本記事は楽曲オタク Advent Calendar 2020の13日目の記事です。
楽曲オタク Advent Calendar 2020の13日目を担当します。よろしくお願いします。
前置き
さて年末のこの時期、魑魅魍魎の音楽オタクたちが今年の楽曲を基点に喧々諤々する時期がやってきました。
本来は
をしっかりと体裁、テーマをまとめた記事を出すつもりだったのですが下書きの30ページ分のデータが全部とんだりして、持ってる知識で一から書き出したら結論がまとまらず、記事として先に出してしまったがために、6日間内で記事の内容を考えてないといけない始末。さて、なにを書こうっていうところ。こうなったら推し作曲家で突き通すしかないということでタイトル通り、EGOISTのお話になります。当初の記事で楽しみにしてた方。本当に申し訳ないです。
最後の花弁 (The meaning of love)の先行かよ。
— rino (@Articlecrafter_) 2020年4月12日
作曲:ryo(supercell)でなければEGOIST楽曲に価値なんてない。
ryo(supercell)さんの代理作家用意しても意味ないわ。
— rino (@Articlecrafter_) 2020年4月12日
ryo(supercell)が作曲しないと意味ないと思う厄介です
— rino (@Articlecrafter_) 2020年4月12日
こんだけryo(supercell)に入れ込んでるオタクなので、そこそこ信憑性のあるおすすめになってると信じたいです。ちなみにここで断っておきたいのはM2Uそのもの作曲がダメというわけではなく「EGOIST楽曲として」という前提の元ではっていうことなので勘違いのないようにお願いします。
私の中で今年を象徴するのビックニュースといえばryo(supercell)さんがEGOISTのメイン作曲を離れるという衝撃的な事実に他なりません。そこで今後作家:ryo(supercell)時代の楽曲はでないと考え、今一度EGOIST楽曲と(ついでchelly vo楽曲)を振り返ろうという趣旨の記事です。
とりあえず組み分けとして、これだけは絶対聴け ・気が向いたら聴け・コアな人向けのネタ曲レビューを含めた外伝 の三つに分けました。また、ギルクラらしさといった補正は基本的になく、単に私が思う・考える基準であって絶対ではないので,その点を理解した上で読んでください。そもそもEGOISTとはなんぞや?という人は当ブログの読者層的な意味でいないとは思いますが、万が一わからない人のために説明すると,ryo(supercell)さんがsupercellとは別にボーカルを起用から作詞・作曲をやっている(いた)音楽グループです。
ちなみにsupercellを履修したい場合は sai96i.hateblo.jp
これを読んでください。結構な熱量で書いたので参考になると思います。
本編
これだけは絶対聴け(オススメ度5)
当事者
おすすめ度ランクはここ。具体的な良さについてはもう少し噛み砕いてからにします。
別途で特集記事をだしました。これまでのEGOISTとは一味違うryo(supercell)の拘りを感じられる至高の一曲であるという内容です。
名前のない怪物
本作はEGOIST楽曲の中でも1,2を誇る人気楽曲です。代表曲の一つといってもいいですね。タイアップ先がpsychopassが作品として大成功を収めたこともあり、アニソンとしても中々知名度が高いと思います。以前、アニソン100的な番組を見た時には本作と君の知らない物語がランクインしていました。EDMとピアノとバイオリンがうまく交差し調和するかっこいい曲。前置きのpreludeを知ってる人は案外少ないのではないか?
