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Music Synopsis

音楽に思考の補助線を引く

中国語ポップの現在地─マンドポップおすすめ盤とVsingerという入口から見る、声調性・表音・字義 

今回はいつもと少し趣向を変えて、紹介系のテイストで書いていきたいと思います。後少しだけ実験的な書き方してます。扱うのが日本語圏の楽曲ではなく、英語でもない「中華圏(zh)のポップス」だからです。ここには、ネイティブではない側から聴いたときにこそ立ち上がる面白さがある。その「非zh圏からの可聴体験」という目線から、向こう側でのV的なあり方や文化的な位置づけ、そしてマンドポップという文化圏のアルバムを、いくつか軽く紹介していければと思います。よろしくお願いします。初見は堅苦しいと思うので、以下の記事でまずノリを事前把握していただいた方がいいです。

 

 

さて、まずマンドポップとは何かという点について。Mandarin popular music の略称で、普通話(標準中国語)で歌われるポップス/大衆音楽を指す呼び名を指します。 重要なのは、これが特定のサウンド様式を指すジャンル名というより、まず「歌唱言語」で交通整理するためのラベルとして働いている点である。中国語ポップの世界には、広東語で歌われるカントポップ(Cantopop)なども並立しており、マンドポップはその対比項として「普通話で歌われる側」をまとめて指す便宜的な括りでもある。

したがって射程は常に必然的に広い。バラードも、ラップも、ロックも、エレクトロも、「普通話で歌われる」という一点で同じ棚に収まる。言いかえれば、統一されているのは音色や構造というより、制作・流通・リスナーの回路を束ねる言語のほうだ。より上位の呼称として C-pop(Chinese popular music)があり、その内側にMandopopが置かれる、と理解しておけば混乱しにくい。

本稿ではマンドポップを、ひとまず「普通話で歌われるポップス」という実務的な意味で扱う。Vsinger由来の楽曲やアニメ主題歌のように、別のプラットフォームから流れ込む歌ものも含めて、このラベルで括ったうえで、非zh話者の耳において「字義より先に音節の刻みと声調のうねりが前景化する」という聴こえ方の構造まで含めて、面白さを記述していきたい。

 

 

Vsingerについて

Vsingerは、中国・上海の「上海禾念信息科技有限公司(上海禾念)」が立ち上げた中国語バーチャルシンガー専門レーベルで、日本でいうクリプトン社的な立ち位置です。

ただし、それが単なるVOCALOID音源の集合ではなく、「歌声合成技術+IP運用+ライブ演出」を丸ごと束ねたブランドとして設計されているという点が特徴的。

それは、上海禾念という会社自体が、2011年創業の音楽ソフト開発会社でありYAMAHA/Bplatsと協力して中国語VOCALOIDを開発した「VOCALOID CHINA PROJECT」であったり、その後身のVOCANESEを経て、現在のVsingerへと発展してきた歴史をもつからです。

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日本でいえば「Daisy Project」以後のボカロや、イギリス発のボカロから考えればかなりの新参だなと思う一方で、zh圏ではvの先駆けは『超時空要塞マクロス』のリン・ミンメイからはじまり VOCALOIDの流れと、初音ミクそしてKIZUNA AIと定義している。自分なんかは、以前の「ボーカロイドの現在地」の原稿でも書いたが、出発点はどう考えてもIBM7000シリーズおよびその想像力から生まれた『2001年』のHAL9000だろとか思うのです。だってDaisy projcetって『Daisy Bell』を歌ったことが起因となっているわけですし。


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多分定義づけとしては二次元で歌物でというディティールの上でどうか、ということなので、その意味でミンメイなのかなと。『愛おぼ』はそれはそれでアンセムなんだよなぁということですね。いや当たり前ですが。

愛・おぼえていますか

愛・おぼえていますか

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面白いのはここからで公式サイト上で「虚拟歌手厂牌(バーチャルシンガーレーベル)」と定義されるVsingerは、歌声合成、ARといった技術を統合し、歌手としての活動からライブ、キャラクタービジネスまでを一括で運営するのが他と変わったところ。二次元ACGN (アニメ・コミック・ゲーム・小説)とひとくくりに考えるスタンス含め、総合力で勢いをつけるスタンスであることが伺えます。

現在所属するバーチャル歌手は、洛天依(ルオ・テンイ)、言和(ヤンホー)、乐正绫(ユエジョン・リン)、乐正龙牙(ユエジョン・ロンヤ)、徵羽摩柯(ジーユー・モーカー)、墨清弦(モー・チンシェン)の6名で、それぞれに年齢設定や性格、担当楽器、イメージカラーといった細かなプロフィールが用意されており、「ボカロ音源」であると同時に、ポップスシーンに登場するトップアーティストという枠組みに属している。

そして、中核にいるのが洛天依。2012年の「VOCALOID™ CHINA」デザインコンテストの優勝案をもとに誕生した中国語VOCALOID第1号。そしてVOCALOID3〜5世代を通じてアップデートされた後、現在はAI歌声エンジン版も展開されているという、いわば「Vsinger の顔」としての立ち位置に相当する。ホームページがなかなか稼働(開かない)していないのがこういう時に傷。

このヴァーチャルアイドル市場全体の規模推移のレポートが案外役に立ちました。ここで書いているソースもここを起因にしています。本当はページをスクリーンショットして、貼りたかったのですが向こうの世界ということもありそもそも当然の態度ではありますが自重します。リンクは繋げているので興味のある方はぜひ。

そしてこのzh圏最大の洛天依における日本との接点としては、じん(自然の敵 P)が『カゲロウプロジェクト』の文脈から楽曲『T.A.O』を提供したことが、おそらくいちばん大きい。

T.A.O.

