Music Synopsis

音楽に思考の補助線を引く

ヨルシカ コンセプトアルバム「エルマ」感想

4/10に発売された「だから僕は音楽をやめた」でクソ平凡な記事を書いてしまった(まぁ当サイトに書いてあることは、だいたい平凡なことではあるが)ことがあることがちょっとしたトラウマになっているので、今作はそうならないように頑張ります。 

 d(´・ω・`)。

*平凡すぎて、自分でも出さなきゃ良かったレベルの記事です. 

sai96i.hateblo.jp

 

Elma

Elma

  • ヨルシカ
  • J-Pop
  • ¥2200
  •   

 1.車窓(instrumental)

情景というもの映し出すのに、ナブナは長けていると思う。実 際、その延長線上で作り上げた世界が、ボカロpとしての彼の世界だと個人的に思う。

 

車窓

車窓

  • ヨルシカ
  • J-Pop
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

2.憂一乗

歌い出しというか、曲調が、amazarashiの「ライフイズビューティフル」と似通っていたところが一部あった。意識の一部としては間違いなくあると思う。それ抜きでも曲はとても良いです、アコギ一本で始まり、ハーモニカや落ち着きのベース、リズム隊がどんどん組み合わさり、情緒的な曲に仕上がっていると思った。

 

憂一乗

憂一乗

  • ヨルシカ
  • J-Pop
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

 

3.夕凪、某、花惑い

イントロから結構ハマってしまった。一番が終わった後のベースのドゥンドゥン好き。あと、その後のピアノで不協和音みたいな感じになるのは、前作の「八月、某、月明かり」でもやってましたね。というか歌詞の「ロックンロールが〜」っていうのは、コンセプトアルバムだからこそのあれだからですかね。あと、この曲は、ちょっとgreat distance (作曲:ryo(supercell))っぽさを感じた。1m46〜57sあたりのメロディが彷彿とさせた。1m9s-11sあたりの流れるようなピアノ好き。

夕凪、某、花惑い

夕凪、某、花惑い

  • ヨルシカ
  • J-Pop
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

4.雨とカプチーノ

リズミカルな楽曲である。r&bっぽいのかな。ヨルシカの音楽性に隠れてるけど、っぽさは感じた。1m16sからいきなり一転するのは魅せ方としてはとてもうまい。が、最初の音楽性でやってもらったほうが私は好きです。

雨とカプチーノ

雨とカプチーノ

  • ヨルシカ
  • J-Pop
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

5.湖の街(instrumental)

ピアノ風edmインストというべきなのか。途中入る息遣いはだれのだろう。

湖の街

湖の街

  • ヨルシカ
  • J-Pop
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

6.神様のダンス

バランスが取れてる。というか、1-6までの曲の中では、一番ヨルシカっぽさを感じる。後半になると、どんどん楽曲が爆発していく感じがいい。2m47sあたりからのジャズソロは文句なし。ナブナやるな。最後の3m28sあたりのピアノのちょっとした味付けもうまい。

神様のダンス

神様のダンス

  • ヨルシカ
  • J-Pop
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

7.雨晴るる

4.で言ったr&bっぽさが存分に出ている曲。この曲のサビ前のちょいおきながら、サビに入るのに、なんとなく良さ感じた。でもまぁそのくらいかな。

雨晴るる

雨晴るる

  • ヨルシカ
  • J-Pop
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes 

8.歩く

 ガチャガチャしたイントロから始まる。ピアノの躍動がすごい。ベースが良い味を出している。1,35s~のピアノと、1,51s~のギター、でニヤッとしてしまった。激しい曲調が好きな人にはぴったりだと思います。

歩く

歩く

  • ヨルシカ
  • J-Pop
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

9.心に穴が空いた

本アルバムの最高傑作。9sで、低音がドーンとなるの好き。だけどあんだけじゃものたりないので、もっと明確に、そして思いっきりグリッサンドを決めて初めて欲しかった。vo,の良さというのは、存分に、惜しいなく出されている(「もっとまどろむように深く」あたりとか)。ピアノメインで、進行していく。 3,28sあたりのあれは、小→大のほうで展開した方が良かったと思う。あえてああしたの可能性もあるが。

心に穴が空いた

心に穴が空いた

  • ヨルシカ
  • J-Pop
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

10.森の教会(instrumental)

ちょっとnujabesがサンプリングしたreflection eternalっぽい。

reflection eternal

reflection eternal

  • Nujabes
  • ヒップホップ/ラップ
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

 

森の教会

森の教会

  • ヨルシカ
  • J-Pop
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

 

11.声

イントロでちょっと思ったのが、ひと昔まえの米津っぽさがある。diorama収録楽曲の「首なし閑古鳥」とか「caribou」みたいな、メロディとかは全然違うんですけれど。あくまで「ぽさ」ですけど。2,22で一旦、間をあけて、ピアノと、vo.の声を一緒にだすことで、面白いなって思った。ピアノを鳴らしてから、vo.が歌い出すみたいなのがありふれているので。

声

  • ヨルシカ
  • J-Pop
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

 

12.エイミー

三月のパンタシアの、「三月がずっと続けばいい」のイントロ。これを連想する人おおいと思う。 コーラスの男vo.はナブナさんですかね(?)佳作ぐらいの出来かな。

後半のたたみ方は好き。展開の仕方で言えば、この曲が一番よくできている。

エイミー

エイミー

  • ヨルシカ
  • J-Pop
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

 

13.海底、月明かり(instrumental)

ピアノと海の音が組み合わさって、タイトルっぽさがしっかりと出てる。 

海底、月明かり

海底、月明かり

  • ヨルシカ
  • J-Pop
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

 

14.ノーチラス

 サビがちょい、egoistの「planetes」っぽかった。作品的にちょい微妙。a,bメロからのサビで変わりすぎ。雨とカプチーノでは、まだ展開の仕方がよかったが、これは失敗だと思う。もうすこし、説明がないと。が、やりたいことはわかります。

余談になりますが、作曲者もいってましたけど、sfの巨匠ヴェルヌが書いた作品、「海底二万マイル」に登場するノーチラス号かららしいですね。作品自体もとても面白いので、興味ある方はぜひ読んでみてください。


ヨルシカ - ノーチラス (OFFICIAL VIDEO)

ノーチラス

ノーチラス

  • ヨルシカ
  • J-Pop
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

 

総評,,,アルバムの出来としては、こっちの方がすきな曲が多かったです。コンセプトアルバムとして、前作と合わせて評価するなら、9.0/10。本作品単一で評価するなら、 8.5/10。そのくらい良いアルバムでした。今後もヨルシカさんに期待を込めていきたいとおもいます。


ヨルシカ - エルマ (Album Trailer)