知られていない久石音楽ムクワジュアンサンブルについて

1981年に(これがジブリ参加する2,3年前っていうのもなかなか熱いですね)ムクワジュ・アンサンブルというグループを結成し、アルバム『ムクワジュ』を発表 私が思うに久石音楽の一つの解答をだしたといってもいい作品だと思います。特にPulse In The Mindなんかは現代音楽やミニマルとして生きてきた中で作り上げた極上の一品だと思います。(というか、最近ヤバイでおなじみのPuhyunecoのakaneのルーツも結局この辺り、つまりミニマルと現代音楽の境目にあるのではないかと思ったり。長谷川白紙はそれをもうちょいメジャーな存在)  

Flash-Backなんかはそれこそジョンケージ的なアプローチでひたすら太鼓がなっているだけですが、そこに魅力を感じてしまう一曲です。

脱線しますけど、既存作家を例に捉えるなら坂本龍一のソロアルバム的とでもいいましょか。A Wongga Dance Songとかその辺り。この曲はシーケンスが全盛の時に作った感があって面白いですね。

A WONGGA DANCE SONG

A WONGGA DANCE SONG

  • 坂本 龍一
  • J-Pop
  • ¥204
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話を戻しましょう。ミニマム作家としての一つの到達点といっていいアルバムなのにituneにはMKWAJUしかないという悲しさ;;

MKWAJU

MKWAJU

  • 久石譲 アンサンブル
  • クラシック・クロスオーバー
  • ¥255
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 そしてMKWAJUを聴けば伊右衛門のcmでおなじみのあの名曲の前身となっているのは明白であります。この曲、cmの枠に止まるには惜しいほど傑作なので未聴の方は絶対聴いてください。

Oriental Wind

Oriental Wind

  • 久石 譲
  • クラシック・クロスオーバー
  • ¥255
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 この曲もいろんなバージョンがありますが、オケとピアノのバランスが取れている点などからこのバージョンに落ち着く。

(脱線)

あとサントリーはいい加減、伊右衛門 新テーマ曲 を音源化するべき。

まぁ、今やってるcmの音楽を高木正勝さんに引継ぎで投入してるのは1000%すぎる正解なのでサントリーは作家のもつ技量を組んで起用してるから、その姿勢はさすがです。

www.youtube.com

 高木正勝さんの特集はいずれやります。が、ここで数曲紹介しておくと

熱風

熱風

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きときと - 四本足の踊り

きときと - 四本足の踊り

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 は誰もが認めるメロディアスの秀作。

ちなみに熱風の音楽は、夢と狂気の王国っていうジブリドキュメント映画に使われてる曲で、だからこそタイトルが熱風=ジブリっていうのが個人的に泣けるなーって思うところです。高木さんは、一作品ぐらいジブリに楽曲提供しても久石音楽とは違う路線だけど絶対に外さないのでいつか本編でコラボしかないかなと思ったり

 

閑話休題

では次にクラシックとしての側面を探っていきます。

 

クラシックから読み取る作家性

 

・クラシックの側面から見た久石音楽の源流

音楽の授業なんかでも「古典派」「バロック派」などを目にすることが多いと思います。その中の一つのロマン派の作家で久石音楽に強い影響を与えている作家が2人がいます。

 それぞれの代表曲

ワーグナー 

ワルキューレの騎行などでお馴染みの方です。

ワーグナー:ワルキューレの騎行

ワーグナー:ワルキューレの騎行

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ドヴォルザーク

 新世界などで有名

 と言ったところで、これらを全く聴いたことがない人はいないほど、名曲を作り上げた巨匠です。では具体的にどういったところに影響を垣間見ることができるか

波の魚のポニョ

波の魚のポニョ

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 フルで聴いていただかないとわからないのですが、試聴だけでもテイストがワルキューレであることは一朝瞭然です。まぁこの曲がワルキューレに寄せてるのは崖の上のポニョを構想している時に宮崎さんが流していたという裏話があるので、作家性云々というよりオーダーに寄せた感じがあります。とはいえ、作品がワーグナー 的テイストの音楽で作られていることに違いはないので例として挙げます。

 

さて、ドヴォルザークの音楽がどう影響を与えているかなんですが、これは「ほぼトレース」したといっていいほど弦楽器系の楽曲はドヴォルザーク的です。

ドヴォルザークですといってブラームスはあげないのかよというツッコミはなし

 

人生のメリーゴーランド

Merry-Go-Round(人生のメリーゴーランド)

Merry-Go-Round(人生のメリーゴーランド)

  • Joe Hisaishi
  • クラシック・クロスオーバー
  • ¥255
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これなんて、久石さんからすれば「引用元は当然わかるよね」と言われているようなものである程度クラシックを愛好していればサビのメロディから察しがつけるはずです。 

ドヴォルザーク 交響曲第8番 3楽章を聴いてみましょう。

 そしてこの3楽章をきいてピンとくる楽曲があると思います。

Cinema Nostalgia

Cinema Nostalgia

  • 久石 譲 & Orchestra Città di Ferrara
  • クラシック・クロスオーバー
  • ¥255
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 余談ですが金ローといえばこのOPで始まり、髭のおじさんが映写機を回している映像の時代が好きだった方も多いですね。あの映写機を回すアニメーションをジブリ制作人が、音楽を久石が作っていたというほぼジブリ状態といっていいものです。

閑話休題

 cinema nostalgiaから読み解く 映画音楽性

 このcinema nostalgiaの弦楽器の運び方や緩急の付け方は三楽章の後半を聴けば誰でも「なるほど」と手を打つと思います。それと同時若干マーラーも入ってるような気もしますが、全体の作風はやはりドヴォルザークを踏襲しています。しかしそれだけでcinema nostalgiaの格式高い感じになるかといえば否です。では映画の劇伴たり得る要素はどこからの影響かといえばニーノロータしか考えられません。

ニーノロータは映画マフィア映画の金字塔と言われてる「ゴッドファーザー」のメインテーマを作曲した偉大な方です。その音楽がこちら

ゴッドファーザーという映画をみたことがない人はこんな三文記事を読む前に三部作をみた方が圧倒的に得です。ちなみに筆者はゴッドファーザーシリーズでは2が一番好きです

ゴッドファーザー - 愛のテーマ(『ゴッドファーザー』より)

ゴッドファーザー - 愛のテーマ(『ゴッドファーザー』より)

  • シティ・オブ・プラハ・フィルハーモニック・オーケストラ
  • サウンドトラック
  • ¥153
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 この音楽から読み取れるフランスを想起させる音楽のテイストこそcinema~の深みが出るというものです。

ニーノロータ的音楽は当然この一回切りというわけではなく、風立ちぬOSTなどにも顕著です。旅路(妹)ではいかにも「フランス」を意識した音楽ですし

旅路(妹)

旅路(妹)

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 カストルプなんかは

カストルプ(魔の山)

カストルプ(魔の山)

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 A New Carpet

A New Carpet

A New Carpet

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系統の音楽と言っていいでしょう。

おくりびとのdeparture


Joe Hisaishi - Departures

の前半(3m24s-4m36s)は完全にマーラーを意識しています。

交響曲 第5番 嬰ハ短調/第4楽章:アダージェット;きわめて遅く

交響曲 第5番 嬰ハ短調/第4楽章:アダージェット;きわめて遅く

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このようにオーケストラの作品は辿っていくと影響元が非常に分かりやすいです。(セオリーにのっとっているからこそ)

他にもクラシックからの影響というのも当然あります。それはストラヴィンスキーバルトークブラームス等。そもそも国立の作曲学科に在籍していた方なのでこれらは基礎教養として当然知っているでしょうし楽曲に生かしているとはおもいますが、素人の私がこれ以上の領域(クラシックに分類される作曲家一行)に足を踏み込むとそれこそバッハやヴィヴァルディまで遡ることになり、それには専門的な知識が必要になるのでこれ以上深い考察をしたい場合は個々で行ってください。

 

 

アウフタクトの頻用

今更書くことでもありませんが、聴きてが思う久石譲の音楽らしさはこのアウフタクトにあったりします。

この技法が使われている楽曲で最も有名なのが

トルコ行進曲

トルコ行進曲

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エリーゼのために

エリーゼのために

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どちらも 曲が1拍より前から始まっていますね。

久石楽曲を例に例えると 以下のような曲が該当します。


Joe Hisaishi - Angel Springs


Joe Hisaishi - Ballade

 


Joe Hisaishi - Nostalgia

これらはほんの一部であって他にもナウシカのオープニングであったり人生のメリーゴーランドやsummerなど代表曲といって差し支えない曲には大体取り入れられてます。

若干マイナーな曲ではありますが、他にも

Highlander

Highlander

  • 久石 譲 & Pan Strings
  • クラシック・クロスオーバー
  • ¥255
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EVE-Piano Version

EVE-Piano Version

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マルコとジーナのテーマ

マルコとジーナのテーマ

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と数々の作品にアウフタクトが入っています。 

 

 

 

 

 

 

作家の基礎、スタンダードとなるミニマムから古典としてクラシックの踏襲をした要素を兼ね備え、その上にアウフタクトなどの一種の調味料があって初めて「久石譲の音楽性」というのが現れるいうことがわかります。

 

最後に

本編に記載していないだけで他にも久石さんが影響を受けた作品はありますが、おそらく核となっているのは本記事で紹介し切れたと思います。そもそも久石譲の名前は藤沢守で、久石譲はクインシージョーンズ(MJ作品のプロデューサー)の捩りとかそういった当たり前なことを省いた上でいろいろ書いてきました、今回その中で感じたのは初期こそ傾倒していたのは芸術系だったのが、だんだんとポップスになっていく遍歴をなぞれたことです。多分それはブライアンイーノに走ったあたりだと推察できる。イーノとかそこらへんの人たちの台頭っていうのは音楽史的にみてもやっぱり異質と言われている。それこそアンビエント(環境音楽)な方向に進路を変えた影響力っていうのはそれこそ芸術的なアプローチ、或いは単なるミニマルの形が電子的でもありグラムロックを踏襲しつつ新規開拓をした2/1とかは名曲だし。

2/1

2/1

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2/2

2/2

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1/1

1/1

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1/2

1/2

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だからこそ

Silent Love (Main Theme)

Silent Love (Main Theme)

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を書けたのだと思う。

ミニマム作家という基盤こそ揺るがず、そこからクラシック、アンビエント、ポップスとあらゆる楽曲を手がけてきたのは本当にすごいと思う。それは作曲学科で本格的に勉強をした以上の何かがあるからだと今回音源を通してわかった。

 

冒頭にも書きましたが世間的にはジブリの影響の大きさもあって「ジブリアニメ」音楽は非常によく愛されていますが、非ジブリコンテンツへ提供した音楽が語られることがあまり内容に思います。それは音楽好きとしてはあまりに勿体ないです。作品単位でアプローチの違う久石楽曲はジブリ的なサウンドとは別の魅力があります。あの夏へ、よりも明るく作家性によりそった「SUMMER」や、北野武映画のHANA-BIのメインテーマ「HANA-BI」やエンディングテーマに該当する「Thank You, ... for Everything」など様々ですので是非聴いてください。まだまだ語りたいことはありますが、文字数的なことも考慮し、ここまでとします。長丁場の記事を最後まで読んでくださった方 ありがとうございます。出す出すといって全く出ないamazarashiの記事ですが、次こそ出せるようなんとか頑張りますのでもう少しだけ待ってください。

礼といってはなんですが、数あるアルバムの中でも久石音楽を甘すくことなく堪能できる5枚の中からトラックごとに紹介しておきます.あと個人的にベスト楽曲10も載せておきます。セレクト理由は蛇足なので書きません。

Piano Stories Best '88-'08(track.3.5.10.11)

Piano Stories Best '88-'08

Piano Stories Best '88-'08

  • 久石 譲
  • クラシック・クロスオーバー
  • ¥1630

 joe hisaishi meets kitano films(track.2.3.8.15)

Joe Hisaishi Meets Kitano Films

Joe Hisaishi Meets Kitano Films

ENCORE(track2.5.6.7.10.11)

ENCORE

ENCORE

  • 久石 譲
  • クラシック・クロスオーバー
  • ¥1630

 Dream Songs: The Essential Joe Hisaishi  track.3,9(disc1) track.10,11 (dick2)

Dream Songs: The Essential Joe Hisaishi

Dream Songs: The Essential Joe Hisaishi

  • Joe Hisaishi
  • クラシック・クロスオーバー
  • ¥2546

Nostalgia track1.9 

Nostalgia

Nostalgia

  • 久石 譲 & Orchestra Città di Ferrara
  • クラシック・クロスオーバー
  • ¥255
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 私的久石音楽ランキング

1.Thank You, ... for Everything

Thank You,...for Everything

Thank You,...for Everything

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2.summer(essential版)

Summer

Summer

  • Joe Hisaishi
  • クラシック・クロスオーバー
  • ¥255
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3.oriental wind(88-08版) 