T.A.O.

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本来であれば、ここにさらに「没カゲプロ曲」として知られる『draw』が乗っていたはずで、もしこの曲が正式リリースまで至っていれば、日本国内では「カゲプロを通じてメジャーになった Vsinger」というルートが、かなり強固に共有されていたと思われる。

さらに「draw」は、カゲロウプロジェクトの新スピンアウト企画 「カゲロウデイズ No.9」のテーマ曲を予定しており、今回はそのライブバージョンとしていち早く披露することとなった。「T.A.O.」については10 月18日に日本と中国で同時に楽曲配信を予定しており、さらに 同時にミュージックビデオも解禁する予定となっている。

逆に言えば、この「No.9になり損ねたカゲプロ楽曲」が宙づりになったことこそ、日本において Vsinger がいまいち定着しきれなかったの要因のひとつなのかもしれない。『No.9』さえ企画としてしっかりと動いていればという話ですね。

カゲプロ本編の「正式な一曲としての洛天依」が存在していたなら、カゲプロファンが自動的にVsingerに接続される導線ができていたはずだし、その場合、日本におけるマンドポップへの需要やVsingerそのものの受け皿は、少なくとも洛天依周辺には形成されていた可能性が高い。結果として、その浸透は洛天依にある程度限定されていたかもしれないが、それでも、現在の「ほぼ見えない存在」である状況と比べれば、はるかに透き通った輪郭を持った存在にはなっていただろう。「zhボカロの音」を一度、標準的な青春文脈で聴かせるという役割を、ある程度担っていたことを考えると、その原型をかろうじて象徴しているのが、じんによる『T.A.O』のリリースだとも言える。

「カゲプロの一曲として聴いたら、発音もノリも違うけど、これめっちゃ良くね?」という体験から入るのが、一番太い入り口だったはずであり、その入口を丸ごと担当できるポジションにいたのが、楽曲『draw』と、その歌唱を担う洛天依だった。しかし、この組み合わせは正式なリリースには至っていない。

サンプルボイスというか、初音ミクにおける藤田咲的な意味でのベースの声は、声優の山新氏が提供している。彼女は『羅小黒戦記』でも中国語版でメインを張っている人気声優であり、その意味でも「洛天依」というキャラクターと声の基盤は、すでに zh圏ポップカルチャーのど真ん中に組み込まれていると言っていい。名前にあたる「洛天依」自体も、中国古典文学・神話(洛神、天籟、美しい淑女)に由来する意味づけがなされている点や、Bilibili・Weibo・TikTok・贴吧などで膨大な再生数と投稿数を持つ、中国オタクにおける象徴的存在といっていいだろう。実際、2019年にはピアニストの郎朗と上海メルセデス・ベンツアリーナで共演する単独コンサートを開催、国内外メディアから「中国で最も人気のあるバーチャルアイドル」「中国デジタル文化の象徴」といった位置付けを受けている。

 

他のメンバーもそれぞれ、ロック寄りの乐正绫、低音男性ボーカルの乐正龙牙、室内楽・エレクトロ寄りの徵羽摩柯、しっとりした大人声の墨清弦、クール系女性ボーカルの言和という役割を担い、ソロ名義アルバムやEP、合同コンピ、3Dホログラムを用いたワンマンライブ「Vsinger Live」などを通じて、マンドポップの一翼を担うバーチャルシンガー群像として機能している。

言いかえれば、キャラクター設定とビジュアルが先に立ちながら、その声の中身はボカロとAI歌声で構成され、それらを一つの事務所がIPとして一括運用しているという点で、バンドリ的キャラ音楽、初音ミク的ボカロ文化、Vtuber事務所的なタレントマネジメントの三つを同時に体現するブランド、それが「Vsinger」である。

『時光代理人』のOP/ED/キャラソンにみる言語感覚-声調と漢字文体

日本語でポップスを聴くとき、我々はかなり無意識に「文節+軽い韻+情景」のセットでフレーズを受け取っている。

例えばフレーズとして「メロンソーダ、おいしそうだ」という一行なら、

メ|ロ|ン|ソ|ー|ダ|お|い|し|そ|う|だ

この並びが、「ソーダ/そうだ」の母音の揃いをちょっとした韻として響かせつつ、「炭酸飲料」と「食欲」の情景までまとめて立ち上げる。句としての輪郭と、韻と、イメージが一塊になって、気持ちよく耳に残る。