イントロから爆発する曲って大体名曲だったりしますが、本作もご多分にもれずに名曲です。おそらく多くのEGOISTリスナーがここが入り口だったりすると思うので、そういったことを踏まえて初心向けと言えます。まぁなにから聞いてもryo(supercell)は裏切らないけれど。個人的にryo(supercell)の作風の広さというものに驚いた一曲でもあります。supercellとegoistとある種対極的な作風であるのにもかかわらず、両方でヒット曲がかける所がryo(supercell)が作曲家としてカリスマ的な支持をされる由縁だと思います。psychopassの世界観にもしっかりと溶け込むことができてる一曲でもあり、作品のファンからも名前のない怪物がpsychopassを代表する曲という声も少なくありません。
fallen
本作はpsychopassの第二シーズンのED担当。前作(名前のない怪物)とは少し違ったアプローチの楽曲であり、前作以上に電子音をメインで進行するのですが、混沌さという意味ではスケールアップしており、オープニングの虚無感あふれるピアノから、これでもかと言うほどのドラム音。JPOPらしいサビの展開ではなく、気付いたら1番歌詞が終わっているような構成も見事だと思います。中盤〜後半のごちゃ混ぜ感はいつ聴いてもかっこいいいと思えるはず。大体、一期で名曲を書いたら二期であれ??ってなることは少なくないと思いますが、個人的にfallenは見事は裏切ってくれました。絶望といいますか、不況感のテイストは残しつつも、名前のない怪物とは別のベクトルな曲に仕上がっているからです。
departure ~あなたにおくるアイの歌~
ryo(supercell)音楽の魅力の一つとしてメロディの秀逸さがあるのはボカロp時代から誰もが感じたと思います。そして、この楽曲のその全てが詰まっている音源です。ピアノメインで、支えとしてドラムが少しずつ入っていき、所々でバイオリンが別で曲をフォローするこの感じがいいですね。というかryo(supercell) メロディの真髄がここに!!っといって差し支えないですね。最後の転調大好きです。本楽曲が影響されたか否かはさておきEaglesのDesperadoの香りがなんとなくしますね。ベスト盤でトラック稼ぎのためにアコースティック音源ver.入ってますが、ことこの曲に至ってはメロディが鍵盤楽器ならではという側面があるので魅力減です。
プチ情報ですけど、ryo(supercell)を作った10枚の一枚に
は入っています。
ryo(supercell) を構成した10枚については
この記事の最後に言及しています。
Ghost of a smile
上記楽曲のある意味進化系とも言える究極のryo(supercell)バラード曲。ryo(supercell) にバラードやらせたら必ず当ててくると確信した一曲。サビと転調が同時に始まる感じがたまりません。おそらく最も大人しい楽曲であるため、chellyの歌声が余計に響いてきますね。そのせいもあり、chellyの発声も楽しめます。色々思う所がありますが、やっぱりこの曲転調が肝だと思いますね。ペダルの音がシングルでもalterでも入ってるのがどうしても気に入ってしまいますが、まぁいいでしょう。
想いを巡らす100の事象
アコギで始まるイントロがいいよね。ghost of a smileもそうですが、これはアコギ一本で成り立っている楽曲であり、ここでもchellyの発音の流暢性が伺えることができる。2m55sと短めの楽曲ではありますが、大人しくも哀愁漂う一曲になっています。是非聞いてください。この路線で5分間くらいの楽曲を聴いてみたかった。
雨、キミを連れて
おそらく、ノンタイアップ楽曲の中ではEGOIST最高傑作といっていいでしょう。
この曲が、他の楽曲と一線を画しているところは、作風がsupercell寄りであること。つまりはこの曲を聞くことで幻のchelly 第四期vo.を味わえることができる、そんな一曲として評価しています。とにかくEGOISTはEDMで飛ばす曲や、オーケストラ入りの壮大な楽曲を歌うようになったので、初期にこの曲を書いて、それをchellyに歌わせた功績はspcl、及ryo(supercell) 信者としてはものすごくでかいです。ベストアルバムの選曲にこれを入ってなかったのは失敗だったと思う。少なくともEGOISTのベストアルバムとしては不完全。
Great Distance
これはEGOIST名義でないけどEGOIST一進の中で生まれた傑作なので入れます。 躍動感がいいですよね。この曲。しつこいようですけどピアノのメロディセンスってのが本当にツボをついてくるこのテクニックは一体なんだと思ってしまうほど、泣かせてきますよね。あと、バンド音楽といいますか、当然EDMにしろ交響的楽曲にしろどれも逸品級ではありますが、帰結するのはバンド性あふれる音楽だと思われる。そんな一曲です。あと、これはryo(supercell)の徹底した楽曲作りの賜物であり、全楽曲に言えることなんですが、母・子音と楽曲とのマッチング性というか、しっかりとそこまで考えて作詞をしている感じが良いですね。作曲をする際の好きな楽器はピアノとドラムといってましたが、そこが明確に出ている曲でもあり
で感じらる「あーこれ、ryo(supercell)だな♪(´ε` )」ってなれる一曲です。多分ryo(supercell)オールタイムベストをやったらtop10に入れます。
The everlasting guilty crwon