Oriental Wind

Oriental Wind

  • 久石 譲
  • クラシック・クロスオーバー
  • ¥255
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 4.spring(essential版)

Spring

Spring

  • Joe Hisaishi
  • クラシック・クロスオーバー
  • ¥255
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5.kids return(オケアレンジ版) 

Kids Return

Kids Return

  • 久石 譲
  • クラシック・クロスオーバー
  • ¥255
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6.天人の音楽

 

天人の音楽Ⅰ

天人の音楽Ⅰ

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天人の音楽Ⅱ

天人の音楽Ⅱ

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7.cinema nostalgia(バージョン問わず)

Cinema Nostalgia

Cinema Nostalgia

  • 久石 譲 & Orchestra Città di Ferrara
  • クラシック・クロスオーバー
  • ¥255
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8.Asian Dream song

Asian Dream Song

Asian Dream Song

  • 久石 譲 & Pan Strings
  • クラシック・クロスオーバー
  • ¥255
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9.nostalgia(nostalgia版)

Nostalgia

Nostalgia

  • 久石 譲 & Orchestra Città di Ferrara
  • クラシック・クロスオーバー
  • ¥255
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 10.バビロンの丘

バビロンの丘

バビロンの丘

  • 久石 譲 & Orchestra Città di Ferrara
  • クラシック・クロスオーバー
  • ¥255
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もう一度、武道館であの感動をやってほしいなぁ、、、

君たちはどう生きるかOST込みで

 

 

 

 

 

 

まふまふ音楽のルーツ・魅力を解説

まふまふというミュージシャンがネットでは散々界話題性になるのに反して、アーティストとして総括的に言及される記事はあまり見かけません。であれば書いてしまえというノリと勢いです。熱狂的なファンではありませんが、彼の楽曲性などはある程度は書けると思い取り上げました。また、あらゆる方向性から読み解く手前、当記事では公式では明示されていない別名義の曲も"まふまふ楽曲"という括りとします。表記は全て敬称略です。ご注意ください。

では本編に移ります。

アルバム編

まずは過去のアルバムのおさらいをします。

夢色シグナル

カバーが多い中、AM 5:00,AM4:00、そしてdaybreakがオリジナル曲として収録されています。AM4:00からして実はまふまふ節が感じられる。daybreakはボカロ楽曲とアニソンの組み合わせみたいな感じがしますね。初々しいです。

刹那色シンドローム

早くも仇返しシンドロームを作ってるところに早熟さを感じますね。そしてこの頃からまふまふの最大の武器であろう"和風楽曲"の第一声ともいうべき「夢花火」の収録。ラストエフェクトのはその後ベルセルクに繋がるプロトタイプ。ラストリーフはひたすらドラムばちばちの楽曲。意欲に溢れてくるのが伝わってきつつも、尖りがある良いアルバムですね。

闇色ナイトパレード

全二作に比べて、オリジナルで固めてきたある種の集大成。クリスマスナイトパレードや戯曲、空を駆け下りて等クオリティの高い作品が収録されています。そのせいか

  1. プラスティック
    music & lyrics : Last Note.
  2. ハーテッド・ドール
    music & lyrics : ユジー

などの所謂提供曲が霞んでしまっている。ラスノやユジーの作曲能力が低いのではなく、ここまで作風が固まってしまうと場違い感が否めないという意味。この時期のまふまふならフルオリジナルでっと思ってしまう。この時期になると安心して聴けるレベルには作曲力がついてますね。そして色濃く影響を受けている楽曲性も現れている。空を駆け下りては、じんの作曲を明らかに意識しているし。そして

今作にも収録されているまふまふの切り札といってもいい林檎花火とソーダの海。本作の中では群を抜いて「らしさ」が出ています。

筆者はこの三枚は初期三部作と捉えています。つまりはペーペーから初めた人間が数年を経て、ようやく一人前になったという流れを汲むという意味では有意義な作品群だからです。ただ、音源を入手困難というのが唯一の難儀ですね。

明日色ワールドエンド 

明日色ワールドエンド

明日色ワールドエンド

  • まふまふ
  • J-Pop
  • ¥2037

 色々あって出した本作は、まふまふの作家性・エッセンス、楽曲バリエーションの高さ等全てにおいて最高傑作というか作家としてのこれ以上ないほど味がある作品です。

輪廻転生からの掴みで立ち入り禁止で、まふまふワールドを提示して、その次にファンタジックな楽曲を二曲挟み、皆さん大好き「夢のまた夢」。そしてギターのメロディが響く罰ゲーム、EDMに挑戦するぞという志が垣間見えるフューリー。若干イントロにダサさというか、楽器バランスが崩れつつもBメロからサビの勢いはthe まふまふと言ったところ。唯一のポップスらしさを残した"恋と微炭酸ソーダ" 本作ではこれが一番バランスが取れている楽曲です。あなたが嫌い僕も嫌いなどと、書いていた人が路線を変えて曲を作るとこうも真逆な楽曲になるのかと驚いた記憶があります。

神楽色アーティファクト 

Kagurairo Artifact

Kagurairo Artifact

  • まふまふ
  • J-Pop
  • ¥2037

前作に比べると楽曲にまとまりがない上に、曲数は多いものの当たり曲が少ない。

各楽曲ごとの感想は以下の前・後編をご覧ください。

sai96i.hateblo.jp

sai96i.hateblo.jp

作家性について

ATRとして

2016年から同じく歌い手の"そらる"と組み、ツインボーカルユニット「After the rain」というグループ名でもメジャーアルバムを出しています。

クロクレストストーリー

クロクレストストーリー

やっぱり傑作はクロクレスト。ファンに反感を書いそうですけど、まふまふの作曲センスに一番油が乗っていたのは2016-17の間という考えを持ってしまう。それ以降に発表された作品の中にも傑作はあるものの、ずっと横ばいに停滞している感じがする。イザナワレなどにも代表曲はあるかもしれないが、アイスリープウェルなどに代表される音楽で魅せる圧倒的なキラーチューンがない。

アイスリープウェル

アイスリープウェル

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次作にあたるイザナワレトラベラー

は新境地を開拓を感じられたが、その分一曲に対する完成度が半ばしかたない形で狭まってしまった(クロクレの時は影響を受けてきた作曲家の作風をまふまふなりに解釈しきったからこそ、統一性があった)のが残念だったがメリーバッドエンドのような

メリーバッドエンド

メリーバッドエンド

  • まふまふ
  • アニメ
  • ¥255
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作風を見事に描き切ったことは本アルバム最大のファインプレー。ハローディストピアは、アンチクロックの応用系としてこういう手もあるかと思えただけ収穫はあった。

ハローディストピア

ハローディストピア

  • そらる
  • アニメ
  • ¥255
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アンチクロックワイズ

アンチクロックワイズ

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 そして本アルバムの最大の問題点(と勝手に思っている) 

イザナワレに収録されている楽曲群を通して力量をあげて、やっとの上で作り上げた集大成・完成系として締めを括るはずだった

彷徨う僕らの世界紀行

彷徨う僕らの世界紀行

  • まふまふ
  • アニメ
  • ¥255
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 は、佳作の域を出ていないと思う。というかこの曲は失敗作だと思う。尻すぼみ感が否めない。やるなら5,6m位の尺をとってもう二段階くらいレイアーがあった方が良かった。『四季折々に揺蕩いて』でも変にサビで敗者復活戦を意識したりと意図が見えてしまうところが乗れなかった。

www.youtube.com

推測になるがここでやりたかったことは夕刻、夢ト見紛ウまで時間がかかったと確信してる。

夕刻、夢ト見紛ウ

夕刻、夢ト見紛ウ

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7×2 Deadly Sins

7×2 Deadly Sins

 フルではないしにしろイザナワレよりかはまとまりを取り戻していた。ただ人生逆転の神業はタイトル負けしている。なぜ今になっても絶望性ヒーロー症候群的アプローチの楽曲を作ろうとするのかがいまいちわからない。アーティファクトでも自壊プログラムでなぞっていたし。

自壊プログラム

自壊プログラム

  • まふまふ
  • J-Pop
  • ¥255
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良い悪いの問題というよりかは、この路線なんかよりかっこいい曲はかけるはずなんだからそっちに踏み切ればいいのにっという感じです。 

 

あと個人的に笑いポイントだったのがこの指止まれ

この指とまれ

この指とまれ

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 これって構成のやりかたが粉雪。

粉雪

粉雪

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メジャーなところから引っ張ってきたなと感じましたw 

 

 

 

ネットミュージシャンとしての特殊さ

これまでの流れではニコ動やyoutubeなどで数字を稼ぐ→注目される→メジャーへ移行

の流れが大半でしたが、意図したか否かはさておき、まふまふは注目される依頼を請けおっていても基本的に活動場所はネットシーンで、メジャーシーンへの移動は意図的に避けていると感じられます。そのため「一定の支持層がいる世界」で評価を受けるという安定したポジションにいます。このような例(つまりネットシーンが主戦場)はあまりないです。大体のユーザー(作家)は先述したようにメジャーで活動するのが大半でありそこで大活躍をするか、知らぬまに消える運命をたどるかかのどちらかのルートを歩んでいたからです。故に安全な場所で活動し続ける"まふまふ"はうまいと思うわけです。

影響を受けたであろう作曲家

ニコニコで活動する前に聴いていたアーティストも色々いると思いますが、それらはここでは記述しません。なぜならばリスナーの一人として聴くのと作曲家として意識して聴くのとでは、アウトプットの出力が違うからです。

では、それらを踏まえた上でまふまふが影響を受けたアーティストを筆者なりに考えてみました。

kemu(堀江晶太)/じん/トーマ/Neru/スズム/150P 

大まかな骨格は上記のボカロPによって成り立っています。

ゴーストライター事件の騒動でスズムは何も作っていないではないかという意見があるのは既知ですが、当記事では中立を図りjasrac(日本音楽著作権協会)のデータベースの著作者表記に従い、スズムが作曲したという体にします。

f:id:sai96i:20210111232116p:plain

JASRAC作品データベース検索より引用

f:id:sai96i:20210111232116p:plain

JASRAC作品データベース検索より引用

www2.jasrac.or.jp

いずれの作家も2011-13の間にニコニコ動画で大ヒット曲と飛ばした人気ボカロP。そして時期的にまふまふは作曲歴2,3年という過渡期にあたります。

大体割合としては

f:id:sai96i:20210112170651p:plain

筆者が思う分布

このくらい。楽曲によって、色々差し替えたりしているといった感じです。

まずはNeruからのアプローチ。

作風からまふまふの精神的メンター的な役割をしているのがNeruになってる。恐らく作曲家としての指標の一人ではあると思う。色々お気に入りは本人の中であるだろうけれど、ここ最近のサウンドを考えればNeru楽曲の中でまふまふサウンドに影響を与えているのは多分捨て子のステラ。その後のまふインストに結構流用されている。 


Neru & z'5 - 捨て子のステラ(Abandoned Stella) feat. Kagamine Rin

捨て子のステラ

捨て子のステラ

  • Neru
  • アニメ
  • ¥255
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[Anonymous]

[Anonymous]

  • まふまふ
  • J-Pop
  • ¥255
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 1m17s〜なんてもろに影響がある(いい意味)

 

 

 150Pからのアプローチ

Shuen -Re:Write-

Shuen -Re:Write-

  • 150P
  • アニメ
  • ¥2241

 より二曲。

在来ヒーローズ

在来ヒーローズ

  • 150P
  • アニメ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes
終末-Re:write-

終末-Re:write-

  • 150P
  • アニメ
  • ¥255
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 まふまふは在来ヒーローズみたく、とにかくサウンドの詰め込み型の曲が多いですがそれらはここらへんのスタンスを引き継いでいるのではないと。また、

アンチクロックワイズ

アンチクロックワイズ

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におけるイントロは間違いなく

終末-Re:write-

終末-Re:write-

  • 150P
  • アニメ
  • ¥255
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のイントロを踏襲している。

 

トーマからのアプローチはもう全体的というか、惜しげも無く作風をリスペクト。

まふまふのトーマへの評価はハチ同様なので、作曲家としても尊敬してる。

 

 

 多分当時からの思いを、力量を蓄えて数年経てアンソロジー的な感じで出したのが

廃墟の国のアリス

廃墟の国のアリス

  • まふまふ
  • J-Pop
  • ¥255
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と捉えるのが普通ですね。

それこそ戯曲もバビロンに代表される楽曲フォロワーでしたし 

バビロン (feat. 初音ミク)

バビロン (feat. 初音ミク)

  • トーマ
  • アニメ
  • ¥204
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戯曲とデフォルメ都市

戯曲とデフォルメ都市

  • そらいろまふらー, そらる & まふまふ
  • アニメ
  • ¥204
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 スズムからは時計の音を入れるといった効果音の側面が強いですね。あとは 

