Music Synopsis

音楽に思考の補助線を引く

駄文

六月も半分が終わり、2020年も半年を過ぎようとしてる時期。春という季節がなく、

はっと気付いたら夏だったという実感です。例のウイルスのせいで今年は色々混沌。

以下本編

・夜に駆けるを聴いた感想

今更という感じはありますが、今年入ってここまで受けている以上聴かないのはもったいなため一応耳にしました。

まずどういうアーティストとかっていうところはあまり詳しく把握していないが、多分

定番の「女性ボーカル+お洒落映像」系のユニットまぁヨルシカ ・ずっと真夜中・ツユ・花譜などといった系譜の亜流かなと思ったり。このスタイルは少なくともあと3,4年は持つと感じました。

曲に関してですが、EDMというかバンドサウンドを一切排して、極力DTMならではの音を強調している感じがしました。ピアノとビートの機材見合いのキャッチボール的な感じがメインである。イントロでいったん「ピアノロックですよ」っていう前置きを説明して、前奏、そしてAメロに入ります。そしてやけにAメロだけベースが唸っているのに対してBメロからはその勢いが静まって、ピアノ+歌詞 ピアノメロディ ピアノ+歌詞

ピアノメロディの繰り返し、こうすることでAメロのベースでキャッチしてからBメロではメロディを強調していくるここがこの曲の巧みである一つだと感じました。

2m26sから第一の間奏(解釈として合ってるかどうかは置いておいて)でもやっぱりベースラインを強調させてそのあとにグリッサンドを決める展開、そして第二の間奏と思わしい3m11~は歌詞とピアノメロディそして大サビにドカンともっていく。推測の域をでないが、おそらく作曲者は意図してやってると思う。あとこれは誰でも気付いている点だと思うけれど「the ボカロ楽曲」で確立された上の作風ですよね。ピアノメロディなんかは影響を受けているかは別にしてスズムサウンドっぽさがありましたね。

人類五分前仮説だったり、好き勝手いうなだったりそういった作風の音楽。

kemu・スズムのピアノの使い方が想起するけれど、味付けとして活用していたkemu楽曲や、見せ場・ここぞというタイミングであらゆる楽器と複合して魅せるスズムなどのタイプではなく、主体:ピアノで、他は極力排除した感じがいいですね。

何より驚いたのは曲のスタイルといい、MVの表現の仕方が完全にオタクよりなのに対してここまでのヒットをするということ。ストリーミングでも強いらしいですし、やはり楽曲でしっかり評価される時代がきているのでしょうか、、。

・米津アルバム「ストレイシープ

diorama→yankee→Bremen→bootlegときて今度はstleysheepっていうことで、あまり捻りがないため少しがっかりした。前作は本当に「オリジン」という問いにたいする言い訳と開き直りみたいなタイトルで凄く感動したのもあるが。既存曲ではない楽曲に期待ですね。

・ヨルシカ 「盗作」

このタイトル、米津のbootleg出されたあとだと全く衝撃度がない。アルバムのタイトル意図は知らないが、クリエイターが絶対に向き合わないといけない「盗作問題」を

裏返して「盗作」ってタイトルで堂々と俺は盗作して曲作ってるぜっていうn-bunaなりの裸をみせた形だとしたら、ひとまわり出すタイミングが遅い。

エルマ+音楽やめた(´・ω・`)のコンセプトアルバムではなく、単一アルバムとしてどこまでのものが来るかという意味では非常に楽しみ。

・紅蓮花

コンテンツが流行ったから売れたタイプの楽曲だと思う。今はコンテンツの方がまだ主流で熱いから、曲も来年の2月くらいまで話題性という意味ではもつだろうけど曲の普遍性でいえば10年も持たないと思う。カラオケで長年歌い続けられているのは誰でも歌いやすい曲か、ノリやすい曲のどちらかしかない現状であの曲調が年数単位で門番になるとは思えない。

この曲がヒットして一番嬉しいのは作曲者のカヨコ(名義は本名だけど面倒なので省略)さんだなって思います。いわばカヨコもlisaと同列のアニソンよりのシンガーソングライターだけど同じ路線はlisa一強の今、太刀打ちできなかった。だけど作曲という意味で大成した。これは凄いですね。これからも頑張って欲しいです。

・ryo(supercell)さんの新曲がでない。

EGOISTのメインコンポーザーからおりてspcl専念かと思いきや未だに音沙汰がない。

今年中に一曲でもいいから出してくださいという心境。annもgakuのデュオでうまく行けることは#loveで証明されたからどんどん新しいものを出して欲しいのに出ない。

悲しい。

・gyosonさんに期待。

トーマとしてではなく、gyosonとしては黎明期だから、そういう意味でこちらもアルバムを期待したい。彼はメジャーでやっていける力があるから、欲を言えばそっちで活躍して欲しいと思う反面、個人でボチボチというのもいいかなと思ったり。

 

 

 

 

 

ということで最近の音楽シーンというか自分の好きなアーティストと流行りの楽曲についてだらだら書きました。音楽シーンが盛り上がっているという意味ではいい傾向にありますね。色々書きましたが。昨今のヒゲダンや、king gnuなどがチャートを席巻していのもいいのですが、そろそろ入れ替わりとして別のアーティストが出てきて欲しいななんて思ったり(´・ω・`) 以上。

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