エバラスでお馴染みであり、EGOISTが生まれたアニメ「ギルティクラウン」の第二期OP。キーを変えてもそれはそれでかっこいい曲だったりしますよね。冒頭のギターからTHE アニソンっていう感じで攻めていて提供先にローカライズしてるなって思いながら聴いてます。それでいて裏打ちでピアノがなってる。ピアノカバーを色々聴きましたがまらしぃのが一番いいですね。再現性がある。
余談ですけれど、ボカロ楽曲初期から安定と信頼のカバーを提供し続けるって本当すげーなっと思います。
【ピアノ】「The Everlasting Guilty Crown」を弾いてみた【ギルクラOP】
この曲は私にしては珍しく歌詞もいいなと思える所にあります。王道ではありますがそれを曲に寄せているので余計に響いたりします。Love&Rollの歌詞を書いた人と、同一とは思えないほど。 楽曲的にはやはりサビに向かうまでがいいですよね。歌詞の振り幅でいうとryo(supercell)さんって色々書けるなと思える。そんな一曲です。
KABANERI OF THE IRON FORTRESS
この路線になってからEGOISTが苦手になったっていう人が当時見られたのですが、そんなことは1mmたりとも思わず、むしろこれはryo(supercell)の新境地である。そんな一曲。とにかく壮大。ここまで弦楽器とコーラスを用いたアニソン楽曲ってあんまりないのでは?。3m18sから始まるコーラスとchellyとの歌の共鳴させて、間奏を挟んでサビで再度ためて爆発するこの感じ。あと単純に息継ぎとかが大変そうですよね。この曲。あとSingleの音源だと4m17sの「気付け今」のタイミングでボーカルミックスにミスが入っているので聴くのであればalter egoの方がいいです。
Planetes(おすすめ4→5へ)
最初のモールスの意味とかとりあえず置いておいて、この曲を聴いた時にふと頭に過ぎったのがmiliの
なんとmiliの作曲者はryo さんフォロワーでもあります。
いただいた。
— Yamato Kasai (@HAMOloid) 2016年5月27日
ryoさんはやっぱり天才だ… pic.twitter.com/rGrlLYc2Mu
ryoさんはやっぱすげぇなぁってなる
— Yamato Kasai (@HAMOloid) 2017年7月18日
ryoさんきっかけで初投稿したんだよなぁ。
— Yamato Kasai (@HAMOloid) 2017年8月23日
ryoさんの背中を追った人たちがいったいどれだけいただろうか。
— Yamato Kasai (@HAMOloid) 2016年6月10日
こうやって作家が作家に影響を与えて名曲が作られていく感じがたまらんです。
気が向いたら聴け(オススメ度4)
All alone with you
この曲はsupercellのオーディションを受けたchellyなら初めて聴いた時に気づいただろうなって思うんですよ。椎名林檎のギブスのryo(supercell)ver.であること。
亀田誠治が作り出したあのサウンド性に非常に影響を受けてる。洋楽厨のくせにJ-POPでもこのクオリティで出してくる作曲の力は流石と行ったところ。楽曲の方向性はギブスの側面があまりにも強いのでryo(supercell)音楽としての主張はそこまでないですね。ただし、裏方でなってるピアノはよく聴くとryo(supercell)節を感じられます。アウトローが顕著ですけれど個人的には4m20sで一瞬で決めてくるあの感じが特に好きです。
それで受かって、次に進むことになった時の曲が、椎名林檎さんの「ギブス」と東京事変さんの「群青日和」。あとは自分の選んだ自由曲でした。
( ^ω^)<ほらほら、ryo(supercell) さんオーディションの指定曲にまでしてるじゃないですか〜
バックボーンがわかりやすい一方、間奏はちゃんとEGOISTの曲らしさを残していく。
余談ですが、椎名林檎は1st,2ndアルバムだけでいいので未聴の方は絶対聴いてください。ちなみにギブスのエモーショナルなギターを担当されているのはかの名将西川進さんです。ハルヒのGod knowsのギターなども担当されています。当然ご存知かと思いますが、penguin researchのギター 神田ジョンの師匠でもあります。そのため以前pgrがgod knowsをカバーした時にやたら盛り上がりました。
door
この曲はどちらかというとクラシカルでも、落ち着いた雰囲気ですね。この曲でもピアノというか、オルガンが主体ですが、たまに決めてくる装飾音的な役割が逆に神秘的な雰囲気を出してますよね。あとハープでつなぎ目を埋めていくのが上手い。多分、リリースが15年なのでこの時期から男性コーラスを多様してることから、この辺で新しいスタイルを模索していたのが感じられますね。
リローデッド
KABANERI OF THE IRON FORTRESSの前身というかプロトタイプだと個人的に思っています。女性コーラスを重々しくつかいながら、EDMでガンガン攻めていくところが弦楽器主流になったのがカバネリと考えれば間違ってないと思う。もっと言うとこのリローデッドはfallenの進化系とも言えますね。満遍に漂う金属らしさのEDM感やビートの刻みかたなどがそれらを象徴していると思います。そこに重々しい重圧的なサウンド性が加わってこのリローデッドができたとも言える。というかここらへんの音源って多分洋楽のEDMだと思う。洋楽厨のryo(supercell) さんならthe prodigyを知らないわけないですし。まぁ直下に影響を受けているかどうかはさておき、方向性としては洋楽を参考にしてるのは間違い無いと思います(断言 )