世界寿命と最後の一日

世界寿命と最後の一日

  • スズム
  • J-Pop
  • ¥255
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こちらの楽曲のタイトルなどはその後まふまふは似たような感じのものをつける傾向があります。 

絶望性:ヒーロー治療薬 (feat. そらる)

絶望性:ヒーロー治療薬 (feat. そらる)

  • スズム & そらる
  • アニメ
  • ¥255
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この作品の変化球を投げたりしてますね<自壊プログラム、人生逆転の神業。

というかバリエーションの一つになってる。

そのほかにも

イグジズタンス

イグジズタンス

  • スズム
  • J-Pop
  • ¥255
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イグジズタンスなんか輪廻転生のサビで大いに影響がある。

輪廻転生

輪廻転生

  • まふまふ
  • J-Pop
  • ¥255
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これ指摘してる人ツイッターにほとんどいない

 

f:id:sai96i:20210113204421p:plain

f:id:sai96i:20210113204623p:plain

イグジズタンスで検索しても出てこない


 

 kemuのフォロワーというのは数え切れないほど出ましたが、まふまふも相当かぶれていると思います。近づけた音源は少ないものの、kemu的サウンドを取り込まなければ今の音楽性は成り立っていないと思います。影響を受けたのは恐らく地球最後

地球最後の告白を (feat. GUMI)

地球最後の告白を (feat. GUMI)

  • kemu feat.GUMI
  • アニメ
  • ¥204
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 あたりかな〜

 

これらを踏まえた上で、まふまふ楽曲の時代ごとのターニングポイント的作品を2曲。

まずはベルセルク

ベルセルク

ベルセルク

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やはりこの楽曲でまふまふは作曲家としてフォロワーとしての領域を脱した。そのくらい"作曲:まふまふ"というクレジットに納得のいくものであった。ちなみにこの楽曲の対になるのは 恋と微炭酸ソーダ かなと思ったり。あとこの曲は所々じんっぽいのも個人的にツボです。

恋と微炭酸ソーダ

恋と微炭酸ソーダ

  • まふまふ
  • J-Pop
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 桜花ニ月夜ト袖シグレ

桜花ニ月夜ト袖シグレ

桜花ニ月夜ト袖シグレ

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この曲以前以降の線引きはある。ツインボーカルで構成しつつ楽曲の質はそれまでのものとは一線を画すものがありますね。

今のところこの二曲が、作曲家まふまふが作ってきた中で特異的なポジションにある楽曲です。三曲目をそろそろ出して欲しいと思うばかりです。 

一人者タイプではない作家

こういってはファンの方々に反感を買われるかもしれませんが所謂カリスマ作曲家タイプではないです。ここでいうカリスマ作曲家というのは分かりやすい例だと菅野よう子や神前 暁(monaca)田中秀和(monaca)、ryo(supercell)、田淵智和、梶原由紀、堀江晶太、など、発表してきた楽曲に大勢のフォロワーがいるタイプの作家という意味です。つまりは楽曲のレベルは高くとも「まふまふ楽曲」が後世の作家に与える影響というのはないからです。最近の言葉に倣うのであればインフルエンサーにはなれない作家と断言します。ある観点では唯一無二性と取ることもできますが、あらゆるフォロワーを生み出してる作家に比べると作家としてはやはり格が落ちる(少なくとも私にとっては)

別名義から読み解く楽曲性

神様、僕は気づいてしまった

ご存知、バンドとして活動している名義が神僕になります。当ブログでも何度かピックアップしました。

神僕の考察や、1stアルバムの感想などは以下の記事を参照してください。

sai96i.hateblo.jp

sai96i.hateblo.jp

個人アーティストは大抵昔バンドをやっていたけれども、色々あって解散したというのがありますが、まふまふも例に漏れずと行ったところ。しかしニコ動での活躍であらゆる人脈を手に入れ、それらを思う存分奮っている。そんな感じがします。ここでの活動はNeruの作曲が多く、その意味でNeru×まふまふという人気の組み合わせが名義と形を変えて、聴けるという点においても重要。

ここでは作曲が東野へいとがメインで、まふまふが作ることはすくないですが、そんな中、どこのだれかで作った楽曲が匿名と天罰有かれしと願う、宣戦布告あたり。

宣戦布告

宣戦布告

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匿名

匿名

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 三曲ともゴリゴリのギターロックな曲。宣戦布告は、ベルセルクの変化球です。

 

2017年8月4日

natalie.mu

東野 そういう部分が“ハッピーだけどハッピーじゃない”って感じの曲に出てるんだと思います。メリーバッドエンド的というか。

一部の層には今更と言われてしまいそうですが、神僕のメンバーの一人東野へいとが

この発言をした後にまふまふが曲を作り上げるという事実を踏まえると、やはり東野へいとは、、っていうことですね。

藤咲真

ここの名義では所謂「本質」的な楽曲を手掛けていることが多いです。なんと言っても 

アンハッピーエンドワールド

アンハッピーエンドワールド

  • 美紀&胡桃
  • アニメ
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2015年に出た曲ですが、その後の楽曲のエッセンスが詰まったベルセルク以来の一つの到達点。 歌っているのは声優ですが、脳内再生でまふまふの声が聴こえてくるレベル。なんならセルフカバーしてほしいまである。これの

残桜

残桜―zanka―

残桜―zanka―

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まふまふが特異な和風的アプローチ楽曲。サビのメロディと裏でなってるピアノラインの混ざり合いや、間奏からの爆発型の構成はここでも使われています。

 

初恋日記


【聴いてみよう】 初恋日記 [アイドリズム]

 

月光蝶


【聴いてみよう】 月光蝶 [アイドリズム]

冒頭が主にスズムのmanifest的。

Manifesto

Manifesto

  • スズム
  • J-Pop
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 上記した5人の中でもピアノの扱い方だけはかなりスズムに比重があります。時間が短いため、その後あまり大きな展開がないので、この曲に至ってはイントロとアウトローの場所だけ聴けばいい。

 

星降り少女と魔法の夜


【聴いてみよう】 星降り少女と魔法の夜 [アイドリズム]

楽曲的には平凡です。要素だけでいえば、じんっぽさが所々あるところ。そもそもアイドリズムへ提供した曲は1,2分なので、あまり大きな楽曲にできないという点で、曲としてのクオリティが下がっているのも仕方ないといえば仕方ない。

 

あの空に先があるなら

公式音源が消えていたので転載動画です。

www.youtube.com

超絶kemuとまふまふ節の融合系ですよね。これは隠れた名作といって然るべきでしょう。なぜこの手の楽曲ソロでやってくれないのか()。

まぁこの手の楽曲はあまりにも堀江晶太(penguin research)の領域なのでそれらに比べるとまだまだと感じますが、別名義にせよこういう曲を出してくれたことは感謝すべきですね。

 

小指姫

小指姫/コピンク*feat.ピンキーリング 収録アルバム『コピンクス!メロディーズ3〜memento〜』 試聴・音楽ダウンロード 【mysound】

この曲も光るものがない。言い方を変えれば平凡。

琴吹すず 

冷静とモフモフの国境線

冷静とモフモフの国境線

冷静とモフモフの国境線

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the キャラソンなんですけれども、Bメロからサビにかけて隠し切れない「まふまふ節」がここでも炸裂してます。正直曲としては非常に単調ですが、ものがものなのでしかたないです。

 

すいーと・すきっぷ・すてっぷ

すいーと・すきっぷ・すてっぷ

すいーと・すきっぷ・すてっぷ

  • メグ
  • アニメ
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 正直形容しがたない曲なんですけれども、体裁としては眠れる森のシンデレラと言ったところ。大きな作家性みたいなところはあまり見られず、冷静とモフモフの国境線と同じく、まぁキャラソンだよね的な認識でいい。

眠れる森のシンデレラ

眠れる森のシンデレラ

  • まふまふ
  • J-Pop
  • ¥255
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以上、筆者の妄想と推測と邪推が入り混じるまふまふ楽曲の魅力でした。

今年出した記事を振り返る

気づけば29日。あと2日で21年です。時間の流れは早いですね。

f:id:sai96i:20201219184750g:plain

 

今年はあまり記事を挙げられなかったですが、その分質が充実したのでまぁいいかなと言った所です。

本記事は今年投稿した記事のダイジェストです。新規文はあんまりないと思います。

 あとブログ名がダサいので、ちょっとはマシかな?くらいの物に変えました。

面白いブログ名を考えるなんてセンスは0なので「音楽の解題」を外国語にしただけですけど、今後はこの名前でやっていこうと思います。

 

堀江晶太 BASS MEETING 感想

sai96i.hateblo.jp

 まずはこちら。憧れの堀江晶太さんを最前列で見ることができた上にベースの講座を聞けたので個人的に凄く楽しかったです。堀江晶太/kemu速報の運営の方ともお会いすることができた上にサイトにも貢献できたのでその意味でも大きな味をしめることができました。

詳しくは私のサイトか以下のサイトをご参照ください。

horienews.com

 

 imoutoid

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 imoutoidという将来活躍を切望されていた矢先に夭折されたことがまでも悔やまれます。あまり詳しいことは書いてないですけど、まぁ初めて聴くならば、、という入門書的な感じでみていただけると幸いです。

 

プログレッシブ・ロック 

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 意外と苦労した記憶があります。もう少し掘って記事を出すつもりだったのですが中々時間が取れず、基礎教養くらいの範囲でなんとかまとめました。かかった時間に対して差して評判が取れなかったのが少し悔しいですね。応用編というか、もっと深堀した記事をいずれ出しますので、首を長くしてお待ちください。

 

トーマの原点とnuito

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多分、トーマのルーツをここまで明らかにした記事はないと言えるくらい自信のある記事です。nuitoのunutellaを復習していたときにトーマらしさに気付き、そこからあらゆる点と線が繋がりなんと3時間で書きあげることができたと言う脅威的な完成度を誇る記事です。

 

まふまふ速報 総合アクセス10万突破

sai96i.hateblo.jp

フラッと立ち上げたサイトが10万人いくとは思いませんでしたね。

いろいろな人との協力あってですが、需要あるサイトを作り上げることができたのは嬉しかったですね。

 

 

 

sai96i.hateblo.jp

私なりの劇伴とは何か?というのを誰もが知る代表曲を例に書いてみた記事です。

意外にも文章が書けたことに驚きました。やはり相互作用ってのは大事だと思います。

 

 

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創作論を考えた時にまず「オリジナル」とは何か?ということは誰しもが考えることです。そして大半の人は「ない」と言います。が、しかしそんなありきたりなことを書いても読み手が満足するはずもないので、その点を実例をとってまとめた記事です。当ブログには珍しくアニメや漫画を例にしています(その方が分かりやすいため)。正直もっと語りたいことはあるのですが、自分の中で消化できていないのでいずれ時が来たらと言う感じですね。まぁでも帰結するところはあんまり変わらないと勝手に思ったり。 

 

ホルスト 惑星組

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題材的に書いて置きたかった一つ。木星はあんなにも有名なので他が知られていないのはもったいないので広める意味で書きました。受けが悪いのはわかってましたが自分の中でこれは書かないといけないという欲求の方が高かったので、その点自己満足とも言えますね。

 

 Lo-fi HipHopの歴史

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この記事は随分と書くのに時間がかかった。なにせ資料が少ない。18年に台頭して、その後に幾分かの考察記事があるだけだったので、英語の資料も元にしないとより具体性のあるものが書けませんでした。日本アニメのグラフィックとの融合性への言及に加えて近年の省略化音源についても私感をいくつか書きました。

 

音楽文化の多様性と総人口クリエイター社会

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本来はもっと壮大になるはずだった記事。事前準備の量で言えば過去最高であったのにデータが紛失したことにより中途半端な所で締めざるをえなくなったのが悔しい。この記事では音楽業界から日本独自文化、そして音楽の多様性を提示しようと考えておりそれを12月ADVET CALENDERに載せるつもりでいたので、やるせない気持ちでいっぱいです。いつかリベンジしたいですね。

 

EGOIST時代のryo(supercell)楽曲について

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という経緯の元、急遽別の題材を起点に何か書かねばということで書いた記事。

結果分量も1万ちょいで、ふさわしい記事になったのかなと思ったり。EGOISTについてあれこれ書いた記事ではあるんですが、結局のところryo(supercell)さんを崇めてるだけの記事になってます。EGOISTが実質解散的な感じになってるのが寂しいですね。

 

 

 

とまぁ今年はこんな感じですね。冒頭にも書きましたが、量より質を達成した記事が多く、昨年の自分よりかはある程度進歩してるなと思った次第。来年はさらに進化したいと考えてますので、数少ない読者さん。よろしくお願いします(´・ω・`)。

スタンスは今年と同じで投稿数は少ないけど、あげるたびに質が高いものを提供することを約束します(`・ω・´)

 

 

EGOIST時代のryo(supercell)楽曲の魅力について

本記事は楽曲オタク Advent Calendar 2020の13日目の記事です。

 