ところが、中国語のポップスやニュースを日本語話者が聞くとき、この「句としての快感」はほとんど作動しない。

准备 准备 你们两个 东西
都带齐了吗

のような、意味としてはきわめて普通の会話文も、耳には

zhun bei zhun bei ni men liang ge dong xi dou dai qi le ma

という、一音節ずつ均等に刻まれた CV の連鎖として届き、声調的にしか聞こえないリズムになる。

『Map of Dreams』冒頭のこの一行は、ネイティブにとっては単に

「準備 準備 二人とも荷物は全部揃った?」

と話しかけるフレーズである一方で、他言語話者の耳には意味が剥がれ落ちた声調のグリッドとして前景化する。

Map of Dreams

Map of Dreams

  • 乔苓, 陆光, 程小时 & 夏斐
  • マンドポップ
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『歡迎光臨』も同じだ。

欢迎光临

欢迎光临

  • 娜迪热
  • マンドポップ
  • ¥255
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冒頭の

huan ying guang lin

という四音節のうち、日本語耳が素直に拾えるのは最後の /lin/ に近い「リン」くらいで、残りは「ファン」「イン」「グアン」的なある種の異物の束として脳では処理される。声調パターンは本来 1声-2声-1声-2声といった精密な高さの配列を持っているのに、非ネイティブには「最後にリンで着地する、よく分からない四拍フレーズ」にしか聞こえない。

 

ここには、中国語の二重構造がそのまま現れている。一つは、漢字としての意味レイヤーだ。準備/光臨/方向といった語は、文字列として強い意味ブロックを持っている。歌詞を読めば、まずこの塊が立ち上がる。もう一つは、発音したときの音声レイヤーである。漢字一字ごとに声調(高低パターン)が付与され、ニュースであれポップスであれ、「huan」「ying」「guang」「lin」といったCV一拍の連鎖の上を、1〜4声の高さがうねる。中国語は「アクセント言語」ではなく「声調言語」なので、本来はこの高さのパターン自体が意味の識別に関わっている。ここでも中国語(声調言語)と韓国語(イントネーション言語)とで似て*1非なるものであることも重要だ。

ネイティブはこの二つを同時に処理しているが、外側から聴くと、前者の「表意」の層がごそっと落ち、後者の「声調+リズム」だけが残る。そしてこれは、『時光代理人』の「3,2,1!」のようなポップスでも変わらない。

3,2,1!

3,2,1!

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我不想讓每個終點都沒有意義
wo bu xiang rang mei ge zhong dian dou mei you yi yi

といった行は、テキストとして読むと「どのゴールも無意味にはしたくない」という、わりと重めの一文。ところが可聴的には、

wo | bu | xiang | rang | mei | ge | zhong | dian | dou | mei | you | yi | yi

というように 13 拍のツブにバラされ、しかも声調はメロディラインに引きずられて崩れることが前提になっている。これによって、漢字で見たときの「文のまとまり」と、歌として聞いたときの「音の流れ」が大きくずれてくる。

我不想遵循著
規則習慣著凋零

wo bu xiang zun xun zhe
gui ze xi guan zhe diao ling

も同じだ。歌詞としては「ルールや習慣に従ってしぼんでいくのは嫌だ」というメッセージだが、歌になると

wo-bu-xiang-zun-xun-zhe | gui-ze-xi-guan-zhe-diao-ling

のように、意味上の行末できれいに切れるのではなく、ビートとメロディの都合で真ん中から跨いだりする。文字列=意味の区切りと、音列=声調とリズムの区切りが、徹底的に別レイヤーで動いている。

ここには、「耳は自分の母語のフォーマットでしか聞けない」という、どうしても避けがたい前提も効いてくる。良し悪しではなく、第一言語をどれに持つかで、第二言語以後の楽曲は、本質的には「直感で理解できる単位」が限られてしまう。日本語ならCV一拍+高低アクセントで、英語ならストレスアクセント+母音長短で、そして中国語は徹底して声調+音節リズムで語感が動く。

日本語話者の聴覚システムは、音をまず日本語っぽいCV列とイントネーションに丸める装置としてチューニングされている。そのフィルターを通すと、普通話

wo bu xiang rang mei ge zhong dian dou mei you yi yi

は、最終的には

「を・ぶ・しゃん・らん・めい・ぐ・じょん・でぃ・やん・どぅ・めい・よう・いー・いー」くらいのカタカナ列+謎イントネーションにしかならない。ここで既に「構造的に」意味レイヤーの大半が落ちている。

要するに、中国語側はそもそも二重構造を要求してくる。

・漢字=表意文字としての意味ブロック
・発音=声調付きの音節グリッド

ネイティブはこの二つを同時処理しているが、非zh勢は文字と語彙を持っていないので、漢字レイヤーがまるまる欠落する。

残るのはCV一拍+謎の高低パターンの列である。ニュースが全部「いーりんしゃーうーちん」的に聞こえてしまうのは、まさにこのフィルターの結果だと言っていい。

 

