最強の英語教師。

タイトルだけで察せる人なんて自分が知る限りでも1人ぐらいしかいない気もする。



世界進出に成功したバンドというと、大体の人がloudnessというだろう。あの時代にビルボードに食い込んだのは紛れもなく偉業であるので、世界進出に成功したバンド=loudnessという認識は間違ってはいない。しかし時を同じくして、成功したバンドがもう一組存在する。VOWWOWだ。
loudnessが米で成功したのに対して、vowwowは欧米で成功した。イギリスで数々のライブをこなし、レディングフェスティバルに出場したり、全英チャートで3週間top100にランクインしたり、元ホワイトスネークのベーシストが入ってきたりと色々と凄いバンドである。
そのvo.を務めたのが今回の記事のタイトルにあたる人物である人見元基氏である。
聴いてみればわかると思うが、はっきり言ってvo.として別格である。日本人vo.で海外アーティストとタメが張れる人は人見さんぐらいしかいないだろう。vowwowにいた時はrainbowのkeyドンエイリーのソロアルバムK2-栄光と悲劇の物語 - K2 (1989年)に当時のイギリスの様々なバンドのvoを抑え、ヴォーカリストとして参加したり、海外のバンドマンが人見さんを引き抜くためだけに日本に来た話は有名だ。
1990年に米進出を試みたときに空中分解してしまい、vowwowの活動自体は1990年で終わり、人見さんは音楽業界から足を洗い、英語教師に出戻りをしたが、歌唱力自体は大胆な衰えもなく、今でも世界で通用したvo.技術は健在である。
1984年から1990年のたった6年しか活動はしていないが、その6年で出したアルバムの出来も素晴らしく、IIIはブリティッシュ音楽の名盤であり、これ以上のハードロックアルバムは金輪際日本からは出ないであろうと言える。