楽曲オタク Advent Calendar 2020の13日目を担当します。よろしくお願いします。

adventar.org

 

前置き

さて年末のこの時期、魑魅魍魎の音楽オタクたちが今年の楽曲を基点に喧々諤々する時期がやってきました。

f:id:sai96i:20201212221503p:plain

本来は 

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をしっかりと体裁、テーマをまとめた記事を出すつもりだったのですが下書きの30ページ分のデータが全部とんだりして、持ってる知識で一から書き出したら結論がまとまらず、記事として先に出してしまったがために、6日間内で記事の内容を考えてないといけない始末。さて、なにを書こうっていうところ。こうなったら推し作曲家で突き通すしかないということでタイトル通り、EGOISTのお話になります。当初の記事で楽しみにしてた方。本当に申し訳ないです。

 こんだけryo(supercell)に入れ込んでるオタクなので、そこそこ信憑性のあるおすすめになってると信じたいです。ちなみにここで断って起きたのはM2Uそのもの作曲がダメというわけではなく「EGOIST楽曲として」という前提の元ではっていうことなので勘違いのないようにお願いします。Magnolia書ける作曲家を嫌いになるわけでないでしょう。 

Magnolia

Magnolia

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私の中で今年を象徴するのビックニュースといえばryo(supercell)さんがEGOISTのメイン作曲を離れるという衝撃的な事実に他なりません。そこで今後作家:ryo(supercell)時代の楽曲はでないと考え、今一度EGOIST楽曲と(ついでchelly vo楽曲)を振り返ろうという趣旨の記事です。

 

とりあえず組み分けとして、これだけは絶対聴け ・気が向いたら聴け・コアな人向けのネタ曲レビューを含めた外伝 の三つに分けました。また、ギルクラらしさといった補正は基本的になく、単に私が思う・考える基準であって絶対ではないので,その点を理解した上で読んでください。そもそもEGOISTとはなんぞや?という人は当ブログの読者層的な意味でいないとは思いますが、万が一わからない人のために説明すると,ryo(supercell)さんがsupercellとは別にボーカルを起用から作詞・作曲をやっている(いた)音楽グループです。

ちなみにsupercellを履修したい場合は sai96i.hateblo.jp

 これを読んでください。結構な熱量で書いたので参考になると思います。

 本編

これだけは絶対聴け(オススメ度5)

名前のない怪物

名前のない怪物

名前のない怪物

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本作はEGOIST楽曲の中でも1,2を誇る人気楽曲です。代表曲の一つといってもいいですね。タイアップ先がpsychopassが作品として大成功を収めたこともあり、アニソンとしても中々知名度が高いと思います。以前、アニソン100的な番組を見た時には本作と君の知らない物語がランクインしていました。EDMとピアノとバイオリンがうまく交差し調和するかっこいい曲。前置きのpreludeを知ってる人は案外少ないのではないか?

prelude

prelude

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 イントロから爆発する曲って大体名曲だったりしますが、本作もご多分にもれずに名曲です。おそらく多くのEGOISTリスナーがここが入り口だったりすると思うので、そういったことを踏まえて初心向けと言えます。まぁなにから聞いてもryo(supercell)は裏切らないけれど。個人的にryo(supercell)の作風の広さというものに驚いた一曲でもあります。supercellとegoistとある種対極的な作風であるのにもかかわらず、両方でヒット曲がかける所がryo(supercell)が作曲家としてカリスマ的な支持をされる由縁だと思います。psychopassの世界観にもしっかりと溶け込むことができてる一曲でもあり、作品のファンからも名前のない怪物がpsychopassを代表する曲という声も少なくありません。

 

fallen

Fallen

Fallen

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本作はpsychopassの第二シーズンのED担当。前作(名前のない怪物)とは少し違ったアプローチの楽曲であり、前作以上に電子音をメインで進行するのですが、混沌さという意味ではスケールアップしており、オープニングの虚無感あふれるピアノから、これでもかと言うほどのドラム音。JPOPらしいサビの展開ではなく、気付いたら1番歌詞が終わっているような構成も見事だと思います。中盤〜後半のごちゃ混ぜ感はいつ聴いてもかっこいいいと思えるはず。大体、一期で名曲を書いたら二期であれ??ってなることは少なくないと思いますが、個人的にfallenは見事は裏切ってくれました。絶望といいますか、不況感のテイストは残しつつも、名前のない怪物とは別のベクトルな曲に仕上がっているからです。

departure ~あなたにおくるアイの歌~

Departures ~あなたにおくるアイの歌~

Departures ~あなたにおくるアイの歌~

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ryo(supercell)音楽の魅力の一つとしてメロディの秀逸さがあるのはボカロp時代から誰もが感じたと思います。そして、この楽曲のその全てが詰まっている音源です。ピアノメインで、支えとしてドラムが少しずつ入っていき、所々でバイオリンが別で曲をフォローするこの感じがいいですね。というかryo(supercell) メロディの真髄がここに!!っといって差し支えないですね。最後の転調大好きです。本楽曲が影響されたか否かはさておきEaglesのDesperadoの香りがなんとなくしますね。ベスト盤でトラック稼ぎのためにアコースティック音源ver.入ってますが、ことこの曲に至ってはメロディが鍵盤楽器ならではという側面があるので魅力減です。

Desperado

Desperado

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 プチ情報ですけど、ryo(supercell)を作った10枚の一枚に

Desperado

Desperado

は入っています。

ryo(supercell) を構成した10枚については

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 この記事の最後に言及しています。

 

Ghost of a smile

Ghost of a smile

Ghost of a smile

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上記楽曲のある意味進化系とも言える究極のryo(supercell)バラード曲。ryo(supercell) にバラードやらせたら必ず当ててくると確信した一曲。サビと転調が同時に始まる感じがたまりません。おそらく最も大人しい楽曲であるため、chellyの歌声が余計に響いてきますね。そのせいもあり、chellyの発声も楽しめます。色々思う所がありますが、やっぱりこの曲転調が肝だと思いますね。ペダルの音がシングルでもalterでも入ってるのがどうしても気に入ってしまいますが、まぁいいでしょう。

 

想いを巡らす100の事象

想いを巡らす100の事象

想いを巡らす100の事象

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アコギで始まるイントロがいいよね。ghost of a smileもそうですが、これはアコギ一本で成り立っている楽曲であり、ここでもchellyの発音の流暢性が伺えることができる。2m55sと短めの楽曲ではありますが、大人しくも哀愁漂う一曲になっています。是非聞いてください。この路線で5分間くらいの楽曲を聴いてみたかった。

 

雨、キミを連れて

雨、キミを連れて

雨、キミを連れて

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おそらく、ノンタイアップ楽曲の中ではEGOIST最高傑作といっていいでしょう。

この曲が、他の楽曲と一線を画しているところは、作風がsupercell寄りであること。つまりはこの曲を聞くことで幻のchelly 第四期vo.を味わえることができる、そんな一曲として評価しています。とにかくEGOISTはEDMで飛ばす曲や、オーケストラ入りの壮大な楽曲を歌うようになったので、初期にこの曲を書いて、それをchellyに歌わせた功績はspcl、及ryo(supercell) 信者としてはものすごくでかいです。ベストアルバムの選曲にこれを入ってなかったのは失敗だったと思う。少なくともEGOISTのベストアルバムとしては不完全。

 Great Distance

Great Distance

Great Distance

  • ryo (supercell) feat.chelly
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これはEGOIST名義でないけどEGOIST一進の中で生まれた傑作なので入れます。 躍動感がいいですよね。この曲。しつこいようですけどピアノのメロディセンスってのが本当にツボをついてくるこのテクニックは一体なんだと思ってしまうほど、泣かせてきますよね。あと、バンド音楽といいますか、当然EDMにしろ交響的楽曲にしろどれも逸品級ではありますが、帰結するのはバンド性あふれる音楽だと思われる。そんな一曲です。あと、これはryo(supercell)の徹底した楽曲作りの賜物であり、全楽曲に言えることなんですが、母・子音と楽曲とのマッチング性というか、しっかりとそこまで考えて作詞をしている感じが良いですね。作曲をする際の好きな楽器はピアノとドラムといってましたが、そこが明確に出ている曲でもあり

ODDS & ENDS(feat.初音ミク)

ODDS & ENDS(feat.初音ミク)

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告白 (Album Mix)

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メルト

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 で感じらる「あーこれ、ryo(supercell)だな♪(´ε` )」ってなれる一曲です。多分ryo(supercell)オールタイムベストをやったらtop10に入れます。

The everlasting guilty crwon

The Everlasting Guilty Crown

The Everlasting Guilty Crown

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 エバラスでお馴染みであり、EGOISTが生まれたアニメ「ギルティクラウン」の第二期OP。キーを変えてもそれはそれでかっこいい曲だったりしますよね。冒頭のギターからTHE アニソンっていう感じで攻めていて提供先にローカライズしてるなって思いながら聴いてます。それでいて裏打ちでピアノがなってる。ピアノカバーを色々聴きましたがまらしぃのが一番いいですね。再現性がある。

余談ですけれど、ボカロ楽曲初期から安定と信頼のカバーを提供し続けるって本当すげーなっと思います。


【ピアノ】「The Everlasting Guilty Crown」を弾いてみた【ギルクラOP】

LOVE & ROLL

LOVE & ROLL

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この曲は私にしては珍しく歌詞もいいなと思える所にあります。王道ではありますがそれを曲に寄せているので余計に響いたりします。Love&Rollの歌詞を書いた人と、同一とは思えないほど。 楽曲的にはやはりサビに向かうまでがいいですよね。歌詞の振り幅でいうとryo(supercell)さんって色々書けるなと思える。そんな一曲です。

 

KABANERI OF THE IRON FORTRESS

KABANERI OF THE IRON FORTRESS

KABANERI OF THE IRON FORTRESS

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この路線になってからEGOISTが苦手になったっていう人が当時見られたのですが、そんなことは1mmたりとも思わず、むしろこれはryo(supercell)の新境地である。そんな一曲。とにかく壮大。ここまで弦楽器とコーラスを用いたアニソン楽曲ってあんまりないのでは?。3m18sから始まるコーラスとchellyとの歌の共鳴させて、間奏を挟んでサビで再度ためて爆発するこの感じ。あと単純に息継ぎとかが大変そうですよね。この曲。あとSingleの音源だと4m17sの「気付け」のタイミングでボーカルミックスにミスが入っているので聴くのであればalter egoの方がいいです。

 

 

気が向いたら聴け(オススメ度4)

All alone with you

All Alone With You (from BEST AL“ALTER EGO”)

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この曲はsupercellのオーディションを受けたchellyなら初めて聴いた時に気づいただろうなって思うんですよ。椎名林檎のギブスのryo(supercell)ver.であること。

ギブス

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 亀田誠治が作り出したあのサウンド性に非常に影響を受けてる。洋楽厨のくせにJ-POPでもこのクオリティで出してくる作曲の力は流石と行ったところ。楽曲の方向性はギブスの側面があまりにも強いのでryo(supercell)音楽としての主張はそこまでないですね。ただし、裏方でなってるピアノはよく聴くとryo(supercell)節を感じられます。アウトローが顕著ですけれど個人的には4m20sで一瞬で決めてくるあの感じが特に好きです。

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それで受かって、次に進むことになった時の曲が、椎名林檎さんの「ギブス」と東京事変さんの「群青日和」。あとは自分の選んだ自由曲でした。

――椎名林檎さんと東京事変は指定曲だった。

 

(     ^ω^)<ほらほら、ryo(supercell) さんオーディションの指定曲にまでしてるじゃないですか〜

バックボーンがわかりやすい一方、間奏はちゃんとEGOISTの曲らしさを残していく。

 余談ですが、椎名林檎は1st,2ndアルバムだけでいいので未聴の方は絶対聴いてください。ちなみにギブスのエモーショナルなギターを担当されているのはかの名将西川進さんです。ハルヒのGod knowsのギターなども担当されています。当然ご存知かと思いますが、penguin researchのギター 神田ジョンの師匠でもあります。そのため以前pgrがgod knowsをカバーした時にやたら盛り上がりました。

 

door 

Door (from BEST AL“ALTER EGO”)

Door (from BEST AL“ALTER EGO”)

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この曲はどちらかというとクラシカルでも、落ち着いた雰囲気ですね。この曲でもピアノというか、オルガンが主体ですが、たまに決めてくる装飾音的な役割が逆に神秘的な雰囲気を出してますよね。あとハープでつなぎ目を埋めていくのが上手い。多分、リリースが15年なのでこの時期から男性コーラスを多様してることから、この辺で新しいスタイルを模索していたのが感じられますね。

 

リローデッド

リローデッド (from BEST AL“ALTER EGO”)

リローデッド (from BEST AL“ALTER EGO”)