と同時にこの曲は、声調の面白さを超えて、発声と意味合いそのものが立ち上がる。

作品内キャラソン以上の厚みがあると思う。例えばこのあたり。

我明白要回来

永远有下个风暴袭来只为掩埋

未来 未来

我们的存在

究竟是洁白还是陷入新的阴霾

无论一切是否更改

この「未来未来」がとにかく気持ちいい。周辺のフレーズは声調のうねりとして届きやすく、原理的に音だけだと意味を掴みにくい。その中で「未来」は普通話でwèi·lái、つまり「未来」という意味そのものを指す。同じ音節でも声調が違うだけで意味が割れるからこそ、非ネイティブの耳には「意味より先にピッチ輪郭がくっきり来る」。だからこれは非常に聴き取りやすい。

この異常なまでの気持ちよさと、声の通りの良さの核心は、wèi·láiが4声から2声へ、つまり「落ちたあと上がる」という輪郭を2拍でやる点にある。しかも子音がw、lで、破裂音みたいな硬いアタックが少ない。母音もei、aiで抜けがよく、結果として「ウェライ」という音型が、声調込みで透明に立ち上がりやすい。

だからこの一語は、発声として気持ちよく、歌詞として意味が直結し、作品を知っている人なら三人の関係性や帰還のモチーフまで背負って刺さる。非ネイティブだからこそ「声調の快感」と「漢字の意味」を別レイヤーで二重に味わえる歌詞になっている。

 

もう一箇所、それに同等に感じる一節があります。それは、

dive

英語でありながら、ここには4層の意味が重なっている。

第一に声調圏の身体が発する英語としてのdiveであり、発声そのものが「作品外の英語」とは少し違う輪郭を持つ。

第二に、英語が分かる層にはdive=潜り込む/飛び込むという行為がそのまま直結し、想像力が即座に駆動する。

第三に、『DiveBackInTime』という一期OPから通底する、「写真へ潜り込む」作品内のルールとしてのdiveがある。

第四に、diveという語彙を知らなくても、音の響きだけで「落下/突入/勢い」を感じさせる点だ。音と意味が必ずしも無縁ではない、と思わせる強度がここにはある。

この四重性は、『3,2,1!』と『DiveBackInTime』と『時光代理人』を知っているかどうかを通り越して、「言語が分からなくても分かってしまう」側へ落ちていく感覚に近い。

同じく、先述に挙げた『欢迎光临』においても全く同じ効能をもつ歌詞がある。

我在 等待 美好 降临 

まず、意訳の観点から読み解くと

 

我在等待美好降临=私はいま、良いもの(美しいもの)が訪れるのを待っている。

 

となる。これはこれで、歌詞としてたった8語でこれだけの情報量を詰め込められるという点でやはり、日本語とは性質が異なる。そして発音分解すると綺麗になる。

・wǒ·zài·děng·dài·měi·hǎo·jiàng·lín 

これを分解すると

・wǒ3zài4děng3dài4měi3hǎo3jiàng4lín2。

さらに語彙声調として転換すると

・3(wǒ)-4(zài)-3(děng)-4(dài)-3(měi)-3(hǎo)-4(jiàng)-2(lín)

もっと砕かせると

・我wǒ(3)|在zài(4)|等待děngdài(3+4)|美好měihǎo(3+3)|降临jiànglín(4+2)|

また、面白いのが3-4-3-4-3-3-4-2で並んだ場合、第三声+第三声(美好のměi3hǎo3)が並ぶと一語として纏まるように聴こえる。ということは必然的に、前が第二声(mei)に発声として傾きやすく、可聴的にはméi(2)hǎo(3)=méihǎoになりやすい。

これは一般的に、いわゆる你好(ニーハオ)がnǐ3hǎo3→ní2hǎo3と同じである。つまりnǐ(ii)・haoがníhǎoにとなり流動性のあるニーハオになる、というのと同じ原則である。haoが三語である時に「ハオ」の部分は「ハオ↓」と下降することと同義で、第三声は会話だとフルの3声としては、下がって上がる(ハオ↑)という発音にならず、下がるだけの半三声で出ることが多い。結果としてこの一行は、3-4-3-4で刻んだあとに(美好)で上昇が入り、(降临)の4-2で落ちて上がって着地する。意味が追いつかない耳でも、ピッチ輪郭だけが透明に残るという組み合わせになっている。これらを踏まると、逆に全世界共通語となって久しい英語の場合、同曲にあるような

Day and Night

というフレーズを聴くとき、我々はそれを表音的な単語列として、その音と韻とビートを味わっている。

対して「準備準備 你們兩個」は、漢字としては徹底的に表意的でありながら、可聴的には声調付きの音節列としてしか拾えない。このギャップこそが、「マンドポップを意味が分からないのに聴けてしまう」という奇妙な経験の正体になっている。

 