こいつとか
こいつとか
Lovely Icecream Princess Sweetie
ryo(supercell) の遊び心満載。chelly(17歳)がこれを歌ってたかと思うと笑ってしまう。
坊主が屏風に上手に坊主の絵を描いたを、こうやって歌詞に挿入してくる感じがまさにryo(supercell) ですね。Love&rollまで恥ずかしくなくともメルトの歌詞を書ける乙女心をもつryoさんの一端が垣間見えるというか全開な曲です。
ー「Lovely Icecream Princess Sweetie」は、歌詞が面白いですね。「失敗だらけのリップスティックだって そのうちサマになるかも」という乙女心と全体の甘い世界観に「坊主が屏風に上手に絵を描いた」という歌詞がユニークです。
ryo:言葉遊びが好きなんです。韻を踏んだり早口になったり、可愛い台詞を入れこんだり、 こういう歌詞は得意だと思います。ただひとつ残念なのは仮歌を自分がやっていることですかね。それは門外不出です(笑)。
ryo(supercell)さんの生歌仮歌が凄く気になる。
LoveStruck
若干、spclっぽさを残しながらもEGOISTとしての音楽が発展していく。そんな感じがしますね。あとこの曲はEGOISTの中でも特筆して、母・子音による語幹でが曲が作られてる最たる例だと思う。これの進化系がGreat Distanceとでもお考えください。あと歌詞でどんどん盛り上がっていく感じもこの曲のいいところですね。後半につれて、どんどん重なっていく。あの感じはryo(supercell)ならではの采配だと勝手に思ったり。
そして面白いことにこの曲の作詞はchellyという点です。なのでそこのマッチングが聴きやすさの秘密かもしれません。
――エンジニア視点での、chellyさんの声の魅力・特徴を教えていただきたいです。またプロデューサー・作曲家としては、それを活かすためにどのような工夫をされているのでしょうか。
ウィスパーボイスであり、かつピッチや表現の豊富さが音楽的なので子音が綺麗に出て、その辺が非常に耳あたりの良いサウンドになってくれるところが良いんじゃないかと。ただラウドな楽曲など、音楽性によってはそれがウィークポイントにもなり得るので、その辺をアレンジや使う楽器を変えたりして補ってあげつつ、という感じでやってます。
このインタビュー自体はalterを出した17年ですが、多分素質には11年頃から気付いていたでしょう。私のいう発音の気持ちよさを作曲者であるryo(supercell)が意図的に活かしているのは間違い無いと思います。
Extra terrestrial Biological Entities
この曲、案外語られないですがゲーム音楽的でありビートで魅せてる楽曲として優れていると思います。chellyのささやきボイスも随所に施されていたり、歌い方に工夫が感じられる。
4m07s前後からはじまる歌詞のレイアー重ねの構成はこの曲でもあります。
EGOIST外伝(オススメ度1-5)
Ce que j'aime ~inori no kyuuzitu~ (オススメ度2)
1m弱という短さからも分かる通り、ネタ曲であることに違いないんですよね。これを一発目に「EGOIST」として聴いたら萌専アニソン歌手かよっと万に一つ思われる可能性も捨てきれん。なのでコアな人向けに入れました。
この世界で見つけたもの (オススメ度3)
この世界で見つけたもの
実直なchellyの歌声を楽しみたい人はこの曲は大好きだと思う。the 普通って感じの曲ではあるんですけど、ハマり方や高音の流れの感じや、語尾の上げかたとか。chellyの声にあった曲の一つではあると思いますが、楽曲的には佳作だと思っています。
咲かせや咲かせ (オススメ度2)
和風楽曲であれば
こういうロックテイストが曲のほうがいいなと思ってしまう。
ぶっちゃけ 拍手喝采歌合が好きって言うか 凛として咲く花の如くのテイストがが好きなんですけれど。拍手喝采〜もこの曲のフォロワーですし。
作曲の力量が高いので、一定以上のレベルの曲であるはずですけど変に和風一本でやられても決めてとなるキラーメロディがないんですよね。完成度は高いと思うんですけれど、なんというかダンスアニメとセットで初めて機能するような曲に聞こえてしまいます。
英雄 運命の詩 (オススメ度4)
カバネリは単純に楽曲として素晴らしかった反面。英雄、運命の詩は正直 肩透かしでした。「人は叫んだ正義を」のメロディだけは光るものを感じたんですが、他は狙いを外している感じが否めません。楽曲としての方向性はちゃんと見えるからこそ惜しい一曲です。
welcome to the *fam (オススメ度1)
ラップ楽曲枠なんでしょうけれど、いまいち乗れない。語尾の決め方はかっこいいけれど。あと単純にchellyの声質的に向いてない曲調だと思う。同じプロデュースvo.でいうならこゑだとかの方があっていると感じた。
エウテルペ (オススメ度2)
ヒロインの楪いのりの存在を象徴する楽曲らしいです。まぁギルクラ用のキャラソンとでも思って割り切った方がいいですね。
it`s all abot you (オススメ度5)
welcome to the *famで感じたミスマッチ感を全て解決した楽曲がこれだ !!