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KABANERI OF THE IRON FORTRESSの前身というかプロトタイプだと個人的に思っています。女性コーラスを重々しくつかいながら、EDMでガンガン攻めていくところが弦楽器主流になったのがカバネリと考えれば間違ってないと思う。もっと言うとこのリローデッドはfallenの進化系とも言えますね。満遍に漂う金属らしさのEDM感やビートの刻みかたなどがそれらを象徴していると思います。そこに重々しい重圧的なサウンド性が加わってこのリローデッドができたとも言える。というかここらへんの音源って多分洋楽のEDMだと思う。洋楽厨のryo(supercell) さんならthe prodigyを知らないわけないですし。まぁ直下に影響を受けているかどうかはさておき、方向性としては洋楽を参考にしてるのは間違い無いと思います(断言 )

The Day Is My Enemy (Expanded Edition)

The Day Is My Enemy (Expanded Edition)

 

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 こいつとか

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こいつとか

Lovely Icecream Princess Sweetie

Lovely Icecream Princess Sweetie

Lovely Icecream Princess Sweetie

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ryo(supercell) の遊び心満載。chelly(17歳)がこれを歌ってたかと思うと笑ってしまう。

坊主が屏風に上手に坊主の絵を描いたを、こうやって歌詞に挿入してくる感じがまさにryo(supercell) ですね。Love&rollまで恥ずかしくなくともメルトの歌詞を書ける乙女心をもつryoさんの一端が垣間見えるというか全開な曲です。

 

ー「Lovely Icecream Princess Sweetie」は、歌詞が面白いですね。「失敗だらけのリップスティックだって そのうちサマになるかも」という乙女心と全体の甘い世界観に「坊主が屏風に上手に絵を描いた」という歌詞がユニークです。

ryo:言葉遊びが好きなんです。韻を踏んだり早口になったり、可愛い台詞を入れこんだり、 こういう歌詞は得意だと思います。ただひとつ残念なのは仮歌を自分がやっていることですかね。それは門外不出です(笑)。

 

 ryo(supercell)さんの生歌仮歌が凄く気になる。

Planetes

Planetes

Planetes

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最初のモールスの意味とかとりあえず置いておいて、この曲を聴いた時にふと頭に過ぎったのがmiliのYUBIKIRI-GENMANです。この系統の楽曲だなと感じました。

 

YUBIKIRI-GENMANはmili史上最高傑作なのでこれも聴いてください

あとmiliの作曲はryo さんフォロワーです。

 

 

 

 こうやって作家が作家に影響を与えて名曲が作られていく感じがたまらんです。

YUBIKIRI-GENMAN

YUBIKIRI-GENMAN

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LoveStruck

LoveStruck

LoveStruck

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若干、spclっぽさを残しながらもEGOISTとしての音楽が発展していく。そんな感じがしますね。あとこの曲はEGOISTの中でも特筆して、母・子音による語幹でが曲が作られてる最たる例だと思う。これの進化系がGreat Distanceとでもお考えください。あと歌詞でどんどん盛り上がっていく感じもこの曲のいいところですね。後半につれて、どんどん重なっていく。あの感じはryo(supercell)ならではの采配だと勝手に思ったり。

そして面白いことにこの曲の作詞はchellyという点です。なのでそこのマッチングが聴きやすさの秘密かもしれません。

――エンジニア視点での、chellyさんの声の魅力・特徴を教えていただきたいです。またプロデューサー・作曲家としては、それを活かすためにどのような工夫をされているのでしょうか。

ウィスパーボイスであり、かつピッチや表現の豊富さが音楽的なので子音が綺麗に出て、その辺が非常に耳あたりの良いサウンドになってくれるところが良いんじゃないかと。ただラウドな楽曲など、音楽性によってはそれがウィークポイントにもなり得るので、その辺をアレンジや使う楽器を変えたりして補ってあげつつ、という感じでやってます。

 このインタビュー自体はalterを出した17年ですが、多分素質には11年頃から気付いていたでしょう。私のいう発音の気持ちよさを作曲者であるryo(supercell)が意図的に活かしているのは間違い無いと思います。

Extra terrestrial Biological Entities

Extra terrestrial Biological Entities

Extra terrestrial Biological Entities

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この曲、案外語られないですがゲーム音楽的でありビートで魅せてる楽曲として優れていると思います。chellyのささやきボイスも随所に施されていたり、歌い方に工夫が感じられる。

4m07s前後からはじまる歌詞のレイアー重ねの構成はこの曲でもあります。

EGOIST外伝(オススメ度1-5)

Ce que j'aime ~inori no kyuuzitu~ (オススメ度2)

Ce que j'aime ~inori no kyuuzitu~

Ce que j'aime ~inori no kyuuzitu~

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1m弱という短さからも分かる通り、ネタ曲であることに違いないんですよね。これを一発目に「EGOIST」として聴いたら萌専アニソン歌手かよっと万に一つ思われる可能性も捨てきれん。なのでコアな人向けに入れました。

 

この世界で見つけたもの (オススメ度3)

この世界で見つけたもの

この世界で見つけたもの

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この世界で見つけたもの
実直なchellyの歌声を楽しみたい人はこの曲は大好きだと思う。the 普通って感じの曲ではあるんですけど、ハマり方や高音の流れの感じや、語尾の上げかたとか。chellyの声にあった曲の一つではあると思いますが、楽曲的には佳作だと思っています。

咲かせや咲かせ (オススメ度2)

咲かせや咲かせ

咲かせや咲かせ

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和風楽曲であれば

拍手喝采歌合

拍手喝采歌合

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 こういうロックテイストが曲のほうがいいなと思ってしまう。

ぶっちゃけ 拍手喝采歌合が好きって言うか 凛として咲く花の如くのテイストがが好きなんですけれど。拍手喝采〜もこの曲のフォロワーですし。

凛として咲く花の如く

凛として咲く花の如く

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作曲の力量が高いので、一定以上のレベルの曲であるはずですけど変に和風一本でやられても決めてとなるキラーメロディがないんですよね。完成度は高いと思うんですけれど、なんというかダンスアニメとセットで初めて機能するような曲に聞こえてしまいます。

英雄 運命の詩 (オススメ度4)

英雄 運命の詩

英雄 運命の詩

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カバネリは単純に楽曲として素晴らしかった反面。英雄、運命の詩は正直 肩透かしでした。「人は叫んだ正義を」のメロディだけは光るものを感じたんですが、他は狙いを外している感じが否めません。楽曲としての方向性はちゃんと見えるからこそ惜しい一曲です。

welcome to the *fam (オススメ度1)

Welcome to the *fam (from BEST AL“ALTER EGO”)

Welcome to the *fam (from BEST AL“ALTER EGO”)

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ラップ楽曲枠なんでしょうけれど、いまいち乗れない。語尾の決め方はかっこいいけれど。あと単純にchellyの声質的に向いてない曲調だと思う。同じプロデュースvo.でいうならこゑだとかの方があっていると感じた。

エウテルペ (オススメ度2)

エウテルペ (from BEST AL“ALTER EGO”)

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ヒロインの楪いのりの存在を象徴する楽曲らしいです。まぁギルクラ用のキャラソンとでも思って割り切った方がいいですね。

it`s all abot you (オススメ度5)

It's all about you

It's all about you

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welcome to the *famで感じたミスマッチ感を全て解決した楽曲がこれだ !!

楽曲の方向性を少し変え、ラップ調をなくすけれど遊び言葉を入れてくるこの無邪気さがchellyの声にあってますね。最高です。

永遠(オススメ度 3) 

永遠

永遠

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多分、英雄 運命の詩よりかは楽曲のスタンスは出ている。でも決め手となる要素が薄いと感じる。 

 

 

 

 

まとめ

 

 多分ryo(supercell)にとってEGOISTってspclと違ってなんでもできる実験場みたいなもんなんですよね。DTM上でガチガチな曲を作ってもOKというか、少なくとも許容レベルでいうのであれば広い。タイアップもほぼほぼダークなものが多く、それに付随して歌詞もダークなものが多いですし。本人もそれはインタビュー で語ってますし。

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――もうひとつのプロジェクトであるsupercellと比べても、より実験的であり、(すでに出ているインタビューを拝見させていただいた上での)ご自身のルーツに近いサウンドを志向している印象を受けます。改めてryoさんにとって「EGOIST」とはどういったアウトプットの場なのでしょうか?

 

自分のルーツは思い返すと2つあって、小1から始めたピアノやオーケストレーション的な音程を主眼とした音楽と、高校生から始めたバンド、ドラムだったのですが鍵盤楽器を一切用いないことで音程から解き放たれた音楽。EGOISTはそういう点で前者のルーツにより近い音楽性だとは思いますが、それは基本的にchellyちゃんというボーカルに起因するところが大きいですね。なので彼女あってのEGOISTであり、そこを踏まえた上で自分による音楽の壮大な実験場であるとも思います。

その意味でryo(supercell)さんが常々聴いている洋楽的アプローチだったりがリアルタイムで楽曲として変換されるいい発表場であったというのはリスナーとしてこの上ない喜びですただ、今年でryo(supercell)主体のEGOSITは実質活動終了なので悲しさがありますね。これでsupercellに専念してくれればいいですけれど新曲は相変わらず出ないですし。気長に待つしかないですけどね。

 


推しの作曲記事ってすごく書きやすい。しかし他の書き手が2020年の総決算10選等で高尚なを書いてる中、私は偏愛の羅列記事でもうしわけないですが、今年は質の高い記事を定期的にあげることができたので、その分ちょっとくらい薄味の記事を書いてる許されるだろうと思ったり。当ブログが初見で、深いとこまで探ってる記事を読みたいのであれば

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2019年の自分だったらこんな記事は書けなかったというものが3つも書くことができたのが個人的に進歩を感じられます。そのくらいおすすめです(宣伝)

 

何度も出します詐欺をしてる記事がいくつかありますが中々ブログに時間をとることができずに完成までもっていけない状態なのです。あとこの記事を書いてる最中に亀田誠治プロデュース楽曲の特集とdeemo楽曲特集を組みたくなったので予め書きます宣言します。 年末の空いてる時間を犠牲にしてなんとかamazarashi総特集を出したいです!!(はよ書け)っていう気持ちを表明したところでこの記事の結びになります。ここまで長々と読んでくれた方ありがとうございました。

 

 

 

音楽の文化的多様性と総人口クリエイター社会

 

前置き

日本産業で唯一、海外でまともに勝負的しても太刀打ちできないコンテンツがあります。それは音楽です。一括りに全てが負けたとは思いません。しかし過去に海外を志したバンドで、今でも特異的な人気を誇っているところは一つもありません。見方によっては成功したアーティストがいるようにも見えますが、それらのほとんど言ってみればニッチな範囲を出ておらず、総合評価で『これが日本のバンド、もしくは楽曲・アーティストである』というレベルの実力をもって証明したところはついぞ現れなかった。唯一、例外をあげるのであれば永六輔と中村八大のコンビが作り出し、坂本九が歌唱した「上を向いて歩こう」くないなものです。本作はアメリカの本場チャートで週間1位という記録を樹立し、尚且つ、SUKIYAKI SONGとして海外のアーティストが今なおカバーされています。

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wikiより引用

他所は他所理論で別に日本の歌が外に受けなくてもいいじゃんと言われたらその通りですが、やはり日本の音楽が世界に轟くものを作るのは難しいという認識は今後もあまり変わらないと思いますってことを考える今日この頃です。

 

以下本題(先立って宣言をしますと、そんなに面白いこと書いてないです)

音楽の多様性ってなんだよって思われるかもしれませんが、ここでいう意味合いは音楽そのものに様々な要素をつけることで、幅が広がるということです。そして、様々な要素にあたる点が、日本独自的だなっていう話です。

 

まずはここ数年における音楽チャートの大まかな変動を考えましょう。 

『ヒット』の定義を180°覆したネット社会と初音ミクの存在
ネットが発達し、情報社会となった現在。サブスクリプションという新しい様式が登場し、それまでのCDをミリオンセラー連発などが惨めに思えるほどヒットソングという定義は変わったように思えます。つまりは何度、その楽曲がどれほど聴かれたのか?という、楽曲を評価する方向にとって変わったように思います。当然、サブスクも伸びればCDの売り上げも潤沢というアーティストもいますが、それでも世間体でいうヒットソングは〇〇で再生、もしくはカラオケで何度歌われたかという評価方法が、売り上げでこのアルバムが売れた、だから凄いという価値を薄めました。それが顕著に現れていると感じるのがジャニーズや大手アイドル系列がいくらCDを売り上げを出してもあまり凄さを感じないところが挙げられます。日本の音楽は海外で太刀打ちができないことは上記の通りですが、それらはあくまで「まともに」戦った場合に限られると思います。視点を変えてみれば違う景色が見れるもので言ってみれば正攻法でいくら戦っても新妻エイジに勝てない、バクマン二人組のようなものです。そして彼らがどのような選択をしたのか、それは「邪道」です。これを日本音楽に当てはめると他とのコンテンツと複合することによる援護ありきで作られた作品。アニメ動画と絵。この二つが介入すると途端に強くなれる。まず、何と言っても初音ミクという存在は欠かせないと思います。初音ミクの面白いところはボーカルソフトとしての『楽器』をキャラクターと化しそれらに設定を加えることで生まれる『キャラクター』を商品イメージデザインとして保持できる二面性があることです。それでいながら初音ミクそのものに内面はない。そしてその内面を埋めるのが創り手であることは2007年以後のボーカロイドのムーブメントの一端を知っている人であればすぐに納得がいくであろう。あらゆるクリエイターが初音ミクという媒体を介して、作品を発表することで『創り手』個人では勝ち得ることができなかった評価を得て、その後メジャーに上がった人は数多。それは音楽であったりイラストであったりと多様なものです。そして、それらが混ざり合ってできたコンテンツという意味ではカゲロウプロジェクトなるものが生まれ、色々あったものの、一大コンテンツとして今も細々と残っているのも、ネット文化と初音ミクを中心とするボーカロイドで紡ぎだした功績が大きいでしょう。