例えば「我絵駄描」という造語を考えると、文法は一度傍に置くとして、漢字圏内の人であれば字形と意味の連想ゲームとしては

我=わたし/絵=え/駄=ダメ/描=かく

くらいは認識できる。見たときは漢字の意味だけで「絵がダメな自分」くらいは想像できる。一方で、声に出した瞬間、各言語ごとのローカルな音の実装だけが立ち上がって、共有されていた意味のイメージは霧散する。漢字文化圏は、大雑把に言えば

字形(見た目の形)/字義(意味)/読み(各言語ごとの音)

という三層構造で動いている。基本的には字形と字義はゆるく共有される一方、「読み」は国と言語ごとに完全にバラバラだ。「我絵駄描」は、字形と字義だけで何とか通じているが、声にした瞬間、共有部分がほとんどゼロになる。マンドポップやVsingerを非zh側から聴いているときに起きているのも、実はこれと同じで、画面に歌詞が出れば漢字のおかげでなんとなく意味は掴めるが、音だけになると、各音節の高さとリズムだけが残って、「我絵駄描」状態で意味がスルッと落ちる。

 

要するに、非zh側の耳では「意味が回収できる単語」だけが支えとして残り、もう言い方は声調とリズムのグリッドにほどけるということだ。

ここまで来ると、非zhから見た「声調×ボカロ」は、現象としてかなり面白い位置に立っている。意味がほぼ剥がれた声調ラインだけを味わえるというのは、ネイティブではなかなか体感として落としにくい。それは「意味」をミュートした状態で声調グリッドだけを聴く体験に他ならないからだ。中国語は、ピッチ=意味(声調)と、リズム=プロソディ=抑揚/強さ/長さ/間で構築されている。

非zhにとっては、最初から「意味のないピッチパターン」として入ってくるので、「声調を持つ言語」を音楽エンジン側から観察できる。

それがボカロ/Vsingerになると、

・もともと漢字は「意味のかたまり」

・それを声調付きで歌うときに、意味と音が二重構造になる

・さらに合成音としての歌声と、バーチャルキャラとしてのパフォーマンスが乗る

という多段レイヤー構造になる。非zhから見ると、そのうち上の二層(意味と言語)はかなり薄まり、下の二層(声とパフォーマンス)だけが異様にクリアに浮き上がる。『時光代理人』は、その上で英語/中文ハイブリッドやラップを投入して、複数パターンでこの構造を揺らしているわけで、ここまでくると、さすがに「単なる歌もの付きアニメ」とい枠組みで済ますにはもったいない。

Dive Back In Time (动画《时光代理人》片头曲)

Dive Back In Time (动画《时光代理人》片头曲)

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第一期のOP『Dive Back In Time』は非zh側からすると、「Dive Back In Time」は完全に意味が取れる語彙圏内で、作品のコンセプト(時間逆走)を一撃で言い切るキャッチでありながら、「dive」という映像の写真に飛び込む感覚まで含んでいる。だから、ここで一度「意味がくっきり立ち上がる」。この意味の杭があるから、その前後でどれだけ中文が電波化しても、曲全体がどこに向かっているかだけは外さない。

 

実際には、この曲は全て英文だが、声調言語話者の身体が発する母音処理が残る。意味がわかる英語で構築されている以上、装飾としてのzhという形で可聴に落とし込めるということだ。

同時にこれは、声調圏のシンガーが英語を歌うときのイントネーションでもある。ネイティブ英語の平坦さや抑揚とは微妙に違うアプローチが前提となる。つまり「声調言語の身体を持った人間が発する英語」という点で、すでに英語と中文のハイブリッドな音のあり方そのものになっている。文字上は100%英語、意味も完全に英語圏の文法で成立なのに、発音/イントネーションは単位では「声調言語の身体で発された英語」というのは、非常に面白い。歌詞や曲以上に声調の発音の癖そのものが与える効果作用というものが考えられるからだ。全部英語のフレーズでも、どの部分で上がる/下がるか、あるいはフラットを保つかが、英語ネイティブのイントネーションと微妙に違う。dive back in time みたいな一撃フレーズすら、よく聴くと「英語っぽい」と「どこか普通話的な響き」を引きずってる。これは歌詞を何にしようが、曲をどう書こうが、「声がその身体を持っている以上ついてくるクセ」と整理できる。だからこそ、歌詞や曲以上のレベルで支配してる要素となる。

では、これらの英中が混ざるとどうなるか?を地で説明しているのが一期のED楽曲にあたる『OverThink』である。

OverThink (动画《时光代理人》片尾曲)

OverThink (动画《时光代理人》片尾曲)

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実際の歌詞を引用してみると以下のような流れとなっている。

