具体的な感想はまた後日あげます。
平成アニソン大賞という、どう考えても審査員たちの自己満足のために作られたイベントが、この前ニコ生であり、作業用bgm感覚で見てました。終わってみて、抱いたことは、「注目すべきは、複数曲選ばれた作曲家。」これに尽きる。
嬉しいことに、初期から現在までのアニソンを10年区切り的な感じでやっていただき、おかげで、アニソン史の重要人物が総じて出てくる。複数以上曲数が上がった作曲家は、田中公平さん、菅野よう子さん、神前 暁さん、田中秀和さん、田淵智也さん、ryo(supercell)さんや、ほかにも数人他々。どの作曲家も一世をを風靡した代表曲を持っており、中でも菅野よう子さん、神前 暁さん、田淵さんは5曲もあり、さすがといったところ(ただ個人的に声優ソング系統はあまり好きでないので、そういう意味では神前さんと菅野さんの二強)。上松さん曰く、菅野楽曲はどれも「弩S級」と言い、田中公平さんは、「天才」と称する。キャリアや、フォロワーの多さからすれば当然菅野よう子よりすごい作曲家なんてのは数えるほどしかいない。tank!,アクエリオン,ライオン,rise,inner universeなど名曲多数だし。
神前 暁さんは、みんな大好き「god knows」や、「もってけ!セーラーふく」、花澤香菜さんの声質が120%活かせれている「恋愛サーキュレーション」など間違いなくレジェンド。
でもこの中でも自分が心から好きになれるのはやはりryoさんしかいないということ。メルトでボカロ界隈に革命を起こし〜なんていうのは言わずもがなすぎるし、何よりsupercell誕生以来、ryoサウンドが与えた影響は個人的にとてもでかいと思っている。ほんの一例を挙げるのなら、kyleeの「crazy for you」とか。一番わかりやすいのは、堀江晶太さんが、kemu名義で書いた「地球最後の告白を」あれなんてspclサウンドのリスペクトがすぎる。これは堀江さんのいいところでもあるんだけど、影響を受けたサウンドを自分のテイストに変換させるのが本当に上手いっていうのもあるんだけど。
2011-13年のryoさんの名曲率は圧倒的で、脚本以外は、全て一品級のアニメ「ギルティクラウン」では、the everlasthing guilty crwon、my dearest、departuresを。「psycho-pass」では名前のない怪物、fallenなど。アルバムで言うのなら、today is a beautiful dayのアルバム収録限定曲、EGOISTの1st.albumでは、vo.chellyでいくつもの世界を表現する楽曲たち。どれを取っても、かっこよさで溢れており、そのかっこよさというのが、「他のどの作曲家では味わえない」というところ。ここが一番強い。ただ単に自分の聴いている音楽の幅が狭いだけかもしれないが。ryoさんは洋楽あがり(当然邦楽からの影響もあるが)だからこその音というのがあるのかなと、個人的に思っている。
どの作曲家にも個性というものがあり、そこが強いっていのはある種人気作家では当たり前なのかもしれない。が、自分の型にぴったり入ったのがryoだった。ただそれだけなんですけどね。
ryoさん楽曲の醍醐味でもある、間奏のピアノなんかは、聴くだけで心癒されますね。
supercellもEGOISTもtiaのプロデュースも全部好きだからこそ、ここ数年の活動の少なさいが辛い。deemo rebornでタイアが決まっているので、ゲームの発売日からしてもうすぐくるんだろうけれど。今年こそはsupercell 4th album出るといいなー。