楽曲の方向性を少し変え、ラップ調をなくすけれど遊び言葉を入れてくるこの無邪気さがchellyの声にあってますね。最高です。
永遠(オススメ度 3)
多分、英雄 運命の詩よりかは楽曲のスタンスは出ている。でも決め手となる要素が薄いと感じる。
1.4.2(評価不能)
名曲だが、振り切れていないEDM調楽曲の中では試み、音作り含め完膚なきまでに EGOIST&ryo(supercell)楽曲。音源だけの素晴らしさでいうのであれば星5である。ただサビに微妙なダサさがある。ここが不満点。何回でも聴ける音源なのに変な違和感を覚える一曲ということで評価不能ということにしました。音源だけでいうのであれば星10くらいあげてもいいです。
まとめ
多分ryo(supercell)にとってEGOISTってspclと違ってなんでもできる実験場みたいなもんなんですよね。DTM上でガチガチな曲を作ってもOKというか、少なくとも許容レベルでいうのであれば広い。タイアップもほぼほぼダークなものが多く、それに付随して歌詞もダークなものが多いですし。本人もそれはインタビュー で語ってますし。
――もうひとつのプロジェクトであるsupercellと比べても、より実験的であり、(すでに出ているインタビューを拝見させていただいた上での)ご自身のルーツに近いサウンドを志向している印象を受けます。改めてryoさんにとって「EGOIST」とはどういったアウトプットの場なのでしょうか?
自分のルーツは思い返すと2つあって、小1から始めたピアノやオーケストレーション的な音程を主眼とした音楽と、高校生から始めたバンド、ドラムだったのですが鍵盤楽器を一切用いないことで音程から解き放たれた音楽。EGOISTはそういう点で前者のルーツにより近い音楽性だとは思いますが、それは基本的にchellyちゃんというボーカルに起因するところが大きいですね。なので彼女あってのEGOISTであり、そこを踏まえた上で自分による音楽の壮大な実験場であるとも思います。
その意味でryo(supercell)さんが常々聴いている洋楽的アプローチだったりがリアルタイムで楽曲として変換されるいい発表場であったというのはリスナーとしてこの上ない喜びですただ、今年でryo(supercell)主体のEGOSITは実質活動終了なので悲しさがありますね。これでsupercellに専念してくれればいいですけれど新曲は相変わらず出ないですし。気長に待つしかないですけどね。
推しの作曲記事ってすごく書きやすい。しかし他の書き手が2020年の総決算10選等で高尚なを書いてる中、私は偏愛の羅列記事でもうしわけないですが、今年は質の高い記事を定期的にあげることができたので、その分ちょっとくらい薄味の記事を書いてる許されるだろうと思ったり。当ブログが初見で、深いとこまで探ってる記事を読みたいのであれば
2019年の自分だったらこんな記事は書けなかったというものが3つも書くことができたのが個人的に進歩を感じられます。そのくらいおすすめです(宣伝)
何度も出します詐欺をしてる記事がいくつかありますが中々ブログに時間をとることができずに完成までもっていけない状態なのです。あとこの記事を書いてる最中に亀田誠治プロデュース楽曲の特集とdeemo楽曲特集を組みたくなったので予め書きます宣言します。 年末の空いてる時間を犠牲にしてなんとかamazarashi総特集を出したいです!!(はよ書け)
っていう気持ちを表明したところでこの記事の結びになります。ここまで長々と読んでくれた方ありがとうございました。