我渴求能够回到从前
但却被这狂潮死死咬住
这旧胶片的气味还弥漫在我这屋子里
这若千年过去了我是否还能做我自己

I got lost in the
history that I'm living in

Or maybe I should
just quit
overthinking

中文部分は意訳をすると

昔に戻れたらと渇望している

でもこの狂った潮流にがっちり噛みつかれて離れられない

古いフィルムの匂いがまだこの部屋に漂っている

もし何千年も経っていたら、私はまだ自分でいられるのか

となっている。そこに英語に切り替わる箇所が出てくる。ここだけ日本語話者にも一発で意味が立ち上がる場所で、

history that I'm living in=自分が生きている最中の歴史に迷子になる感覚
overthinking=EDタイトル

になっている。つまり、情景描写は中文、メタな自己診断とラベリングは英語と役割分担されていて、非zhの耳からすると「声調」で流れていく映像的な中文と急に意味がはっきり見える「英語の独白」、そしてまた中文の声調グリッドに戻るという波を何度も浴びる構造になっている。

『Dive Back In Time』が「歌詞はすべて英語だが、声自体が声調圏の身体」というハイブリッドだったのに対して、『OverThink』は歌詞レベルでも英中コードスイッチを内包し、lost や overthinking といった英語フレーズが「意味のアンカー」として、中文の声調バラードのなかに点在している。

和訳で俯瞰すると、

「時間を逆行したいという欲望(中文)」
「今生きている歴史の中で迷子になり、考えすぎている自分(英語)」

というふうに、二つの言語が別レイヤーで鳴っているのが見えてくる。そしてこのやり方は、「視聴者の側に中国語話者が大量にいる」という前提があってはじめて成立する設計でもある。中文話者には情景と比喩がダイレクトに届き、非zh勢には英語だけが意味の杭として残り、そのあいだを声調とビートが橋渡しするという三層構造を前提にしたEDだと言える。『時光代理人』二期でもこの関係性は、OP『VORTEX』とED『The TIDES』によって崩されていないことを踏まえると、『時光代理人』が国際プラットフォームで評価された理由は脚本面・映像面だけでも十分に説明できる一方で、同時に「zh作品であるからこそ」生まれた歌唱・楽曲の妙があると言える。

VORTEX (《时光代理人第二季》动画片头曲)

VORTEX (《时光代理人第二季》动画片头曲)

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The TIDES (《时光代理人第二季》动画片尾曲)

The TIDES (《时光代理人第二季》动画片尾曲)

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ここまできて、一つ可逆性として言えるのが

「zh圏の人が日本語の楽曲を歌ったら?」という点である。

そしてその例も当然存在する。

夏铜子(Xia Tongzi)さんが歌っている楽曲はその最たる例である。この方は、中国(上海)を拠点にする女性シンガーソングライターの方ですが、一方で「日本の東京生まれで、10歳ごろに中国へ戻った」という経歴を持つ方です。そんな夏铜子さんが歌っている、象徴的な楽曲を挙げるとすれば游戏《云图计划》のOSTに収録『絆のオンパレード』であろう。これはzh圏の人が声調をもって日本語楽曲を歌うとどうなるか?という点において、非常に考え深い。

絆のオンパレード

絆のオンパレード

  • Vanguard Sound, 赛博传媒-2064 & 夏铜子
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隠しているみたい

の部分に着目してみる。

「かくしているみたい」というよりも、発音は「k,あ」に近い。つまり、発声がよくよく聴くと独特ということ。「か」というより「kあ」という破裂音に近い。これは『笑ウ二重人格 (feat. yoei.)』でも同様なことが起きている。

笑ウ二重人格 (feat. yoei.)

笑ウ二重人格 (feat. yoei.)

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この時、ryo(supercell)はyoei.のボーカルについて、海外の方ならではの発声ということを以前、有料のセルマガで述べていた。

plugplus.rittor-music.co.jp

そして私自身が、海外在住の外国人ということもあり、「笑ウ二重人格」はセリフが多い楽曲のため、高い壁を感じていました。

具体的な内容は伏せるが、要するに今回、zh圏において声調性によってもたらされる発声の差異と本質的には同じで「日本人」の発声とは異なる「発声」を海外圏の人の歌い方は持ちうる、そしてそれは、武器になるということ。

 

韓国の楽曲を実際に例に取ってみる。最近勢いが熱いでお馴染みのHearts2Heartsにしても、やはり声調というよりもアクセントにより歌い方の方に特徴があります。それらが言語として日本語を歌うと、いい意味で変動さが起きるということ。『STYLE』『FOCUS』における韓国語と英語の混合も「発声」よりもプロソディが持つ強さ・長さ・句末の上げ下げが英語フックとがどう噛み合うか、という観点で「声調言語ではないが、ピッチを表情としてどう楽曲として立たせるかが先にある。

STYLE

STYLE

  • Hearts2Hearts
  • K-Pop
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FOCUS

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  • Hearts2Hearts
  • K-Pop
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冷鸢yousaにみる「声質」におけるカバーについて

同時に、声調の上に息多めのハイトーンを乗せてくる冷鸢yousaが歌うと、それはそれで「語数少ない英語+謎言語+浮遊系サウンド」というポジションとして聴こえてくるのもポイントであろう。声質に依拠するという意味では、日本語圏内では声優ソングがいちばん「表音」としての成り立ちでは近い。しかしここでは、声調と実際の字義が、声によってどう包み込まれ、別の聴こえ方を獲得しているかについて述べてみたい。