 

 

融合コンテンツ

Nujabes,J DILLAの音楽に日本特有の絵柄アニメーションをつけることでlo-fiなんてジャンルが生まれたこともからも、音楽にイラストやアニメを付随させることによって評価値というのは一変する。lofiについては

sai96i.hateblo.jp

 こちらで簡素ではあるが、ある程度ルーツを辿った上での今を書いています。

lofiもサムライチャンプルーなどが海外(主に米国などでより多くの人みられる作品になった)に受けたこともあり、日本独自性のイラストの副次的効果というものが見出されました。それこそ、夜系と呼ばれているアーティストは今や公式といっていいほどテンプレな形で運用されています。女性Vo.ボカロP,アニメーション、イラストの、ある種のレイアーを重ねて一体となりアーティストとして機能するという、言ってみればsupercellの延長ではあるものの、そこにエンタメ的な青春要素であったり、群像といった世界観を提示することでより細分化されている。先述したように。本筋一本というよりかは、音楽一つではなかなか勝負できなけれど複合的要素があれば爆発的に伸びるということがここ10年で派生した日本ならではの変異的側面だと思います。少なくとも音楽一本で勝負するよりかはいくらか部というものが生まれる。このあたりにおける日本サブカルの文化性というのは世界的にみても稀有だと思います。ディズニーやピクサーをはじめ、世界的人気を誇るスタジオはあっても、毎年膨大なアニメ作品が流れ、萌えの要素をはじめとする独自の方向性に走った日本アニメのある種異常性の現れともいえます。

 【夜系アーティスト代表例】(選曲はランダムです)


ツユ - 泥の分際で私だけの大切を奪おうだなんて MV


ツユ - 過去に囚われている MV


ヨルシカ - だから僕は音楽を辞めた (Music Video)


ずっと真夜中でいいのに。『秒針を噛む』MV

朱夏期、音楽泥棒

朱夏期、音楽泥棒

  • ヨルシカ
  • ロック
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes
音楽泥棒の自白

音楽泥棒の自白

  • ヨルシカ
  • ロック
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes
勘ぐれい

勘ぐれい

  • ずっと真夜中でいいのに。
  • ロック
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes
秒針を噛む

秒針を噛む

  • ずっと真夜中でいいのに。
  • ロック
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

 

 

過去に囚われている

過去に囚われている

  • ツユ
  • J-Pop
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes
あの世行きのバスに乗ってさらば。

あの世行きのバスに乗ってさらば。

  • ツユ
  • J-Pop
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes
泥の分際で私だけの大切を奪おうだなんて

泥の分際で私だけの大切を奪おうだなんて

  • ツユ
  • J-Pop
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

 

 

無名でも出せる

全くの無名でも現在では簡単に音楽市場に曲を出せるというのが、これもまた10年前とでは勝手が変わっていたと思います。当然10年前であろうが、楽曲そのものがよければ名前の知名度問わずデビューはできたはずでしょう。しかし今では、同人レベルのようなクオリティでも一応はサブスクの対象なれることから、本当の意味で総人口クリエイター社会的段階に移行したように思えます。つまり有名になるための土台は誰でも乗ることができる片道リフトのような物だと考えていいのではないでしょうか?

「いやいや、いつの時代も実力があればいくらでものし上がることができるではないか?」と思われるかもしれませんが、その程度や、敷居の高低の意味ではここ10数年で変わったように思えます。 現に、ネットシーンで信者を固めてメジャーへ移行するという今では当たり前の一種のルートがあるとないとでは、有名にはなれただろうけれど、今ほどの発信力というのはないはずです。例えばボカロpのryo(supercell)や堀江晶太(penguin research)をはじめとする、一部でカリスマ的な作曲家はネットなしでも有名にはなれたでしょうけれど、supercellやkemu voxxの活動抜きで活動したところで限界は見えていたと思いますし、それは米津玄師も例外ではないでしょう。ハチの活動なしでも米津玄師は成立しますが、ハチの活動歴がなければ、いわゆる山崎まさよし中村一義的なポジション、もしくはbump的音楽性の遺伝子をもち、尚且つ風貌が藤原基央クローンno.100号くらいの認識でしか発信はできなかったでしょうし。ボカロ→メジャーという所にサブスクで誰でも参加可能という点は非常に大きな意味を持つと思います

 

 supercell

メルト

メルト

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ブラック★ロックシューター

ブラック★ロックシューター

  • provided courtesy of iTunes
君の知らない物語

君の知らない物語

  • provided courtesy of iTunes
My Dearest

My Dearest

  • provided courtesy of iTunes
The Bravery

The Bravery

  • provided courtesy of iTunes
星が瞬くこんな夜に

星が瞬くこんな夜に

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kemu voxx

 

地球最後の告白を (feat. GUMI)

地球最後の告白を (feat. GUMI)

  • kemu feat.GUMI
  • アニメ
  • ¥204
  • provided courtesy of iTunes
カミサマネジマキ (feat. GUMI)

カミサマネジマキ (feat. GUMI)

  • kemu feat.GUMI
  • アニメ
  • ¥204
  • provided courtesy of iTunes
人生リセットボタン (feat. GUMI)

人生リセットボタン (feat. GUMI)

  • kemu
  • ロック
  • ¥153
  • provided courtesy of iTunes
イカサマライフゲイム (feat. GUMI)

イカサマライフゲイム (feat. GUMI)

  • kemu
  • ロック
  • ¥153
  • provided courtesy of iTunes
モップヒロイズム (feat. IA)

モップヒロイズム (feat. IA)

  • kemu feat.IA
  • アニメ
  • ¥204
  • provided courtesy of iTunes

 

 

 

敗北の少年

敗北の少年

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敗者復活戦自由形

敗者復活戦自由形

  • provided courtesy of iTunes
千載一遇きたりて好機

千載一遇きたりて好機

  • provided courtesy of iTunes

 

以上のことからここ最近の日本音楽は、音楽といっても多様なバリエーションがあり、そこには日本の独自文化性、主にボーカロイドとネット社会とアニメ絵の影響が強いんじゃないかなというお話でした。(今更書くことでもないですね。)

 

本記事を書いてる途中、筆者自身主題を忘れてしまったので、なんともチグハグな構成になってしまいましたが、一からやり直すのも勿体無いので、散文の集合体として残しておきます。

 

 

 

雑文

 

 

全然更新できてなくて すみません。とりあえず今年も

adventar.org

この企画に参加しました。13日です。

音楽の多様性についての論考 日本特有の文化性 を書こうと思っています。固い記事にはしませんし、知・力量不足なので書けません。2020楽曲ベストはできれば記載しようと思います。11月は当記事と、もう一つボリューミーな記事を何か出したいです。月一ででかい記事を投稿するのが今年の目標の一つとしてあげているので何とか仕上げたいですね。

f:id:sai96i:20201119210822p:plain

大体いつも通りの方々。

最近知った音楽ニュースについて

amazarashi  new epリリース、、、というよりもchameleon lifeとstar issueというインディーズ時代の楽曲をamazarashi秋田ひろむとしてカバーするニュースの方が個人的に嬉しかった。特にchameleon lifeはバンドであったものの、メインボーカルではなくコーラスでしたし。

 

紅白歌合戦の振り分けが発表されましたが、全く惹かれませんよね。そもそもイベントが時代遅れだと思うのは私だけでしょうか?SMAPなどの国民的アーティストが歌うのをみて、「あー、下手だなww」って思いながら年を越すくらいしか個人的に需要がなかったので、すでに視聴する動機がないですね。あとbabymetal出場も、あんまり盛り上がりに欠ける。三人時代ならまだしも二人体制の今では時既に遅しという気がします。瑛人はおそらく"一発屋"になるので、最後の大舞台がんばれって感じですかね。

 

私の推し作曲家であるryo(supercell)さんはなんか体調が優れないようで今年の新曲は見込め無さそうです。悲しい。

 

 

 

 某ジャンプ漫画のアニメ主題歌をアニメタイアップ専門歌手Lisaが歌っている関係で、過去のヒット曲を復習しているのですが、紅蓮花よりも 

oath sign

oath sign

  • LiSA
  • アニメ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes
Catch the Moment

Catch the Moment

  • LiSA
  • アニメ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

 とかの方が曲としての完成度では部があると思う。作曲者の力量という意味でも。

あんまり逆張りすんなよっていう読者の声が聞こえてきそうな気がしますが。

昔でいう神前 暁の曲ならGod knows.. よりもlost my musicの方がいいだろ的な。

 

 

じんさんの新曲について

www.nicovideo.jp

 大正解

 

と思った方は多いのでは、今ではカゲプロの箔も取れて、より一層「作曲家」としてのファン層しかいない中で10万再生取れたのは紛れもなく、じんさんの個人評価になるし、なんだかんだ優れた作曲家なんだなと再々認識しました。Bメロから漂うじん節でキタ―――(゚∀゚)―――― !!ってなったのは私だけでないはず。定期的にニコニコ動画に投稿してくれるだけでも本当にありがたいのに、初音ミクの曲を出してくれなんてなんて太っ腹なんだと思ったり。

 

 

とりあえずこんなところです。冒頭にも書きましたが、なんとか今月中にもう一本出すために頑張って書き上げるよう精進します。もし出たら暇つぶし感覚で読んでやってください。お願いします。予定通りいけば

f:id:sai96i:20200503130635p:plain

が上がるとお思います。 

 

lo-fi Hiphop・beatsの歴史 ~nujabes・J Dillaの音楽を再考~

今の時代「バンド音楽」ではなく、「一種の記号化された音源」を主流に音楽を創り始めるというのが多い。絶賛セールスを飛ばしているYOASOBIの夜に駆けるが大ヒットしているのをみると、本当にそういう時代性の真っ只中にいるのだと再感。そしてこの記号化された音源と感じる正体こそ、最近の音楽にありがちな「お洒落感」につながっていました。この条件で考えつく先、、つまりはlo-fi hiphopである。lo-fi hiphopは10年代から注目されたジャンル系統なので、あんまり耳にしない人が多いと思う。当然nujabes等の音楽を信奉している異端者なら「時代がやっとおいついた」と心の中で自慢しているであろう。

 

f:id:sai96i:20201007162136p:plain

googleトレンド検索より 2018年以前にはlo fi hiphopという単語は表立って使用されてない

 

YOASOBIとlofiについてはかなりの数言及されていると思っていたのですが、Twitterでは思いの外ツイートされていなかった。そもそも解釈を間違えてる可能性もありますが、意外でした。ただ、やっぱりイージーリスニングの文脈というか、極端に電子化された音源と言う意味で波を組んでいると思える。lofi×ボカロ的な。

余談にはなりますが、なぜ今の時代に夜に駆けると言う楽曲がここまでヒットしたのかがあまりわからない。時代が選んだと言うにはあまりに特異点的存在に思えます。

 

閑話休題

 ・lofiとは何か?

では、lo-fi hiphopとは具体的にどのような音楽を指しているのか?