远旅休憩中的邂逅

远旅休憩中的邂逅

  • 泠鸢yousa
  • マンドポップ
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『远旅休憩中的邂逅』の歌詞をみてみよう。

拨弄噼啪响的火星笑谈
迷茫怀疑的过去 平淡无趣的生命

漢字だけで読むと、これはかなり重たいフレーズだ。「ぱちぱちと火の粉を弄りながら笑って話す」「迷いと疑いに満ちた過去」「平凡で退屈な生命」といった、人生観にまで踏み込むワードが並んでいる。ところが、yousaの声がここに乗ると、体感としてはかなり別物になる。

・息多め

・輪郭やわらかめ

・子音のアタックをそこまで立てない

という三点セットのせいで、非zhから聴くと「CV刻み+声調」の角がかなり丸まり、意味の輪郭がにじんだ、ふわっとした光の帯のようなものとして耳に入ってくる。先に見た「純正的な声調」の例と違って、ここでは声質が声調のエッジを削り、重たい字義をやわらかい質感で包み込んでいる。この感覚は、日本語圏でいえば「歌詞をそのまま読めばかなり重いのに、声質が先に立ってしまうタイプの声優ソング」とかなり近い。谷口悟朗監督作における hitomi などは分かりやすい参照点だろう。最も親しみやすいのはやはり『コードギアス』で、散々な展開の後に、あるいはそのフラグとして流れる『Masquerade』『Innocent Days』はその典型である。どっちも英語、日本語で受け止められるが、それだけならではの味がある。

Masquerade

Masquerade

  • Hitomi
  • アニメ
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Innocent Days

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  • Hitomi
  • アニメ
  • ¥255
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yousaの場合もそれに近く、漢字としては「迷茫」「怀疑」「无趣」といった、人生の手触りをかなりストレートに語る語が並んでいるのに、実際に耳に届くときには、声調のと声質の柔らかさが前景化して、「意味を伝える歌」というより、「意味をいったん声質の中に溶かし込んだサウンド」として立ち上がる。ここでは、声調と字義が対立しているわけではない。むしろ、字義の重さを声が包み込み、非zh にとっては「意味の尖った部分」を一度オブラートのように曖昧化してから届ける装置として機能している。同じ声調性をもった海外圏でこのテイストを代表するのは『DEEMO』における歌物、とりわけ『Undo』が代表的だ。

Undo

Undo

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拆掉電視
拆掉聲音
拆掉手機
拆掉記憶

漢字で見ると「テレビを外す/音を外す/携帯を外す/記憶を外す」という、異様に分かりやすい命令文の列で、語彙レベルも超シンプルだ。一方で、音として聞くと

chai diao dian shi / chai diao sheng yin / chai diao shou ji 

という「chai diao」の繰り返し=声調グリッド+子音の刻みになり、非zh耳からすると一気に呪文っぽい電波に化ける。前節では

Let's don't do anything
They want us to do

というように、英語で進んでいるから余計に可聴性的にいえば声調性の挿しこみは面白く聴こえてくる。

つまり、歌い手の声質が乗ることで、それは「電波っぽいのに、丸みを帯びたかわいさを持つマントラ」として成立してしまう。テキストとしては漢字のおかげで意味が透けて見える一方で、サウンドとしては意味がざっくり剥がれ、「chai diao」という音型だけが前景化し、ほとんどマントラ化する。字義・声調・声質が三層でズレながら重なり、そのズレそのものが「気持ちよさ」になっている。

この「声が強すぎる」現象は、目線をずらせば声優ラジオにもかなり近い。内容が薄くても成立してしまうのは、脳が声だけで相手のキャラを瞬時に立ち上げ、「信頼できそう」「距離が近そう」といった印象を高速で作ってしまうからだ。だから話の中身は、極端に言えば「声を浴びるための口実」になり得る。さらにラジオやポッドキャストは「一対一で語りかけられている」という錯覚を作りやすく、疑似的な親密さの回路に乗りやすい。結果として、意味や情報より先に、声そのものがコンテンツとして自立してしまう。

 

ここまで見てきたものが、非zhから見たマンドポップ/Vsingerの魅力のコアである。次はこの感覚が、具体的にどの作品でどう立ち上がるのか。おすすめ盤をいくつか挙げながら、入口を並べていく。

ここは紹介パートなので「66CCFF」を流しながしながら読んでいただければ問題ないです。多分、この楽曲はすぐにハマれると思う。冒頭でだいぶ「共通性」ある電波音楽性があるので結構効くはず。

66CCFF

66CCFF

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・マンドポップおすすめ盤・楽曲

ここではマンドポップ全体のおすすめを紹介していきます。ただし「0からの歴史まとめ」を目的にはせず、現在進行形のシーンへ接続するための入口として、まずはVsinger周辺から抽出する形で提示します。テレサ・テンの時代から掘るよりも、いまのマンドポップを知りたい人のほうが多いはずだ、という前提で、現行マンドポップへ接続するための導線として以下の作品(アルバム/EP/シングル/OSTを含む)を挙げます。この際、ゲーム流行ってないけどサントラ好きという目線で一部ゲームサントラも、「中国語ポップ」ということで込み範囲としています。

(記載例・アーティスト/アルバム・楽曲名)

洛天依/『依如初見』

依如初見

依如初見

・墨清弦/『一曲清歌醉心弦 』

一曲清歌醉心弦 - EP

一曲清歌醉心弦 - EP

  • 墨清弦
  • ポップ
  • ¥764

・墨清弦/『金牛座α星, 地球時區5月20日

金牛座α星, 地球時區5月20日

金牛座α星, 地球時區5月20日

  • 墨清弦
  • マンドポップ
  • ¥204
  • provided courtesy of iTunes

・言和/『聽風言』

聽風言

聽風言

  • 言和
  • マンドポップ
  • ¥1528

・徵羽摩柯/『流光夢羽』

流光夢羽 - EP

流光夢羽 - EP

  • 徵羽摩柯
  • マンドポップ
  • ¥764

・乐正龙牙/『朝辞白帝城

朝辞白帝城 - Single

朝辞白帝城 - Single

  • 游九州音乐企划 & 萧忆情
  • マンドポップ
  • ¥306

・泠鸢yousa/『折纸信笺』(書いている時はあったのですが直近JPから聴けなくなった)

赴约四季

赴约四季

  • 泠鸢yousa
  • マンドポップ
  • ¥204
  • provided courtesy of iTunes

・娜迪热/『欢迎光临』

欢迎光临 - Single

欢迎光临 - Single

  • 娜迪热
  • マンドポップ
  • ¥255

・雷雨心/『Now&Forever (《时光代理人》三周年企划宣传曲)』

・V.A.時光代理人OST/『《时光代理人第二季》动画原声带』(アルバム単位が最近消えた)

The TIDES(《时光代理人第二季》动画片尾曲) - Single

The TIDES(《时光代理人第二季》动画片尾曲) - Single

  • Franklin Zeng & BaishaJAWS
  • アニメ
  • ¥204

・Franklin Zeng/『仙人掌日報社』

仙人掌日報社

仙人掌日報社

  • Franklin Zeng
  • マンドポップ
  • ¥1681

・拂言/『失去你的下落』

失去你的下落 - Single

失去你的下落 - Single

  • 拂言
  • マンドポップ
  • ¥510

・BaishaJAWS/『BaishaJAWS』

在我醒来之后

在我醒来之后

  • BaishaJAWS
  • ロック
  • ¥1375

・兰音Reine/『形神合一』

形神合一

形神合一

  • 兰音Reine
  • マンドポップ
  • ¥2444

・Vanguard Sound/游戏《云图计划》原声集, Vol. 1&2

游戏《云图计划》原声集

游戏《云图计划》原声集

  • Vanguard Sound, Rabbit J & 赛博传媒-2064
  • サウンドトラック
  • ¥1833
游戏《云图计划》原声集, Vol. 2

游戏《云图计划》原声集, Vol. 2

  • Vanguard Sound, 赛博传媒-2064 & Rabbit J
  • サウンドトラック
  • ¥2037

・Vanguard Sound/Girls Frontline (Original Game Soundtrack), Vol. 1,2

Girls Frontline (Original Game Soundtrack), Vol. 1

Girls Frontline (Original Game Soundtrack), Vol. 1

  • Vanguard Sound & 赛博传媒-2064
  • サウンドトラック
  • ¥1681
Girls Frontline (Original Game Soundtrack), Vol. 2

Girls Frontline (Original Game Soundtrack), Vol. 2

  • Vanguard Sound & 赛博传媒-2064
  • サウンドトラック
  • ¥1681

・HOYO-MIX/原神-流変の砂、さやさやと (Original Game Soundtrack)

・HOYO-MIX/崩壊:スターレイル - 制御不能 (Original Game Soundtrack)

・MONSTER SIREN Records/孤星 (Original Soundtrack)

孤星 (Original Soundtrack)

孤星 (Original Soundtrack)

  • 塞壬唱片-MSR
  • マンドポップ
  • ¥1528

・KURO GAMES/Dawn over the Ruins(Original Game Soundtrack)

 

今年の記事について

今年は、あと三本出せればいいと思っています。一本は95%の確率でだせます。もう一本は、要素が複雑すぎて自分の頭で文章を構築中なので、そこで奇跡が起これば今年最高の一本をお届けできます。もう一本はかければっていう。

後者はお馴染みの題材です。

*1:普通話では声調が語彙対立そのもので、同じ音節でも高さのパターンが変わるだけで意味が割れる。一方、韓国語(標準語)は語彙の意味を声調で割らず、高低は基本的に文のイントネーションとして組織される。つまり、非母語話者が「高低のうねり」を受け取っているように見えても、その高低が担っている情報の種類がそもそも別物である。