ヨレタにビートを刻みつつ、オルガンでメロディを味付けするインストルメンタル

若干ジャズっぽさがありますよね 洋楽でいうmoon childの高揚感とでも言いましょう

いわゆるチルい音楽とも言われますが、これはエモいと同じ(emotion)でchillという英単語から来ていますね。ただ、本来のchillで捉えると以下の意味になるので

ejje.weblio.jp

実際にはこっちの意味の方が強いと思います。重箱の隅をつつくようなことをいいますとチルい は厳密にはchill outのことを指します。

 

kotobank.jp

 moon childの音楽は 公式チャンネルにアルバム1枚分上がっているので、気になったら是非(´・ω・`)ノ

www.youtube.com

 

こういった背景アニメーションの動画をここ2,3年 YOUTUBEでみたことがある人は多いと思います。

実際の動画(24h 配信)はこちら

www.youtube.com

f:id:sai96i:20201007180943j:plain

Machadoさんの著作より引用

jpmachado.art

いわゆる、アニメGIFを背景に音楽を垂れ流しするといった趣旨のライブ放送です。

LOFIの流行りのきっかけはこういったアニメーションのgifに作業用bgm的な音楽を流す空間性にあります。その背景を踏まえると、ずと真夜などの、いわゆる「夜系」アーティストの方向性との調和も少し関わってくるところがあるのかなっと思ったり。

youtubeのライブ形式を生かして、垂れ流しにアニメイラストをつけるという手法がここ数年で台頭し、一気にlo-fiが有名になったとお考えください。

(その点でいえばNightCoreと近しいところがあります)

・NightCoreについて簡素説明

原曲のテンポとピッチを変えるremix手法。この手の動画、萌えキャラ一枚絵を背景にtubeに転がっているケースが多い。ニコニコ的にいうと、ピッチ変更したら〇〇になったシリーズです。が、しかし基本的に二次創作に属するコンテンツです。

ただ、NightCoreがオタク臭い感じ何するのに対して、lofi hip hopは誰もが気軽に流せる音楽(というより、既存楽曲のremixではなく、一つの形を元にあらゆる作曲家が作品を出せるため)であったせいか、今ではChilled cowやChillhop Musicなどといった専門チャンネルyoutubeにあります。是非そちらをチェックしてみてください↑の動画はChilledcow チャンネルのものです。どちらも24時間延々、lo-fi hiphopが流れているのが特徴です。

以下おすすめチャンネルリンク 

ChilledCow - YouTube

Chillhop Music - YouTube

Fantastic Music - YouTube

the bootleg boy - YouTube

STEEZYASFUCK - YouTube

 

ヒップホップカルチャーがサンプリング(原曲を自己流アレンジ)によって確立されたように、それらの延長線上として、よりシンプルな音楽と日本ならではの絵を加えることによって、ジャンルとしてさらに深く分化していったということです。ミクスチャーの最新版という見方もできます。一枚絵と音楽の組み合わせは昔からありますが、それらが永遠に流れる作業用ch.として人気が出てlo-fiというジャンルの確立とイメージの定着に繋がったと考えると面白いものですし、何よりchilledcowなどのチャンネルをいち早く立ち上げたのが外国人というのも思慮に入れる一つの要素になりうると思います。

 

全体を通して面白いのがリズムとメロディを極限までに突き詰めた楽曲が市民権をえたと言うことです。つまりジャズ音楽特有の場を和むようなメロディとミニマル音楽における繰り返しの要素、そしてミニマル音楽を一つの楽曲単位で壮大な楽曲を作り上げた久石譲の系譜を継ぐ音楽が一つの完成形を成しネット媒体を介して新しいジャンルとして受肉したことです。

その前提でことを考えるとlo-fi音楽のオリジンといっていいのはエリックサティ爺さんと言う見立ても間違いではありません。おそらくはサティのジムノペディを聴く時に感じる包容力はlofiと言う姿に変わったとしても与える神秘性は全く色褪せていません。

そう考えるとanomalieの音楽などは今こそ評価されてしかるべき

是非聴く耳を傾けてください

www.youtube.com

 また、KENNEBECのデビューなどからこれからlofiはより熱くなっていくのではないかと勝手に思っています。少なくとも海外では。

www.mixmag.jp

 

次にどういったアーティストが確立したものかを言及します。

 

・lofi音楽における古典について

そしてlo-fi hipの先駆けとなったアーティストが二人います。nujabesJ dillaです。

※ここで少し断っておきたいのですが、私自身nujabesを敬愛しすぎているせいで分量的にnujabesの記載が多くなります。

f:id:sai96i:20201004024731j:plain

nujabesJ DILLA

 

nujabesの音楽について 

nujabesはebajunの逆読みからとったアーティスト名。日本人です。

彼は単体としてのアルバムを二枚(Metaphorical MusicとModal Soul )出しました

そのほかにも

hydeout productions

でのレコードを含める主要作品として

等があります。因みにインディペンデントレーベルとしてのhydeout productionの主宰もnujabesさんは担当されていました。21歳の時にレコード店を立ち上がるの行動力も凄い

村上春樹が大学時代にジャズバーを開店したのを思い出しました。

(そう言えば今年はどうなるんでしょうね。文学賞

 普段は全曲のリンクを貼ることはしませんが、nujabesの音楽を堪能してほしいので今回は二枚とも、各曲貼ります。

Metaphorical Music

Metaphorical Music

  • Nujabes
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥1833

 

F.I.L.O. (feat. Shing02)

F.I.L.O. (feat. Shing02)

  • Nujabes
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes
Kumomi

Kumomi

  • Nujabes
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes
Lady Brown (feat. Cise Starr from CYNE)

Lady Brown (feat. Cise Starr from CYNE)

  • Nujabes
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes
The Final View

The Final View

  • Nujabes
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes
Latitude -remix (feat. Five Deez)

Latitude -remix (feat. Five Deez)

  • Nujabes
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes
Horn in the middle

Horn in the middle

  • Nujabes
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes
Next view (feat. Uyama Hiroto)

Next view (feat. Uyama Hiroto)

  • Nujabes
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes
Peaceland

Peaceland

  • Nujabes
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes
Blessing It -remix (feat. Substantial & Pase Rock from Five Deez)

Blessing It -remix (feat. Substantial & Pase Rock from Five Deez)

  • Nujabes
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes
A day by atmosphere supreme

A day by atmosphere supreme

  • Nujabes
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes
Highs 2 Lows (feat. Cise Starr from CYNE)

Highs 2 Lows (feat. Cise Starr from CYNE)

  • Nujabes
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes
Think Different (feat. Substantial)

Think Different (feat. Substantial)

  • Nujabes
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes
Beat laments the world

Beat laments the world

  • Nujabes
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes
Summer Gypsy

Summer Gypsy

  • Nujabes
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes
Letter from Yokosuka

Letter from Yokosuka

  • Nujabes
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

  

Modal Soul

Modal Soul

  • Nujabes
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥1833

 

Modal Soul (feat. Uyama Hiroto)

Modal Soul (feat. Uyama Hiroto)

  • Nujabes
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes
Luv(sic.) pt3 (feat. Shing02)

Luv(sic.) pt3 (feat. Shing02)

  • Nujabes
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes
Feather (feat. Cise Starr & Akin from CYNE)

Feather (feat. Cise Starr & Akin from CYNE)

  • Nujabes
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes
sea of cloud

sea of cloud

  • Nujabes
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes
reflection eternal

reflection eternal

  • Nujabes
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes
ordinary joe (feat. Terry Callier)

ordinary joe (feat. Terry Callier)

  • Nujabes
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes
flowers

flowers

  • Nujabes
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes
Horizon

Horizon

  • Nujabes
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes
Thank you (feat. Apani B)

Thank you (feat. Apani B)

  • Nujabes
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes
Eclipse (feat. Substantial)

Eclipse (feat. Substantial)

  • Nujabes
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes
Light on the land

Light on the land

  • Nujabes
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes
World's end Rhapsody

World's end Rhapsody

  • Nujabes
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes
Music is mine

Music is mine

  • Nujabes
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes
The Sign (feat. Pase Rock)

The Sign (feat. Pase Rock)

  • Nujabes
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

試聴段階でサンプリングの巧さなどが身に染みる。特にeternal reflectionは一般人気も高く、たまにテレビでも流れることがありますね。eternal reflectionのサンプリング元はこの記事で言及していたので知りたい方はチェックしてください。あとヒップホップについては浅いので実際どうかはわかりませんが、一般的に想像されるハードコア的な文脈ではく、メロウソウルとジャズ系の引用で作品を発表していたというのは、先見性といえるのではないでしょうか。つまりジャズ的ベースに乾いたパンチの聴いたピアノなどの取り込み、そして多様な音楽性の引き出しの、それらの味付けとしてのドラムパターンなど我々が想うサンプリング音楽とは確実に一線を画すわけです。

事実そのような音楽性から派生したlofiは非常に大きくのリスナーが固定されているため

ハードコアではない道を開拓したのはでかいと思います。

 

sai96i.hateblo.jp

音楽性においてもやはりヒップホップの文脈を踏みつつも、ジャズ・ヴォサノヴァなどがバックボーンの中核をなしていることは疑いようが無いであることことがわかる。

 

 

その他に代表作の一つとしてLuv(sic)の楽曲群があります。本シリーズはラッパーのshingo02との共作で、part1-6まであり、3までがnujabesが直接関わっているもので5~grand Finale(part6)は遺された音源を元に作り上げた作品となっております

 

Luv(sic) Hexalogy

Luv(sic) Hexalogy

  • Nujabes
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥1900

 

 

Luv (sic)

Luv (sic)

  • Nujabes
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes
Luv (sic) pt2 Instrumentals

Luv (sic) pt2 Instrumentals

  • Nujabes
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes
Luv (sic.) pt3 (feat. Shing02)

Luv (sic.) pt3 (feat. Shing02)

  • Nujabes
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes
Luv (sic) pt4 (feat. Shing02)

Luv (sic) pt4 (feat. Shing02)

  • Nujabes
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes
Luv (sic) pt5 (feat. Shing02)

Luv (sic) pt5 (feat. Shing02)

  • Nujabes
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes
Luv (sic) Grand Finale (feat. Shing02)

Luv (sic) Grand Finale (feat. Shing02)

  • Nujabes
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

 

幻の3作目

www.youtube.com

本作はnujabesが事故死の後にリリースされたアルバムであるが、通して聞けばやはりlo-fi的要素が散りばめられていることに気づくであろう。

そしてMetaphorical MusicとModal Soul、それぞれ音楽性の意味ではジャズの影響が伺えると思います。nujabes自身メディアへの露出はインタビュー含めあまりないので全体像を捉えるにはあまりにも情報が少ないのでそういった意味では今現在も音楽性の意味では謎と言えますが、一部の媒体にjazz評を提供しており、そこで至高のジャズ10枚を上げています。

John ColtraneMy Favorite Things

Miles DavisKind Of Blue

Kenny BurrellGuitar Forms

Herbie HancockSpeak Like A Child

Pharoah SandersJourney To The One

Keith JarrettThe Melody At Night, With You

Lars Jansson TrioWindow Towards Being

Omar SosaPromise

Robert GlasperIn My Element

Toshiko AkiyoshiSumi-e

安定というか、「ジャズ おすすめ 名盤」なんて検索すれば必ずランクインするような作品ばかりのならびですね。1,2,6のアーティストは知らない人の方が少ない気もします。 そう考えるとnujabesもしっかり音楽史の文脈を踏んだ人なんだなと思えます。

 

ほかにも判明しているサンプリング 元として

FRIENDS OF DISTINCTION -When A Little Love Began To Die

Pharoah Sanders – Save Our Children

Miles Davis – Joshua

Luiz Bonfa – The Shade of the Mango Tree

Kip Hanrahan – Make Love 2

Pat Metheny&Lyle Mays – September Fifteenth

Gigi Masin – Clouds

Baden Powell – Deixa

Yusef Lateef – Love Theme From Spartacus

TERRY CALLIER – ORDINARY JOE

巨勢典子(こせのりこ) – I Miss You

Gypsy – Gypsy Queen Part Two

VELVET – BET YOU IF YOU ASK AROUND

JOHN HICKS – AFTER ,THE MORNING

Chet Baker – What’ll I Do

Larry Ridley – Feelin’ Blue

などががあります。

これらの楽曲をnujabesがどの曲に該当するかはこちらのブログで確認してください。1overf-noise.com

1overf-noise.com

こちらのブログを参照してください。

散々語り尽くされているアーティストなので私がここで書いても何番煎じですかっていう感じですが、それなりに彼の凄さを書かせていただくと最近の時評でいうのであれば2年前(2018年)のspotifyで 日本人で聴かれたアーティスト3位を記録

bakoji.hatenablog.com

1,2位が現役バンドであるのに対して、死後、未だに聴かれているというのはやはり音楽性に普遍的なものがあるのは当然ですが、それ以上に冒頭に載せたデータからわかるように18年からlofihiphopという言葉が派生したことと、同年のランキングでnujabesが盛り上がったのを考えると、ジャンルの元祖様へのご挨拶的な意味合いもあるのでしょう。

ただ、リスナー層の面ではアメリカ、イギリス、カナダ、フランス そして日本という並びから国単位での人気度が日本<海外であるということが日本アーティストとしては非常に珍しいことだと思います。

Nujabesのリスナーは、アメリカ、イギリス、カナダ、フランス、日本の順に多く、ブラジルやメキシコなどの中南米でも多く聴かれている。

以下の記事より引用

そしてサムライチャンプルーへの楽曲提供を行っており、これらが海外で放映された時中身はもちろんのこと、当然音楽もオンエアされますが、そこでnujabesの存在を知った人が多く、その中から日本アニメの日常風景画とnujabes的音楽の組み合わせなどを考えた人がchilled nowなどを開設していることに繋がったりとおもったり。

samurai champloo music record departure

samurai champloo music record departure

 

 

J dilla 

次にJ DIllaについて

彼はnujabesほどお洒落ではなく、むしろ若干ロックバンドが入っている元来我々が感じるヒップホップ的な楽曲が多いです。

Donuts

Donuts

  • J Dilla
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥1528
Workinonit

Workinonit

  • J Dilla
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes
Dilla Says Go

Dilla Says Go

  • J Dilla
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes
Time: The Donut of the Heart

Time: The Donut of the Heart

  • J Dilla
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

 donutsは日本で言う意欲作的な側面が感じます。

J DILLAのdonutsは31曲収録されているインストアルバム。つまり曲としてではなく、音作りの細部にまで目配りがし易いと言う意味でセンスとエッセンスが詰まっているそういった意味で意欲作のわけです。

特にstop、mash、glazed、thunder、U-Loveあたりが個人的に好きなトラックです。one for ghostなんかは歌い方と楽曲が調和していくタイプでこれもまた面白い。

 

Stop

Stop

  • J Dilla
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥255
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U-Love

U-Love

  • J Dilla
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥255
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Mash

Mash

  • J Dilla
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥255
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Glazed

Glazed

  • J Dilla
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥255
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Two can winは歌が主体となっているトラックでありながら、やはり歌声すら「楽器の一つ」として統合している感じが聴いていて気持ちの良いものでした。 

Two Can Win

Two Can Win

  • J Dilla
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥255
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Don`t cryなんかは、このままフル尺で聴いてみたいと思えるほどヒップホップの楽曲として秀でていると思いました。最後のwelcome to the showなんかは基本ビートがメインでそれこそ後のlofiの遺伝子を感じる一曲になっています。

 

Welcome 2 Detroit

Welcome 2 Detroit

 

Welcome 2 Detroit

Welcome 2 Detroit

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It's Like That

It's Like That

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Rico Suave Bossa Nova

Rico Suave Bossa Nova

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Think Twice

Think Twice

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Beej-n-Dem Pt. 2

Beej-n-Dem Pt. 2

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Feat. Phat Kat

Feat. Phat Kat

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The Clapper

The Clapper

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 私感ではあるもののJ Dillaの最高傑作はwelcome 2 detroitであることは恐らくほとんどの人が納得するのではないでしょうか。

Welcome 2 Detroitはイントロダクションのトラックとして最後に3,2,1 ah-と入れてくる感じであったり,the clapperでは表題に恥じないクラップを基本調として進む楽曲ですが、途中から浮き彫りになるベースラインの絶妙な挿入の仕方などのリズミックの聴こえの良さなどが素晴らしいですね。rico suave bossa novaは、割と単純な楽器で音もさほど加工していないところがこのアルバムの中で新鮮味があり、同時にだんだんとピアノ意図的にずれていく感じもやはり JDILLAの凄さの一つなのかなと思ったり feat.phat katで私が好きなのはとにかくビートの音なんですよね。陰鬱な音に包容されている感じがたまりません。

Give it upが本作の中で一番のお気に入りです。ボイパ、ピアノ、ベースの全てが調和して遊んでいる感じが良いです。ラストトラックのone は終わると思いきや、終わらない構成が妙でやっぱり唸りました。

Give It Up

Give It Up

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One

One

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Donutsを一通り聴いたのち、本作を聴くとやっぱり進化形のアルバムだとも思います。JDILLAのすべてが詰まっている真の一枚といっても過言ではありませんし、リズムのミニマル性であったり、数秒のメロディにあらゆる要素を集約させているところでは本作もlo-fiにばっちり当てはまります。

 

本来であればこれからのミュージシャン、言わばlo-fiを主戦にやっていく方達の紹介もしたかったのですが、今回の主題はあくまでもlo-fiまでの歴史と銘打ったものなのでもっと詳しく知りたい方は是非 lo-fi hiphopというジャンルを冒険してください。確立して2年目の今であればほかジャンルに比べてそこまで多くの作品はリリースされていないでしょうし、漁り易いと思います。今回の記事を通して1mmでも良さが伝われば幸いです。

 

 あとがき&いいわけ

本当は最近聴く機会が多いharunoというアーティストについて特集するはずが、ルーツ元を辿る段階でlo-fiに急遽変わったのでうまく適応した記事を完成させられるかが心配でしたがなんとか書き上げることができました。よっぽどlo-fiに興味がある人しか、この記事は読まないだろうと思い、その文読んだ時間を損わせないようにあらゆるジャンルと私の浅い見識を積み込んだしだいです。本当であればそもそもhiphopとは?という段階から始めたかったのですが、それには少なくとも3ヶ月を要すると思ったので今回はあくまでlofiとしてのhipという意味で紐解きました

 まぁnujabes天才だよねっていうことを書きたいだけなので、、、交通事故で急逝されてしまいましたが、あまりに損失がデカすぎる方だなと書いていて思いました。

 

引用サイト意外の参照元としてこちらのサイトが非常に参考になりました。 

今回はいつも以上に引用が多かったですが、この記事もサンプリングをもとに仕上げた一つの記事だと思って目を瞑ってもらいたいです( ^ω^)・・・。

genius.com


 

 


 

 

 

 

組曲『惑星』ホルストが提示した7つの世界

ホルスト木星は小学校の音楽で習うほど今では定番な楽曲となりました。しかし同時にこうも思います。「なぜ他の惑星音楽が知られていないのか?」その疑問の私感アンサー は後半に書きますが、世間体で知られていないのが勿体ないほどに全体を通して聴く組曲『惑星』の迫力であったり、楽曲に散りばめられたあらゆる要素は素晴らしいものです。今回の記事は全体としての惑星シリーズの魅力を中心に書いていきます。

 

 

火星-戦争をもたらすもの

 人生ベスト10楽曲を聴かれたら絶対入れる1曲.カッコよさのロマンが常に躍動している楽曲。一貫して持続する強烈なリズム(4分の5拍子)が与える曲の迫力さというのをボレロの15年前にやってのけた凄さ、そしてこの曲が第一次世界大戦前というのも、「戦争をもたらすもの」という点で予見的。そして、一度聴けば中毒にもなるこのテンポ、そして楽器が示す暗黒さなどのちのスターウォーズにおけるダースベイダーのテーマに見事受け継がれていく(4m17sあたり顕著)、そしてそのまた数年後にジェームズキャメロン(タイタニックアバターの監督)の出世作になるターミネーターの脚本を執筆する時にこの音楽を流しており、のちにT2(ターミネーター2)のテーマで有名なデデンデンデデンにつながったことはほぼ間違いない。クリエイター(とくにsfジャンル)に影響を与えやすい楽曲でありながら、今でも通じる普遍性があります。

 

金星-平和をもたらすもの

 イントロのホルンの使い方からthe star warsという感じがしませんか?。穏やかでありながら流動的なメロディを奏でる弦楽器とそれを支えるクラ(クラリネット)のローテンポ感が特徴的です。あとスラーを多様してつなぎ目があまりないようにしてます。それらが盛り上がって4m28sで躍動するところは心が浄化されます。そしてその後のvinソロがまた哀愁的であり、印象的ですね。組曲:惑星の中でも一番聴きやすいタイプの楽曲です。後半のクラからはじまって管楽器、そして弦楽器と包容していく感じが、マーラーのアダージェット的とも言えますね。終盤フルートと鉄琴の兼ね合いで締めるのがロマンチックだと思います。

 

水星-翼ある使者

テンポがあらゆるところで変容していき、あらゆる楽器が踊るようにそれぞれソロがある構成がこの曲の特徴ですね。そして聴いていくうちに一つにリズムを何度も慣らしていく、この作品でも一回爆発ながれは金星と似てますね。とにかく楽器の主張が激しい映画ですね。翼ある使者達が舞妓する絵面を私は想起しました。4mと惑星シリーズを通した最短の楽曲ですが、質の高さ目立つ曲でもありますね。

 

木星-快楽をもたらすもの 

 さて、おそらく一番有名な木星。しかし、火星・金星・水星を聴いた後の木星は正直なところインパクトにかけると思います。というのも、上記3曲の展開にしっくりくる部分が多く、尚且つテーマをしっかりと再現できている反面、木星はイントロと有名なメロディにいくまでになんとなくつっかえる感じが個人的にします。また、こうすればいいのになという意味で、冒頭の感じで進めばいいものを壮大なテーマ曲っぽく曲の方向性を変えたような気がします。聴き手側のテンションとして冒頭から2m55sまでと、それ以降とでは全くの音楽と受け取る人が多いのではないでしょうか。私が馴染めないのはその違和感を何度聴いても消せないからです。それぞれの要素はいいのに上手く噛み合ってない感じがする。今ではあまり好きではない楽曲です(というか小中の授業で流れる時は毎回サビしか流さないのはなんなんでしょうかね )

 

土星-老年をもたらすもの

多分一番クラシックの流れにそう楽曲が土星だと思う。なぜならば楽曲のバランスがこの曲だけ偏りがそこまでみられないからだ。ホルンがスッと入っていく感じであったりパーカスが微かに支えて、そこからトロンボーンベースにホルンが主張してくる感じはよくあるし、総合的な金管の主張のあとに弦楽器が流動的に流れて合流して上下に音楽が奏でられていていく構成はそこまで気を衒ってないように思える。フルートとクラも暗鬱さに徹っするとおもいきや、3m47-4m06s付近で明暗を交互に表現して、ペットの重低音がはいってきて、どんどん上がってペットで頂点を極めるこの感じはやっぱりどこかホルストの作家性というものがにじみ出ている気がする。そしてある程度激しい曲調が続いたのち6m00前後から弦楽器が下地となって、ハープが主張して、フルートの明るい側面がしばらく続いて、しだいにハープと絡み合い弦楽器がまたここで合流してくる手際もまぁ見事そして、最後にだんだんと楽器がフェードアウトして弦で締めるっていのがいいですよね。ロマンチックな楽曲です。

 

天王星-魔術師 

 音楽の調子や色が魔法使いの弟子っぽさを感じる人は多いと思う。(一般的にはディズニーのファンタジア一節のほうきが魔法によって暴走する時に流れるアレ)と思ったら実際、影響を受けていたという事実がわかった時の高揚感。魔法使いの弟子よりも、一層壮大に音を伸ばしている感じがよりホルストっぽい。ただ壮大さを纏うがゆえに、全編クライマックスといってもいい展開が続くのが少し酷なところ。鉄筋の使い方はすごく秀逸ではあるのですが。(SFっぽい感じが実はホルストの作曲術の力かと思うレベル)そしてなによりも最後のあのオルゴンのミスマッチさが、尻すぼみというか、おいおいそこで終わるのかよっていう印象を持ってしまう。リズミカルでありながら弦楽器の鳴きの表現がいいですよね。あとクラリネットの料理の仕方がすごくコミカルで聴いてるうちに笑ってしまいます。

 

海王星-神秘をもたらすもの

 本当しつこいようで申し訳ないですけどスターウォーズに流用してもバレないレベルでスペースオペラ音楽として成立するこのクオリティの高さ。若干ファンタジーっぽさもあって気持ちがいいです。ヴァイオリンを主旋律にして、影にクラリネットを置くことでここまで神秘性をだせるのかとおもうくらい作曲術が上手いと思います。この曲でもやはり味付けとしての鉄琴の音の幅広さがわかりますね。

 

 

 総評的なアレ

 

1914-1916年の間に作曲されたものが、今聴いても古さを感じない普遍性と後世に与えた質的影響が凄まじい。1900年という我々が想像する「クラシック」最後の時代にストヴィンスキーおじさんという化物が創生したの二大楽曲火の鳥(1910)春の祭典(1913)の登場により以前以後という境目ができるのだが、ホルストはまさに以後の第一世代と言えるであろう。そして、現代における最高の劇伴作家、ハリウッド映画を体現した巨匠ジョン・ウィリアムズ(SW・ET・ジュラシックパークジョーズハリーポッター)の人気楽曲の半分以上がこの二大作家のミームを引き継いでいるとみて間違いないということですな。

 

 

メイン・タイトル (エピソード IV:新たなる希望)

メイン・タイトル (エピソード IV:新たなる希望)

  • ジョン・ウィリアムス作品集
  • サウンドトラック
  • ¥153
  • provided courtesy of iTunes
レイア姫のテーマ (エピソードIV:新たなる希望)

レイア姫のテーマ (エピソードIV:新たなる希望)

  • ジョン・ウィリアムス作品集
  • サウンドトラック
  • ¥153
  • provided courtesy of iTunes
Main Title / First Victim

Main Title / First Victim

  • provided courtesy of iTunes

 

 

今回はSF的な側面と、リズムで楽曲を魅せたホルストについてを語ってみました。

次はストラヴィンスキーについての考察記事を書きます。テーマとしては破壊と衝動です。そちらが公開された際に併用してこの記事を読んでいただけると、音楽がより楽しめると思いますのでどうかよろしくお願いします。ではまた次の記事で